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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々396】遠藤賢司 / 嘆きのウクレレ semスキン用のアイコン02

  

2017年 12月 30日

e0006692_14415304.jpg 我が子二人が戻って来て、いつもの、そして幸せな年越しだ。スピッツを聴きながらマージャンをしたり、焼肉を食いに行ったり、これもいつものことだ。

 遠藤賢司が亡くなったらしい。ふと一人になった時間にこれを引っ張り出して聴く。

 ぼくは同時代にこれを聴いていた。その時のぼくはフォーク少年。「満足できるかな」の次の作品がこれだった。「猫と僕と君」なんか手癖みたいに弾ける。ぼくはある部分、強く影響を受けているかもしれない。とても付いていけない狂気のような部分もある人ではあったが。

 静と動の人でもある。この中の3曲目と4曲目で、激しい情念がほとばしるが、中学生にはよく分からなかった。今聴いてもよく分からない世界が、絶叫の内に展開される。この辺はあまり触らないようにして聴いていた。

 LPではB面の2曲が、ぼそぼそと呟くように弾き語る。これがいい。
特に「いつの間にか雨が」いつの間にか雨が降りそうな日なんかに黙って聴こう。じわっとくる猫好きならもっとだ。

 最後のベートーベンには驚くが、1曲目の軽さにしても別にふざけているのではないということが、この人を知るほどに分かってくる。島倉千代子を絶賛していたが、ジャンルでどうのという感覚がない。純粋すぎるほど純粋な人なのだ。

 それにしても50年か。50年経っても古びていない。それは時を超えた純粋な作品だったからだと思う。合掌。

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by pororompa | 2017-12-30 15:41 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々395】EUGEN CICERO TRIO / SPRING SONG semスキン用のアイコン02

  

2017年 12月 10日

e0006692_12500675.jpg 誕生日と日曜日が重なったので、「買い物籠」に入れっ放しになっていたチャーリー・ヘイデンとゴンサロ・ルバルカバの「Tokyo Adagio」を買ってゆっくり聴く日にしようと思っていたら、品切れだというので、仕方なくしばらく前にヤフオクで買ったこれを聴いている。

 オイゲン・キケロという人は、昔からクラシックを巧みにジャズ化して弾くことで知られているが、ジャズ界ではどこか軽く見られている人だ。かと言って正面から馬鹿にする人もあまり見かけないのは、やはりこのうまさというか、ジャズ的なノリのよさが抜群なためだろう。

 とにかくうまいのはうまい。クラシックをジャズ化するといっても、よくあるような、ただ題材がクラシック曲で、始まったら普通のジャズというのでもない、どこか原曲の雰囲気というか、香りのようなものは漂わせている。けれどもインプロヴィゼーションは抜群で、快くスウィングする様はジャズの楽しさに直結している。つまりはどちらのジャンルもうまいわけだ。

この人はクラシック弾きで、天才児や神童の扱いだったのが、ジャズを耳にしてこっちの道に進んできたという人だそうな。ある意味ヨーロッパらしいというか、最もヨーロッパ的なジャズ・ミュージシャンじゃなかろうか。

 スウィングしているのはベースやドラムの貢献も大きい。ジョン・クレイトンにビリー・ヒギンズ。ここはアメリカの黒人ミュージシャン勢がしっかり務めている。

 ところでこのCD、ひどく古い。1984年というからまだCDの初期である。でも音はいい。見ると、3800円と書いてあるではないか。高い。それでも30年以上も経ってこんな立派な音を奏でているのだから許そう。
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by pororompa | 2017-12-10 11:28 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)