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semスキン用のアイコン01 カテゴリ:音盤的日々( 343 ) semスキン用のアイコン02

  

semスキン用のアイコン01 THE MODERN JAZZ QUARTET / CONCORDE semスキン用のアイコン02

  

2006年 01月 22日

e0006692_21115233.jpg ジャズ・ファンなら、当然持っているはずなのになぜか買い逃した名盤が何枚かあるに違いない。時々ヤフー・オークションのCDの所を覗いて、そんな名盤を見つけたら安い値段で入札しておく。そうするとたまに落札することがある。でもこの買い方もあんまりいいとは言えない。名盤ばかりじゃないから、あれ、こんなの買ったっけというのもけっこう落としていたりする。

 そんな中で、これは久々に当たりだった。ぼくはジャズの聴き始めがMJQだったから、MJQは大体持っている。なのにどうしてこれがなかったかというと、同じPRESTIGEの「DJANGO」があんまり好きじゃなかったからかもしれない。ATLANTICの「PYRAMID」が気に入ったので、ATLANTIC以降のばかり買ったんじゃないかと思う。それとこのアルバムは「朝日のようにさわやかに」で有名なアルバムだが、「LAST CONCERT」の1曲目の演奏で満足していたから、もういいやと思っていた。

 その「朝日のようにさわやかに」だが、これはまた輪をかけて素晴らしい演奏だ。この1曲だけで感動できる。「四月の思い出」のシンバルがちょっとうるさいが、それ以外はどの曲もいい。そして今回一番驚いたのは、音がいい。モノラルだけど、ヴァイブの音がいい響きしている。昔の演奏のCD化は、再発によってかなり音のできが違うというが、「NO SUN IN VENICE」なんかもずいぶんいい音になっているという話もあるし、気になる。
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by pororompa | 2006-01-22 17:00 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 ウィーン室内合奏団+A・プリンツ(cl) / モーツァルト:クラリネット五重奏曲 semスキン用のアイコン02

  

2006年 01月 13日

e0006692_22252354.jpg またこの頃時々モーツァルトを聴いている。このCDはいつ買ったのか思い出せないが、僻地の学校に勤めていた時この曲を毎朝校内放送で流していた記憶があるから、ずいぶん昔だ。まだ「アマデウス」でモーツァルトに興味をもつ前である。その頃から今に至るまで、どこを聴いても懐かしくなるくらいすっかり聴き込んだ、愛聴盤中の愛聴盤である。

 山の中の清々しい空気の中にこの妙なる調べが鳴り渡ると、子どもたちの話し声や足音が聞こえて、古い文学の1ページのような、どこか時代を越えた光景が現れた。今も第1楽章を聴くとその光景がパッと浮かぶ。

 クラリネットはぼくの子どもの頃憧れの楽器だった。ラジオなんかで音は聴いていたが本物を見たことがなかった。何しろ、村の小さな小学校はピアノには鍵がかかっていたし、でこぼこのトランペットは棚にあった記憶があるけど飾り物だったかもしれない。プラスチックのリコーダーを吹きながら、いつかクラリネットを吹いてみたいと思っていた。そして学生時代に中古を手に入れたが、結局手に負えずに手放した。

 実を言うとクラリネットは我が家にもう一本ある。娘が中学校のブラスバンドで吹いていたが、長くしないうちにやめたためだ。それが多分娘の部屋にある。娘の場合は楽器は吹けたがブラスバンドそのものになじめなかったようだ。親子で少しずつ関わりのある楽器となってしまった。

 このCDは弦の演奏もいいな。押しつけがましくない。よく分からないまま買った廉価盤だったんだが、かなりの「当たり」だったようだ。
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by pororompa | 2006-01-13 23:20 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 LINDA RONSTADT, DOLLY PARTON & EMMYLOU HARRIS / TRIO Ⅱ semスキン用のアイコン02

  

2005年 12月 27日

e0006692_20371794.jpg 仕事から帰ってきてすぐこれを聴いた。そういう日がある。無性にそれが聴きたくなる。今日の場合はこのCDの1曲目「Lover's Return」だ。

 原曲はアメリカン・フォークの元祖カーター・ファミリーの歌らしい。何年かぶりに故郷に恋人が帰って来る。ずっと大好きだった人。でももう昔の二人にはなれない。青春は返って来ない。"Oh no,I cannot take your hand. God never gives us back our youth"と繰り返すあたりが何とも切ない。絶品である。

 これをいずれ劣らぬ姉御3人が掛け合いで歌う。特にドリー・パートンの震え声と小節が素晴らしい。ぼくはこのアルバムでドリー・パートンを知った。元々は、エミルー・ハリスのファンだったのでこのアルバムを買ったのだが、これを聴いてドリーのファンになった。リンダ・ロンシュタットは好きでも嫌いでもないが、このアルバムはリンダのアルバムが下敷きになっているらしいから、要の存在なのだろう。そしてこの3人が絡むと、実に素晴らしい雰囲気になる。

 バックの演奏がまた最高だ。デイヴィッド・リンドレイにデイヴィッド・グロスマン。タイコがジム・ケルトナー。知らない名前のギターさんもうまい。

 装丁がまたいい。3人の子ども時代のいい写真が、効果的に、ふんだんに使われている。聴く度に温かい、幸福な気持ちになり、人生の折々に取り出して聴くアルバム。いいです。

 これは「TRIO」というアルバムの続編で、もちろんそちらもいい。
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by pororompa | 2005-12-27 21:09 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 FINI HOSTRUP TRIO / STORIES semスキン用のアイコン02

  

2005年 11月 24日

e0006692_2338071.jpg 昨日買ったS&G集を聴いて懐かしくなり、S&Gを聴いたりしたが、何か物足りずこれをかけた。ああ、これだ。こういう清々しいピアノ・トリオが聴きたかった。

 デンマークの人らしい。何と呼ぶかも分からない。HOSTRUPの”O”という字に斜線が入っている。知っている曲が一つもない。全曲この人のオリジナルだという。ベーシストは知っている。マッズ・ヴィンディング。デューク・ジョーダンの"FLIGHT TO THE DENMARK"のベーシストだ。ドラムのアレックス・リールもデンマーク。昨日はオーストラリアで今日はデンマークか。ジャズもこの頃はすっかりW杯状態だ。

 レーベルはデンマークのSTUNTとある。輸入盤。何もかも地味なCDで、こんなものをそう買う人がいるとは思えない。あるジャズ・サイトでチラッと試聴して気になっていたのだが、この夏に横浜の中古屋で掘り出した。

 帰って聴いてみたら良かった。派手にいいんじゃないが、じわっと良かった。聴くたびに良くなる。スルメ盤。まず、自作曲が良い。品がある。アドリブはキース・ジャレットから嫌味を抜いた感じである。サイドは抜群。ベースが温かい。ドラムがデリケート。昨日のS&G集のサイドよりは明らかに一枚上である。そして録音がまた良い。永く聴きそうだ。
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by pororompa | 2005-11-24 23:31 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 JOE CHINDAMO TRIO / PLAYS THE PAUL SIMON SONGBOOK "AMERICA!" semスキン用のアイコン02

  

2005年 11月 23日

e0006692_22593258.jpg 久しぶりに街へ出かけた。タワーレコードで、澤野工房のこのアルバムを買った。

 オーストラリアのジャズ・ピアニストの、サイモンとガーファンクル集。サイモンとガーファンクルは中学生時代に夢中で聴いた。そういった懐かしさもあり、ネットで試聴したらよかったので買いに行った。

 買って帰って聴くなり、側にいた妻に「これ試聴して買ったの?」とケチをつけられたが、反論したくなる程のよさは残念ながらなかった。特に嫌悪するような演奏はないが、スーッと流れていって深みが足りない。コクが欠けているのだ。サイドメンも力不足かな。

 ジャケットなんかもセンスが良くて、2500円出そうという魅力が感じられたのだが。外見は魅力的だが話してみたら案外つまらない女性のようなアルバムだ。

 ネットではほんとにさわりしか聴けないので、テーマだけ聴いてアドリブが聴けないことが多いが、ジャズはそれではいいアルバムか見分けられないなと思った。

 後半からわりと良くなる。「ブックエンド」がいい。まあ流しておく分には悪くないか。

 タワーでは、バーゲンで出ていたナット・キング・コールの廉価箱物もついでに買った。帰ったら、ネットで買った小田和正も届いていたが、結局この日、一番満足したのはナット・コールだった。e0006692_2332198.gif

by pororompa | 2005-11-23 22:37 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 BILL EVANS TRIO / EMPATHY + A SIMPLE MATTER OF CONVICTION semスキン用のアイコン02

  

2005年 11月 13日

e0006692_1422498.jpg どんよりと曇った日曜日。久しぶりにビル・エヴァンスを聴いた。

 このCDは、「EMPATHY」と「A SIMPLE MATTER OF CONVICTION」という二つのアルバムが一緒になっている。どちらもエヴァンスの作品の中ではあまり話題にならないアルバムだ。4つ星半ぐらいかなあという印象でいた。あまり好きでない曲も入っている。大体このクリード・テイラーという人がプロデュースしたアルバムにはろくなのがない。

 でも今日聴いたらよかった。
 まずこの曇り空だ。こんなうすら寒く重たい日にビル・エヴァンスはうまくはまる。気が滅入った日、寒い朝、虚ろな夕暮れ、そんな時に聴くのがいい。
 それからゆっくり大音量で聴いたからだろう。車の中で聴く音楽ではない。
 そして、今までじっくり聴きこんでなかったからだろうか、いい演奏があった。「Goodbye」。いいねえ。この曲は大好きだ。エヴァンスがキャノンボールとやったのもいいし、ボビー・ティモンズ・トリオのライブにもいい演奏がある。それをここでやっていたことに気がつかなかった。

 もう一つの「A SIMPLE MATTER OF CONVICTION」というアルバムも小粒だけど、感じいい。エヴァンスは、ほかに星を6個も7個もあげたくなるのがあるからそれに比べたら4つ星半程度ということになるけど、この充実度はやはり5つ星かな。格が違う。
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by pororompa | 2005-11-13 14:22 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 ARCHIE SHEPP & HORACE PARLAN / GOIN' HOME semスキン用のアイコン02

  

2005年 11月 06日

e0006692_22481055.jpg 日曜日の夜更けだ。22時46分。ビールを飲みながら、「かっぱえびせん 挽き立て黒胡椒」という菓子をつまんで、このアルバムを聴いている。(この菓子はなかなかうまい。)
 
 ぼくは特にアーチー・シェップのファンというわけでもないのに、もうシェップのアルバムを取り上げるのは3度目だ。昔からの愛聴盤を書き、失望した近作について書き、それでシェップへの興味は終わっていた。ところがこれ。こんなのが聴きたかったんだというのが転がり込んできた。

 これは、この夏に東京の中古屋で見つけたものである。あの水害で旅の余韻も吹き飛んでしまったけれど、ぼくは夏の終わりに東京と横浜を歩いてきた。着くなり渋谷へ行ったのだが、中古CD屋に全然いいのがない。新宿に行ってもさっぱりだ。それはそうである。若者の街なのだ。若者はジャズなど聴かない。旅の終わり近くに横浜に行ったら好きなジャズのCDが次々に見つかるので、その時になって初めて気がついた。

 これは実りの少なかった新宿のディスクユニオンで、何もないと寂しいから買った物。ところがところが…、これが今回の一番の収穫だった。デンマークのSteepleChase。1977年。1曲目の「家路」から自分の世界に持っていってしまうシェップさん。「我が悩みは人は知らず」「時には母のない子のように」「SWING LOW ,SWEET CHARIOT」という感じの曲が並ぶ。楽しいことばかりじゃない人生を、何もかも悟ったように優しく詠ってくれます。
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by pororompa | 2005-11-06 23:11 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 小野リサ / BOSSA HULA NOVA  semスキン用のアイコン02

  

2005年 09月 04日

e0006692_183637.jpg 新学期となって最初の週末。土曜は重病の兄を見舞い、日曜の今日は、やっておきたい仕事がいっぱいだ。ずいぶん大きな台風も近づいているようだ。慌てて庭のテントをしまう。時々激しい雨。
 8月の終わりに横浜に行った時にたくさん買い込んできた中古盤も、まだ全部聴き終わっていなかった。割合と当りが多かったので、じっくり聴こうと思うのだが、なかなかそういう気分にもなれない。でもまあかけてみるか、ということで、今日になって聴いた最後の1枚がこれ。
 鳴り始めたら、おやおやと思った。今日のために買ったような1枚だった。「夏は終わったねー」と言いながらも、「力抜きなさーい」と語りかけてくる。じわぁっと緊張を解いてくれるようだ。まさに癒しの1枚だった。
 「ハワイアンをボサノバで」という面白いコンセプトのアルバム。例の如く力の抜けたつぶやくようなヴォーカルは、いかにもボサノバの人らしい。アレンジやバックの演奏全体がとても丁寧で、ジャケットの素朴で温かい雰囲気そのままの音が聴ける。いや、音の編み方はフォークやカントリーみたいに素朴じゃない、かなり高度で複雑なんだけど、出てくる音は人なつっこくて優しい。全体の響きがいいんだな。
 「ビヨンド・ザ・リーフ」なんかをこんな風にやられると、泣けてくる。「カイナマヒラ」を、トロンボーンを絡ませたジャズ・ワルツでせめてきたりする。いやあ、これはかなり聴きそうだ。
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by pororompa | 2005-09-04 19:03 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 THE MODERN JAZZ QUARTET / PORGY & BESS semスキン用のアイコン02

  

2005年 08月 20日

e0006692_10462423.jpg 秋風が吹いてきた。するとジャズである。折しも、大きな仕事が終わった。気分を変えるのにちょうどいい。

 ジャズへの入り方は人によっていろいろだと思うが、ぼくの場合はMJQである。アルバムで言うと「ピラミッド」。出会ったのは19ぐらいの頃だったと思う。それから学生時代に50年代の諸作や「ラスト・コンサート」「ヨーロピアン・コンサート」などをよく聴いた。ころころと転がっていくようなミルトのヴァイブの音が大好きだ。

 このアルバムはMJQの中ではあまり語られないが、ぼくは名盤だと思う。1965年というと、もうMJQなど忘れられ、話題にもならない。ジャズそのものがロックに食われて急激に廃れた時代だ。50年代後半に出ていたら、もっと扱いは違っただろう。でもぼくは、有名なプレステッジの「ジャンゴ」やアトランティックの「フォンテッサ」「大運河」なんかより、このアルバムの方がずっと好きだ。

 何と言っても曲がよい。ガーシュインの組曲「ポギーとベス」は、レイ・チャールズとクレオ・レーン、ローランド・ハナとジョージ・ムラーツ、そしてこのアルバムと、ぼくには3枚の愛聴盤があるが、「サマー・タイム」「アイ・ラブ・ユー・ポギー」「マイ・マンズ・ゴーン・ナウ」「ニューヨーク行きの船が出る」などなど、どれをとってもほんと名曲ぞろいだ。

 でもこの組曲、原曲はオペラなんだけど、そっちの方はちょっと遠慮したいと思った。この間ラジオで聴いたけど、なんかね‥。ベル・カント唱法で「サァ~マタァアアア~~ィム」なんてやっても、ちょっと違うというか、曲の本質に合わないんじゃないかな。

 ま、考えてみると、ガーシュインさんという人は、クラシック的なカチッとした枠と、ジャズやブルースの歌心を併せ持った人だから、クラシック趣味のジョン・ルイスと、ジャズやブルースの歌心全開のミルト・ジャクソンが絡み合うMJQには、まさにぴったりというわけだ。
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by pororompa | 2005-08-20 11:31 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 森山直太朗 / 新たなる香辛料を求めて semスキン用のアイコン02

  

2005年 08月 05日

e0006692_2171755.jpg 帰りに寄った中古屋で、なぜか急にこの人の声が聴きたくなった。その時タイミングよくこの人の歌が流れてきた。それでぼくは目の前の棚にあったこのアルバムを買った。フルアルバムで1280円。定価は3059円とある。
 帰りに車の中で聴いたが、あまりたいした歌には思えなかった。ぼくのカー・ステレオはこの頃調子が悪くて、サ行がひどく耳についたり音がひずんだりする。そのせいかもと思って、家に帰って聴き直してみたら、車の中よりは良かった。四つ星クラスかなと思った。でも、終わったらもう一回聴きたくなった。
 2回目をかけたら、随分と印象が違った。かなりいい。飾りも少なく、まじめに、正面から挑んでくる感じがいい。歌詞がちょっと青いというか、大げさで気負いが感じられるが、青年の歌なんだからそれもいいだろう。むしろ、頑固な感じが面白い。「俺はこれだ!」という強さが見える。発音がちょっと気になるけれども、嫌悪感を感じるほどではない。
 森山良子の息子だということだが、完全に親を越えているとぼくは思う。ギター一本、ピアノ一本の素朴なスタイルの良さや、完成度よりも勢いや味わいの方が大切な場合もあることを、改めて教えてくれる。
 3059円なら買わなかったかもしれないし、何かまだ足りないものも感じるけれど、期待の青年だ。e0006692_21362892.gif

by pororompa | 2005-08-05 21:34 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)