ぽろろんぱーぶろぐ:サッカー観戦記
2013-06-23T17:21:06+09:00
pororompa
歌を作る元小学校教師pororompaが、その日聴いた音楽(主にジャズ)・歌の創作・サッカー・教育・猫など、気の向くままに語るブログです。 コメント歓迎。
Excite Blog
退屈な勝点1【JFL2013 第17節 ホンダロック 0-0 Y.S.C.C.】
http://pororompa.exblog.jp/20697329/
2013-06-23T17:19:00+09:00
2013-06-23T17:21:06+09:00
2013-06-23T17:18:54+09:00
pororompa
ホンダロックにわかサポ
ホンダロックの観戦記だがまず日本代表の話をしよう。サッカーではよく、「内容」と「結果」とが対比して語られる。コンフェデ杯で「結果」だけ見ると「勝点0」。国内では監督を解任しろとか騒ぎ出した。
だが、世界ではどうか。第2戦で見せた、ハイ・テンポで次々に攻めを繰り出す魅力的なサッカーに、世界のサッカー・ファンは驚いた。全敗は予想通りだったぼくも、その「底力」には驚いた。やろうと思えばやれるじゃないか。
結果、結果と騒ぐが、2002年の韓国のW杯「ベスト4」を思い出すといい。凄い結果だと世界から賞賛されたか。おかしな判定とラフプレーの連続で「結果」を得ても、世界の嘲笑と軽蔑を招いたではないか。「内容」こそが人を深く感動させるのだ。世界最高レベルのチームに立ち向かって、臆することなく果敢に攻めた今回のコンフェデ杯は、「日本代表の転換点」とも言えるほどの収穫があったとぼくは見る。
振り返って目の前のサッカーを見よう。われらがホンダロック対Y.S.C.C.。この試合は詳しく報告する気になれない。何という退屈な試合だろう。両チーム互いに横パス、バックパス、苦し紛れのクリアを繰り返す。結果も大事だが、ぼくは弱くてもいいからおもしろいサッカーを見たい。
結果は「勝点1」。退屈なチームどうしの退屈なゲームだった。金を払って観るに値しない。
技術の問題ではない。サッカー文化の問題だと思う。]]>
守りきれないのではなく【JFL2013 第11節 ホンダロック 2-2 ソニー仙台】
http://pororompa.exblog.jp/20477051/
2013-05-12T17:01:00+09:00
2013-05-12T22:51:38+09:00
2013-05-12T17:01:52+09:00
pororompa
ホンダロックにわかサポ
教育関係の集会に参加する予定だったのだが、残業続きだったのと、うっかりオークションにたくさん出してしまったのもあって、休むことにした。疲れもとれたし休養にはなった。サッカーを見に行く元気も出たので、荷物を送りがてら生目の杜を覗いてみた。
あれから、アウェーでかろうじて一勝したきりで、相変わらずの苦戦が続いているホンダロック。メンバーは、トップが久々の首藤と釘崎、CBを上田と組むのが新人の宮路、ボランチを諏訪園と組むのがこれも新人の村山だ。
この村山という選手は、ぼくが少年サッカーに関わっていた頃指導に来ていただいた方の息子さんだということが、クラスの子どもとの会話から分かった。何十年も少年サッカーの指導者として我が子もよその子も育ててこられたのだろう。そして巡り巡ってその教え子がまたぼくのクラスにいる。Jリーグ20年、サッカーの裾野の広がり、いろいろな感慨が頭をよぎる。
このポジションは前田を失ってからいろいろな選手が試されているが、定着していない。山下はやはり攻めの選手なのか、今日は右サイドに開き攻撃的な位置だ。
立ち上がりから相手の寄せが速く、球際で負けてばかりだ。だがその内にだんだんとペースを握り、チャンスを作り始めた。球は出ないが首藤が盛んに裏に走り込もうとする。そしてラッキーな形で先取点が入る。バックパスをキーパーが手で受けたという判定なのだろう、ゴール前で間接FKをもらい、こぼれ球を押し込んだ。前半終了間際には相手ゴール前でひっかけられ、エリアの外にも見えたが判定はPK。これも決めて、2-0で折り返す。
後半もそれほど相手にチャンスを与えず、今日はさすがに勝ちきれるだろうと思えた。だが、後半途中から、あまり攻めなくなった。あきらかに逃げ切ろうという構えなのである。釘崎が前線のDFという感じで追いかけ回してボールを奪っても、攻める機会を見逃してすぐに下げてしまう。たくさんあった攻めのチャンスを繰り返しトライしていれば、とどめの1点は取れたのではないか。そうすれば相手は本当に苦しかっただろうに、のらりくらりと回して、相手を楽にしてしまった。
これこそがロックの問題点ではないか。「守りきれない」のではなく、「攻めきれない」のだ。少年サッカーから大人まで蔓延する日本サッカーの問題点が、このロックのサッカーに象徴的に出ていると思う。うまくないのならポゼッションなどすべきではない。「ブラジルごっこ」や「バルサごっこ」はいらないのだ。相手の隙を逃さず、いつでもどこからでもゴールを狙っている、そういうサッカーの方が強いし、おもしろいのだ。
攻めの機会を逃している内に、だんだん相手が楽になってきたようだった。風向きが変わってきて、後半30分ぐらいだったか、とうとうヘッドで1点返された。1点入ってからの相手の変わりようが凄い。それまでたいしたチャンスはなかったのに、まるで別のチームのように押せ押せになり、ロックは防戦一方になる。そしてあのお決まりの展開。ロスタイムのゴールを食らった。
勝てた試合だった。これを取れなきゃキビシイ。]]>
じゃあいつ勝つか?【JFL2013 第6節 ホンダロック 1-1 栃木ウーヴァ】
http://pororompa.exblog.jp/20225521/
2013-04-14T17:11:00+09:00
2013-04-14T19:27:30+09:00
2013-04-14T17:11:29+09:00
pororompa
ホンダロックにわかサポ
心配していたとおりアウェー3連戦でまだ白星がないホンダロックだが、応援方面ではロック総統を中心に「ええじゃないか」運動を展開して、かなりの話題を作り出していることを知った。「ええじゃないか」とはまた絶妙のスローガンを考えたものだ。J3ができると、企業の運動部というロックSCはいっそう不安定で微妙な位置に立たされるだろう。そこで、「JFLでええじゃないか」と。響きは軽妙でありながら、その持つ意味はなかなか深い。
年度の変わり目の多忙さから少し解放されて、「そこにあるサッカー」を観ることができる喜びを感じながら生目の杜に向かう。会場では、元同僚のO先生と遭遇。彼も今年も観戦を続けているのがうれしい。
これまでの対戦相手と違い今日の相手「栃木ウーヴァ」は、ロックに近い順位にいる。今の実力からしたら上位陣には歯が立たないかもしれない。だが負けっ放しでいるわけにもいかない。はやりの言葉で言えば、「じゃいつ勝つか、今でしょ」的な一戦が今日の相手だ。
メンバーは、後ろはカマタマ戦と似たような感じだが、トップが原田と新人の市原だ。始まるなりいきなりピンチ。その後も5分ぐらい立て続けに攻め込まれる。だが10分過ぎぐらいから徐々にペースをつかみ、攻める時間が多くなる。
そしてゴールが生まれた。山下がペナルティ・エリアの右端に走り込んでチャンスを作り、屋宮がゴール前に転がして走り込んだ原田が決めた。
ここまでの攻めで気がついた。今日は相手の背後を突くパスがよく出ている。今までロックの攻めは頭に当てて落とすかFWの足下に出すパスばかりで、スルーパスや頭越しがあんまり見られなかった。それが今日は裏を狙ったパスがよく出ているような感じがする。ただロックにはそれをぶっちぎって叩き込むようなFWがいない。
この市原という新人FWは、何の役に立っているのかと、後半は市原に注目して見ていた。見ると、よく動いてポストプレーはしているし、裏への球を引き出す仕掛けを何度も繰り返している。しかし、出すかと思えば下げ、出すかと思えば下げして、またいつもの煮え居きらないロックの攻めに戻った。そうこうしている内にやられた。後半20分くらい、走り疲れたころだ。
その後ロックは、村山というこれまた新人を投入する。するとすぐにその村山がゴール前に走り込み点を決めた。そこから15分、そしてロスタイムも3分あったが、はらはらして見ていた。
ようやくホイッスルが鳴る。しかし誰も喜ばない。「あれ?」と思ってスコアを見ると「1-1」となっているではないか。何と恥ずかしいことに、さっきの得点がオフサイドで取り消されたことに気づかないまま応援していたというわけだ。長年サッカーを見ているが、こんなに恥ずかしく、また落胆する勘違いは初めてだ。逃げるように帰ってきた。
帰りながら、さすがに「引き分けでもええじゃないか」とは思えなかった。勝てた試合だったし、今日勝たないでいつ勝つのかと思った。しかしこの後、アウェーながら福島、大分と下位チームとの戦いが続く。ここで1勝でもすれば心理的に楽になるだろう。次のホーム戦を、初勝星を手にした明るいチーム状態で迎えられるといいのだが。]]>
前途多難【JFL2013 第2節 ホンダロック 0-1 カマタマーレ讃岐】
http://pororompa.exblog.jp/19958736/
2013-03-17T22:25:00+09:00
2013-03-20T18:07:41+09:00
2013-03-17T22:25:32+09:00
pororompa
ホンダロックにわかサポ
ついにJリーガーとなった水永の勇姿を先日テレビで見た。出場したばかりか、ガンバ相手に点まで決めた。この前までこの生目の杜でプレーしていたあの水永がだ。何とも言えない感慨がある。
さて、ホーム初戦。観戦に行くような余裕のある時期ではないのだが、土日でやろうとしていた子どもの文集の入力が予想よりも捗ったため、試合開始5分前に家を出て生目の杜へ駆けつけた。途中寄ったコンビニの店員さんの手際は悪かったが、駐車場から走って何とか開始10分までにはたどり着いた。近いことはいいことだ。
周りの反応が変だ。やけに相手サポが多い。座った所が相手サポの近くではあったが、それにしてもだ。やはりJにも上がろうというチームだから、こんな宮崎くんだりまで追いかけて来る人もいるのか。応援の太鼓も華々しい。
メンバーは、こんな感じ。
釘崎 池上
屋宮 山下 木下
諏訪園
肝付 上田 串間 猿渡
鶴崎
池上というのは新人のようだ。前線を休み無く走り回っている。釘崎はわりとどかっと構えている。だが、どちらもあまり点を決めそうには見えない。山下と諏訪園はダブルボランチというより山下がやや前目で諏訪園が守備的な役割なのか。
立て続けに攻め込まれ危なっかしい展開が続く。それでも入らなかったのは、相手のいかにも強そうな外国人選手2人が、たいしたことのない「張子の虎」だったからか。2人とも試合終了を待たずに交代させられてしまった。
ロックは裏を取ることもできず、ドリブルで突破する迫力もなく、鋭いミドルを放つわけでもない。これじゃどうやって点を入れたらいいのか考えていたら、後半にPKを得る。ややラッキーなPKにも見えたが、点を取るには何でもいい。ところがこれを釘崎がバーに当ててしまう。
相手の選手では小柄な8番がめまぐるしく動いて鬱陶しい。そして、外国人選手に代わって33番木島が入ると、さらに危なっかしい展開が続く。案の定ロスタイムにFKから失点。
まだ2敗に過ぎないとは言っても、去年の開幕からの連敗地獄を思い出してしまう。何か負け方が、精一杯戦っているのに、ずるずると引きずられていく綱引きのような負け方なのだ。はたして、巻き返しの手はあるのか。このまま連敗街道まっしぐらにならなければよいが。前途多難を思わせるホーム初戦だった。
]]>
最下位なめんなよ 【JFL’12第14節 ホンダロック 1-0 藤枝MYFC】
http://pororompa.exblog.jp/18108998/
2012-06-03T16:08:00+09:00
2012-06-03T22:04:59+09:00
2012-06-03T16:08:06+09:00
pororompa
ホンダロックにわかサポ
階段を上がると、「最下位なめんなよ」の貼紙が目に飛び込んできて笑った。有名なロック・フェスをもじった「藤ロック・フェスティバル」というネーミングも冴えている。
連敗地獄のまま突入したアウェイ4連戦だったが、上位組を相手に勝点4を手にして戻ってきたホンダロック。今日は、昇格組で波に乗れていない相手なので、ここは絶対に叩いて、反撃の兆しを確かなものにしなくてはならない。
開始早々、いきなりショートパスから木下が中央突破して決めた。グラウンダーで逆サイドをビシッとねらった、FWらしいシュートだった。その後も攻勢が続く。どうしたんだホンダロック。目覚めたか。相手が弱いだけでもなさそうだ。いいリズムでボールも回っている。
監督が掴んだ反撃の糸口は、前田の抜けた穴に伊勢を使うことではないかと見た。諏訪園といわゆるダブル・ボランチを組んでいた前田が移籍して以来、そこに誰を当ててもしっくりしないまま連敗を続けてきた。中央にぽっかり穴が空いたようだった。「勝っているチームはいじるな」というサッカー界の格言があるが、そこに伊勢を使った時勝ったなら、これでいこうと思うのもよく分かる。
だが、前田の時よりも、伊勢はより攻撃的にプレイしているように見える。諏訪園との縦の関係がよりはっきりしていて、ボランチというよりもトップ下に近い感じだ。サイドの山下、悦田も交えて、中盤が菱形のようになっている。戦術なのか、それとも元FWの血が騒ぐのか。
試合は、ほぼ一方的に押しまくり、CKは何本とったか分からない。だが、点が入りそうで入らない。隣のおばあさんが、チャンスを外す度に「アーイタヨー」と方言で言うのでおかしかった。
結局最後まで点は入らず、終了間際には相手の捨身の攻撃をくらってひやっとしたが、何とか逃げ切った。ホーム初勝利。しかし、終了間際に2枚目のイエローをもらって次戦出場停止になったのは、よりによって伊勢だった。そこに誰をあてがうのか。監督は勝利の余韻に浸っている暇はないに違いない。とは言え、ひとまずはこれで最下位は脱出だそうな。]]>
長い長いトンネル 【JFL’12第10節 ホンダロック 0-3 HONDA】
http://pororompa.exblog.jp/17929324/
2012-05-06T16:12:00+09:00
2012-06-03T16:18:14+09:00
2012-05-06T16:11:38+09:00
pororompa
ホンダロックにわかサポ
長い連敗街道からまだ抜け出せないロック。前節のHOYOに勝てなかったので、そうとう深刻な不振という感じがする。今日のホンダも厳しい相手だし、これから金沢、長崎、長野、佐川滋賀と、強敵ばかりのアウェー戦が続く。
やはり、負けが続くチームというのは、どうなんだろう、「負け癖」みたいなのがつくのだろうか。つまり、精神面でなかなか前向きな「やる気」が湧いてこなくなり、負の連鎖みたいになってしまうのか。去年の開幕から連勝を続けていたメンバーと、それほど大きく変わったようにも思えないのだが…。
今日のメンバーを見ると、DFに「串間」という初めて見る選手が入っている。CBはファンと上田。負け続けても、この二人しかいないだろう。勝っていた頃もこの二人だったし。SBは屋宮とその串間。屋宮はやや安定感に欠けるかなあ。
MFはインサイドにいつもの諏訪園と、今日は猿渡。二人ともがんばっているが、攻めの鋭さが足りないし、守備も淡泊だ。サイドが山下と悦田。悦田の復帰はうれしいが、前の負け試合も出ていた。本調子じゃないのかもしれない。山下も諏訪園も、心なしかいつもの元気がないような気がする。
FWは肝付と木下。肝付は、ヘディングでは競り勝てるけど、FWとしての迫力に欠ける。決定的な場面で放ったヘッドは、GK正面だった。木下はチャンスを作ろうとバタバタ動くが、2トップが孤立する場面が多い。かといって二人とも、個で打開する力はない。
それでも前半の半分ぐらいまではがんばっていた。失点は自陣右サイドを崩され、走り込んだ敵CFに付くのが甘く簡単に合わされた。それからキックオフ直後にまた裏を取られて押し込まれた。気落ちしたのだろうが、1点ならまだしもこの2点目は余計だった。
後半、まだ2点なら試合の興味もあったろうが、早々と3点目を失った。突然ギアが入れ替わったようなドリブルを仕掛けてきた敵17番に、強引な中央突破を許してあっさり決められた。これで勝負あり。それからの時間は長かった。会場はホンダ・ダービーで会社の動員があったのだろう。1200人の観客は、せめて1点を期待して最後まで応援したが、選手の気力がもうなかったかも知れない。采配も、後半出た下木屋が代えられたりと、ちぐはぐだった。ただ途中で出てきた釘崎は闘う姿勢を見せていた。次戦は肝付に代えて釘崎を試してほしい。
さてさて、前回見た時は出口が見えたかと思っていたのだが、まだまだ連敗トンネルの闇の中だ。強豪相手のアウェイ4連戦は、今のチーム状態では、地獄のドサ回りと化すだろう。しかし、居直ればいいではないか。落ちてもいいと腹をくくろう。サッカーはまだ続く。]]>
連敗脱出に向け奮闘するも及ばず 【JFL’12第7節 ホンダロック 2-3 FC琉球】
http://pororompa.exblog.jp/17832759/
2012-04-22T16:21:00+09:00
2012-04-23T20:13:43+09:00
2012-04-22T16:21:19+09:00
pororompa
ホンダロックにわかサポ
逆転したのはよいが、今のホンダロックには残り時間が長すぎると思っていたら、案の定再逆転されて7連敗を喫した。しかし、連敗脱出に向けチーム一丸となってがんばる選手の姿が印象的な試合だった。
季節は「寒」から「暑」に変わったのか、やや蒸し暑い。見た目は美しいピッチだが、昨夜からの大雨で激しく水しぶきが上がり、ボールが急に止まったりする。
立ち上がりから押しまくるホンダロック、今日こそは勝ってやるという意気込みが感じられる。諏訪園の強烈なロングシュートがバーを叩く。立て続けのコーナーキック。ところが前半も半分ぐらい過ぎたころ、あっさり先制点を奪われる。隣は、琉球サポのおばさん達。敵地ファンのまっただ中で、あからさまに大声で喜んでいる。何の遠慮もないあつかましさが癪に障る。
後半から、前半生彩の無かったFWの原田に代えて肝付を投入。その肝付が開始早々CKのこぼれ球を押し込んだ。さらに右サイドから山下が切り込み、松瀬が逆転シュートを決めた。ベンチも選手も、一体となって喜び合い、これは連敗脱出かと期待が膨らんだ。しかし残り時間はまだ30分以上も残っていた。
どこかやはり気持ちが受けに回ったかもしれない。攻め続けている時間だった。立て続けに攻め立てればいいものを、サイドでボールをキープしようとしてファールまがいのプレーで奪われ、ショートカウンターのような形であっさり失点した。もったいない失点だった。
この反則を見逃されたのはロックには大きかった。主審はこの場面までは無難な印象だったが、ここだけは疑問に残った。ちなみに、この試合の主審は女性だったが、女性が男の試合を裁くのを見るのは初めてだ。この場面以外はうまく裁いていたように思う。
残念な失点だったが、これで終わればまだよかったのにと思う。終了間際に自陣左サイドを突破されて3点目をくらった。
何が悪いのだろうか。全体に何かが足りないのだろう。ただ、仕掛けの遅さは相変わらず残る。「今」という仕掛け時を逃して、よっこらしょとご近所で球回し。相手が「もういいよ」と言ってからやおら攻めに出ている。MFはFWと連動して、素早く急所を突け。プレーするばかりでなく、もっといいサッカーを見て研究せよと言いたい。
ともあれ、連敗脱出に向けチーム一丸となって奮闘する選手を讃えたい。次こそ勝てる気がする。]]>
出口は見えたか 【JFL’12第5節 ホンダロック 1-2 カマタマーレ讃岐】
http://pororompa.exblog.jp/17719843/
2012-04-08T17:27:00+09:00
2012-04-11T22:57:45+09:00
2012-04-08T17:27:08+09:00
pororompa
ホンダロックにわかサポ
今期初観戦。年間シートを買ってないのでローソンでチケットを買う。日程の組み方が不満で買う気になれなかったのだ。ただ、チケットも、手数料を入れると800円と当日券とあまり変わらない。手間とか考えたらやはりカードがあった方がいいな。
温かい春の日だと思っていたが、会場は風が吹いてかなり寒い。セーターを着込んでくるべきだった。客は500人ぐらいの入り。入り口で得点者を予想する投票券をもらう。面白い趣向ではある。「山下」と予想して入れておいた。
さて、開幕から一度も勝てずに4連敗中とどん底のホンダロック。どこが去年と違うのだろうか。スタメンを見ると、トップに肝付という選手が入った他はあまり変わったように見えない。いや、前田と小原がいないのは大きな違いか。立ち上がりの陣形を見ると、4-4-2。CBがファンと上田、SBが右が猿渡、左が屋宮、MFは中が諏訪園と山下、右が松瀬、左が伊勢、それにFWが原田と肝付だ。肝付は2番という番号が示すように、元はDFが本職のようである。長身だからポスト・プレー要員なのだろう。こういう使い方は去年の釘崎を思い出す。
5分もしない内にホンダロックが点を決める。左からのコーナーキックを肝付がファーポストで折り返して、ファンがボレーで押し込んだ。全体的に攻勢で、パスも流れているし、どうしてこれで負け続けたんだろうという気持ちで見ていた。負けが込んだので、去年のいい頃の形に戻したのだろうか。とにかくいい感じの立ち上がりだった。
ところが、前半もまだ半ば頃に、屋宮が2枚目のイエローで退場になる。よほどの悪質なプレーでない限り、こんな時間に2枚目のイエローは出さないだろう、普通。2回とも、ボール扱いがまずくて相手に奪われ、慌てて止めようとしてとられたファウルだった。
これで試合が壊れた。すっかり流れが変わり、ワントップで乗り切ろうとするものの、防戦一方になってしまった。守りから組み立てていくことができず、必死でクリアしても拾われて波状攻撃を受け、前半終了前にあっけなく2点を奪われてしまった。
後半はどちらもゴールがなくそのまま試合は終わったが、入りそうな気配はあまりなかった。むしろ、よく失点をくらわなかったなという気はしたが、それでも選手の必死さは伝わってきた。会場の反応も、「これまでよりはいい試合」という声が聞こえていた。多分、レフェリーが違えば勝っていた試合だったと思う。
帰って順位表を見てみると、相手は今日で5連勝無敗で首位ではないか。2位も3位もロックが負けたチームである。そう悲観することはない。これからこれから。]]>
序盤戦の勢いなし 【JFL’11後期 第7節 ホンダロック 0-1 横河武蔵野】
http://pororompa.exblog.jp/15416164/
2011-09-11T18:07:00+09:00
2011-09-11T18:10:58+09:00
2011-09-11T18:07:13+09:00
pororompa
ホンダロックにわかサポ
今のロックに序盤戦の勢いはない。今季不振の横河武蔵野を攻めあぐねて、果ては終了間際に決勝ゴールをくらって沈没した。
開始前にスタメンを見た時、GKの負傷でコーチ兼任の川島が入っている以外は、比較的オーソドックスな気がした。上田、ファンの両CBは揃っているし、SBは小原と猿渡、ボランチは前田と諏訪園、攻撃的なサイド・ハーフには山下と悦田、そしてFWは原田と首藤だ。これならいけるのではないか。特にやっとスタメンに戻ってきた首藤に得点の期待をかけた。
ところが開始15分辺りで、相手DFと競っていたその首藤が、急に走るのをやめた。筋肉系の故障のようだ。伊勢が呼ばれる。それでも前半のロックは全体としては悪くなかった。押し込んでいるし、CKも何度もある。ただ、点が取れない。ストライカー首藤の離脱が何とももどかしい展開だ。
後半も、攻めはすれど点が入りそうにない展開が続いて、だんだんと相手が元気よくなってくる。そうこうしているうちに、PKをとられた。ゴールから遠いペナルティ・エリアぎりぎりの所で、そう悪質にも見えなかった。見方によってはダイブのようにも見えた。ところがこれは代役川島が見事に止める。
これで普通なら勝てそうな展開だが、今日のロックはなんか点が入りそうな気がしない。引き分けか、と選手も思ったわけではないだろうが、またしても終了間際に、カウンターからやられた。人が戻りきってなかった。左サイドからくずされ、戻りきってない右サイドに回されてやられた。
点が入りそうにないと書いたが、原田に代わって入った木下は激しく動いて攻撃を活性化させていた。原田はいかにも重くて、伊勢も切れ味が悪かった。木下にもっと長い時間ゴールを狙わせたかった。
負けたのはおもしろくないが、勝負なら仕方ない。しかし、今日は子どもが騒いで試合に集中できず、不愉快さが倍増した。この「T・キッズ」という幼児チームは、前もこういうことがあった。指導者はほとんど放置状態で、幼児がボールを蹴ったり手すりに上ったりとやりたい放題、周りからも「危ないなあ」という声があがっていた。しまいにはあまりにも度が過ぎるので声を出して注意したが、観戦を妨げること甚だしい。運営側も、有料で見せる興業なのだから、一考が必要な問題だ。
だいたい、「エスコート・キッズ」が、ワールド・カップのような大会ならともかく、JFLの試合に毎回必要なのか? 子どものかわいさに頼った安易な演出のように思える。サッカーを見ることに何の興味もない幼児をスタンドで無理にじっとさせておくぐらいなら、外の原っぱでボールを蹴らせていた方が、当の幼児達にとってもよっぽど楽しいはずである。少なくとも、「エスコート・キッズ」は、試合を見るのに耐える年齢からにしていただきたい。このままなら、客から文句が出る前に、大きな怪我人が出るだろう。]]>
暑さで混乱し自滅か 【JFL’11前期第4節 ホンダロック 1-3 V・ファーレン長崎】
http://pororompa.exblog.jp/15272671/
2011-08-13T21:52:00+09:00
2011-08-14T11:00:00+09:00
2011-08-13T21:52:36+09:00
pororompa
ホンダロックにわかサポ
サッカーをする天気ではない。この夏一番の暑さだ。スタンドは意外に涼しい風が吹くが、グラウンドには容赦ないお天道様がぎらぎらと照りつけている。「前期第4節」、3・11がなかったら、春に観戦していたはずの一戦だ。
いつものようにスタメンに目をやると、前田がFWの所に書いてある。前田がフォワード?。このチームはよくこういうことをするが、それにしても何を考えてボランチの前田がFWなのだろう。その前田の位置には山下が入っている。
今日もう一つ興味があったのは、相手チームの長崎は元ロックのエース・ストライカー水永の移籍先ということだ。水永はFWとしてちゃんとスタメンに名を連ねていた。
敵にしたら恐い男水永。その水永に、開始早々いきなりやられる。相手FKをファー・ポストで待ちかまえる姿に、何度も試合を救ってもらった光景が浮かんだが、今日は敵だ。上田が必死で付いたが振り切られて強烈なヘッドを食らう。そのこぼれ球を押し込まれた。さらにその後、右サイドを突破されてPKを与え、早くも2点差となった。
それにしても前田をFWにした意図は何だろう。裏に抜けて行くタイプでもない。ヘッドで競って落とすタイプでもない。前でキープして振り分ける役割を期待しているのだろうが、もう一人のFWの原田もそれに軽快に絡む感じではない。重そうだ。前半を見ていると、まるで点が決まる感じがしなかった。
あまり動かない監督が、後半からいきなり2人代えてきた。原田を木下に、上田を澤村に代えた。上田はそう悪いようには見えなかったが、軽快な木下は盛んに裏に抜け出すような仕掛けをする。後半から勢いが出てきた。一緒に行った妻が、「配置が変わった」というので考えていると、CKからロックが1点返した瞬間を見逃した。観戦に来てゴールを見逃したのは初めてだ。ビデオでもう一度とはいかない。残念。
配置は確かに変わっていた。ボランチの山下が右サイドに、右サイドにいた屋宮が左サイドバックに、左サイドバックにいた猿渡がボランチになっている。監督は相当悩んで試行錯誤しているのではないか。ところがその矢先、右サイドバックの小原が退場になる。今度は猿渡がそこに入り、ワン・トップにして前田が下がる。しかし、時間も迫ってきて点が欲しくなると、悦田をボランチにして前田をまた押し上げた。そして伊勢も投入して左サイドに。
これを見て奇妙な感じがした。どうして普段ボランチの前田がFWをして、FWが専門の伊勢がサイドに回り、サイドのスペシャリスト悦田がボランチに入っているのか。どうしてこうしなくてはいけないのか? 日本代表で言えば、遠藤がトップをして、松井がボランチをして、前田が中盤のサイドに張っている感じだ。その狙いは何じゃらほい? 選手達も強烈な暑さの中で、目まぐるしく変わる陣形や不慣れなポジションに混乱したのか、だんだんとちぐはぐな感じになってくる。そこをまた突かれて3点目を献上、万事休した。
相手は、苦手とは言え勝点1差で競り合っていたチームである。しかし内容からも点差からも力の差が感じられた。ホンダロックに春の頃の勢いはない。目に見えて失速している。立ち直るには、よかった頃の勝因をもう一度分析してもらいたい。
とは言え、灼熱地獄の下で激しく戦ったどちらの選手達にも、ご苦労様の拍手を今日は送りたい。今日の収穫は、水永の勇姿を見れたこと、それだけ。 ]]>
取りこぼしか、失速か 【JFL’11後期第4節 ホンダロック 2-2 栃木ウーヴァ】
http://pororompa.exblog.jp/15168114/
2011-07-24T18:22:00+09:00
2011-07-24T18:28:04+09:00
2011-07-24T18:22:28+09:00
pororompa
ホンダロックにわかサポ
真夏とは言え、薄曇りに海風で意外に涼しい。休み中ずっと仕事で籠っていたが、気分転換も兼ねて抜けてきた。
今日の相手の栃木ウーヴァというのは初めて見るチームだ。ホンダロックも土日が操業となり、入りが心配されていたが、500人は超えている感じだ。
前回のジェフには勝っているが、ここ数試合を見ると引き分けが多くなっている。やや勢いが鈍ってきたか。スタメンを見ると、FWには首藤が戻ってきている。他に目を引くのは東。初スタメンだそうだ。激励のため念入りなコールが行われた。その東は、出場停止の諏訪園のポジションだ。
開始早々FKからいきなり入れられた。まあそれはいいだろう。そういうこともある。しかし、何かがおかしい。また仕掛けの遅い臆病なサッカーに戻ってしまっている。ほとんど見所がないまま前半が終わり、何もできなかった首藤が前半で下げられた。しかし球が来ないのだから首藤もどうしようもないだろう。むしろ代えるべきは中盤のように思えた。
ところが後半、意思統一したのか、急に攻めのチームになる。代わった木下は活発に走り回る。まるで首輪の外れた犬のようだ。久しぶりの出場の喜びが感じられる。そして、右からのクロスをヘッドで決めてしまった。さらに、木下から山下と渡って一気に逆転。後半開始10分で2-1とした。
だが会場では、「あと1点入れちょかんと、あぶねが!」と、不安がる声が聞こえる。そういう試合が続いているからだろうが、そんな気はした。案の定、残り5分前ぐらいで、中央突破され同点にされる。それから伊勢を投入して最後まで押したが、引き分けに終わった。
全体としてはこちらが強い感じで、展開からも「取りこぼし」というイメージが残った。ただし前半のようなサッカーをしていては、「失速」という感じもする。ずるずるといくかもしれない。そんな中だが、FW木下の活躍は意外だった。このチームらしいといえばらしい。
そう言えば今年は熊元がめっきり使われなくなった。今日も入り口でもぎりをしていたが、前線が消耗した秋口から出番が来るのでは。下木屋もそうだ。一種のターン・オーバーで乗り切るのも、失速を防ぐ方法の一つか。強豪を立て続けに迎え撃つ最終盤に向けて、いっそうの工夫とがんばりが必要だ。次々のニュー・ヒーローの出現を期待したい。]]>
雨と風と審判と 【JFL’11前期第17節 ホンダロック 1-1 ツエーゲン金沢】
http://pororompa.exblog.jp/15017826/
2011-06-26T16:59:00+09:00
2011-06-30T19:48:14+09:00
2011-06-26T16:59:39+09:00
pororompa
ホンダロックにわかサポ
朝起きると台風の影響で土砂降りだったが、試合のある頃にはすっかり雨は上がっていた。今日の相手は、ツエーゲン金沢。去年上がってきたチームだが、見るのは初めてだ。去年は口蹄疫の関係でホーム戦が無観客試合だったらしい。元日本代表の久保を呼んだことでも分かる通り、J指向のチームである。
じめっとした生目の杜に座ると、突然相手サポーターが雄叫びを上げた。太鼓を叩いているのが、うら若い女性なのが目を引く。ユニフォームの背中に「北国銀行」の文字が。そうか、北国なのか。嵐の中、南の果てへ来るのも難儀なことだったろう。
開始早々いきなり点が入る。見た目はきれいでも、たっぷり水を含んだ芝に、相手はとまどっているように見える。激しい水しぶきとともに、ボールが止まる。そこに押し込んで攻め続けたロック、正面からのシュートは左にそれたが、主審はPKを指し、イエロー・カードを挙げた。どうも相手の手が出たようだ。それがなくても入っていたかどうか、かなりラッキーな印象を受けるPK獲得だった。これを難なく前田が決める。
今日のスターティング・メンバーを見ると、中盤は諏訪園も山下もいない。諏訪園は累積警告らしいが、山下までいないのは痛い。ボランチの代役には悦田が入り前田と組んでいる。ファンも出場停止なので、澤村が上田と組んでCBだ。FWはここ数試合と同じ原田と釘崎。首藤はベンチだ。
雨水によりボールがうまくコントロールできず、互いにボールを取っては取り返しの攻防が続く。そしてとうとう、絶好の位置からのFKを、きれいに決められてしまった。と思ったら、何とゴールは取り消し。何が起こった分からなかったが、FKのやり直しもないので、相手が押したか何かなのだろう。これまたラッキー。
ラッキーが続いてリードこそしているものの、相手の方がやや動きはいい印象がある。とは言えそれほど決定的な場面もなく、「いい勝負かな」という印象のまま前半が終わった。ハーフ・タイムに職場のK先生と出会い、言葉を交わす。「何か後半にポロッとやられそうな展開だね」とつぶやいておられたが、そんな感じはした。
後半になるとロックが風上に立った。心なしか風が強くなったような感じがする。旗が相手サイドになびき、相手のクリアーが途中で勢いをなくして落ちてくる場面が何度も見られる。途中で屋宮が故障して、麻生に交代。そろそろ首藤が出てくる場面かと思ったが、なかなか出てこない。今度の監督はあまり動かないタイプのようだ。二人目の交代も松瀬であった。松瀬はボランチに入り、悦田が本職のサイドに移った。
その後、相手が何度も猛攻をしかけてきて、石井が決定的な1対1の場面を阻止する。こちらももう一歩の攻めを繰り出す。スコアーは最初のままだが、スリリングな攻防が続いて終盤に入っていった。ここで監督が切った最後の札は、上杉だった。
上杉という選手は、ぼくが覚えている範囲ではここ2,3年ほとんど公式戦に出ていない。以前はよくスタンドで見かけていた。最近控えでベンチ入りができるようになり、ようやく掴んだチャンスだったと思う。上杉の出場を祝福したいと思う半面、どうしてこの勝負所で未知数の新人なのかと首を傾げた。なぜ得点の実績のある首藤を使わないのだろう。本調子ではないのだろうか。
そしてロスタイム、ロック自陣右サイドのスペースにボールがぽとんと落ちて、出るかと見えたが、風のせいか勢いが止まった。疲れもあったのか、一瞬相手よりも出足が遅れた。そこに諦めず入り込んだ相手に拾われ、クロスを放り込まれて決められてしまった。あと少しというところで、勝点が2つ逃げていった。
だが、どうだろう。展開から見ると悔しいが、力的には互角。互角の戦いは雨や風、そして審判に左右される。FKが認められて1対1なら、後半攻撃的に出て勝っていたかも知れないし、当然その逆もあり得る。引き分けは妥当な結果という気もする。それに、互角と言ったが、ファン・諏訪園・山下・首藤という「主軸」を欠いての互角だ。総合力は上ではないか。ただし、監督の采配にはやや疑問が残る。
まあいい。首位戦線から転げ落ちたわけではない。こういう試合もあるさ。気を落とさず、次行こう。
]]>
終了寸前の勝越し弾 【JFL’11前期第15節 ホンダロック 2-1 MIOびわこ草津】
http://pororompa.exblog.jp/14941080/
2011-06-12T16:26:00+09:00
2011-06-12T16:43:55+09:00
2011-06-12T16:26:35+09:00
pororompa
ホンダロックにわかサポ
アウェー転戦が続いたホンダロック、久々の里帰りである。分不相応の首位は「陥落」したが、しぶとく好位に居座っている。健闘と言っていい。
さて、じめじめとした梅雨空の下、今日は生目の杜にMIOびわこ草津を迎えた。「中堅対決」という感じである。空は重苦しいが、雨はやんでいたし、気温もそう高くはなかった。ジェフの時と違って元気のいい相手サポが気勢を上げている。メンバーを見ると、中盤を支える前田、諏訪園、山下が戻ってきている。ボランチには前田と諏訪園が入り、攻撃的な位置には左に悦田、右に山下という構えである。FWはいつもの釘崎と、もう一人は首藤ではなく久しぶりに見る原田であった。
前半は相変わらずまどろっこしい攻撃が続く。大事に行きすぎてシュートも打てないし、連携もまずい。釘崎が2発放ったのが印象に残る程度だった。しかし釘崎も、これだけ続けて前で使われて得点もないとは、決定力という点で見た時に、FWとしての適性はどうなのか。本人も得点がほしいと思っているだろう。
それにしても今日は、なかなか集中して観戦がするのが難しい。エスコート・キッズの幼児達が席の周りで落ち着きがなく、躾の悪い保育園状態なのである。だいたいこういう時は連れてきている大人も傍若無人だったりするものだ。後半に入って混戦から山下が流し込んだが、周りの保育園親子達はさして湧かない。いつ缶コーヒーをこぼされるかという感じであったので、途中でたまりかねて、応援団に近い席の一番前に移った。
そこはちゃんと試合を観ている人ばかりで、一気に臨場感に包まれた。ピンチになると後ろから、「ほら、危ないよ、危ないよ・・・」という呟きが背後霊のように聞こえ、シュートが飛ぶとキャーという叫びが一斉に上がって、なかなかにスリリングである。試合も相手の猛攻をくらってピンチが続き、とうとう終了間際に俊足の外国人FWにぶっちぎられて、痛い同点弾をくらった。まあ、このまま逆転されなければよしとしよう。そんな流れだった。
そしてロスタイムだった。カウンターから、最後に投入されたFW麻生が、長い距離を左のスペースめがけて走り込む。そう、前の走りが後ろのスルー・パスを呼び込むのだ。仕掛ける動きが大切なのだ。そこに、最後だからだろう、DFラインから一か八かのロング・ボールがスペースに出た。早いスタートを切っていた麻生がコーナー手前で追いつき、山下に戻す。山下が、最後のチャンスとばかり、実に丁寧なクロスをファー・ポスト前に送った。席を変えたおかげで、目の前でこのプレーが見ることができた。それを、右から走り込んだ選手が、しっかり決めた。誰か分からなかったが、ヒーロー・インタビューで屋宮と分かった。これも後半から、悦田に代わって出てきていた選手だ。
すぐにホイッスルが鳴り、相手はがっくりと膝を折る。劇的な勝利に応援席は大騒ぎである。ヒーロー・インタビューには呼ばれなかったが、今日の勝ちを呼び込んだ陰のヒーローは麻生だろう。そしてもっとああいう攻撃を、追いつめられた時だけやるのではなく、普段からやればいいのだ。]]>
首藤4戦連発! 【JFL’11前期第10節 ホンダロック 2-0 ジェフリザーブズ】
http://pororompa.exblog.jp/14742252/
2011-05-08T20:37:00+09:00
2011-05-08T20:41:59+09:00
2011-05-08T20:37:28+09:00
pororompa
ホンダロックにわかサポ
首位ですよ、首位!。まだ始まったばかりなんて言わんでください。とにもかくにも首位なんです。
そんなわけで、なぜか好調のスタートを切ったホンダロック、今日はホームにJEFの二軍を迎えた。「なぜか」というのは失礼だが、会場でも「けが人が8人もいるらしい」などという会話が飛び交っている。内情はきっと浮かれてはおれない状態なんだろうが、とにかく首位発進はめでたいことだ。
好調の原因は何なのだろう。まだ、「J原理主義」の強豪と当たっていないから、そこで本当の力が試されるのかも知れないが、新戦術がうまく機能していると見ていいのではなかろうか。個人で見ると、守備ではファン・テジュン、攻撃では首藤の活躍が大きいように思える。
さて、今日のスターティング・メンバーを見ると、前回ホームで山下が故障してからの陣形とほぼ同じである。DFは、上田とファンがセンターバック、白川と小原がサイドバック。MFは悦田が右サイド、屋宮が左サイド、諏訪園と組む注目のボランチは、猿渡。2トップが釘崎と首藤だ。このメンバーだと、猿渡の働きが鍵になると思いながら見ていた。
前半15分ぐらいに、早くも点が入る。ゴール前をつないで、一つパスが余計かなと思ったが、それがゴール前に入り込んでいた悦田に渡りボレー。オフ・サイドかと心配したが、判定はゴール。というか、副審が追いついていなかった。とにかくゴール。悦田の動きだが、この人は元々サイドに行くより中に切れ込んで行きたがる上に、この陣形だと中盤のサイドはサイドバック的な動きはあまりしなくていいし、トップ下もいないから、より攻撃に参加しなくてはならない。クリスチァーノ・ロナウドとか見てると、サイドの位置から斜めにガーッと切れ込んでいくけど、あんな感じでゴールを期待したい。
幸先のいいゴールでこれはいけると思っていたら、猿渡が倒された。いきなり×のサイン。担架で運ばれて行く。よりによって人がいないポジションが、また一人いなくなった・・・。監督の判断は、その位置には悦田、代わりに竹井が入って左サイド、屋宮は右に移った。悦田のボランチなんて初めて見る。
しかしこの後、開幕から3連続ゴールと「目覚めたストライカー」首藤が、セットプレーからのこぼれ球を狙い澄ましてシュート。「シュトーズ・シュート」が決まって、これで4試合連続ゴール。何と安心して見られる今季のホンダロック・チームか。
今日はとにかく蒸し暑かった。急に夏めいた日は疲れも堪える。後半は2点リードを守りながら、あまりがんばり過ぎずのらりくらりと守りきった感じだった。誤算だったのは、味方同士がクリアしようとして空中衝突、後から入った竹井までが担架で運び出されたことだ。またまたけが人。
しかしである。こう言っちゃあなんだが、元々特定のスパー・スターに依存していないどんぐり軍団、誰が出ても遜色ない。幸いチームに勢いはある。災い転じて福となせるよう、これまで出てないような選手が活躍するのでは? そんな希望的観測が持てるぐらいの快進撃である。
(写真は自ら「インタビュー慣れしていないので」と言いながらヒーロー・インタビューに答える悦田選手。語り口に純朴な人柄が伺える。)]]>
期待を抱かせるホーム開幕戦 【JFL’11前期第8節 ホンダロック 1-0 カマタマーレ讃岐】
http://pororompa.exblog.jp/14689956/
2011-04-29T18:22:00+09:00
2011-06-12T16:49:40+09:00
2011-04-29T18:22:03+09:00
pororompa
ホンダロックにわかサポ
ホーム開幕戦なのに第8節、大震災を乗り越えて開幕したJFLの選手入場を先導していたのは、「がんばろう日本」の横断幕だった。昨年の口蹄疫、そして今年の大震災、2年連続の変則的な開催である。
実を言うとぼくは今日が開幕戦であることを忘れていた。昨日で家庭訪問が全部終わり、職場の男の飲み方があって、その席になんとロックのサポーターがいて教えてもらって思い出したのだった。飲み会は大変良い雰囲気で、ようやく新しい職場の一員になれた気がした。その中に、コンサドーレのサポでもあるK先生がおられて、ロックについても「上田がどうだ」とか「白川がどうだ」とか非常に詳しく、まさかロックの話をしながら飲めるとは思わなかったので思わず酒のピッチも上がった。それを見ていた同僚が、「社員以外でホンダロックのファンってあんまりいないんじゃないですか?」と言うので、「いやいや、面白いですよ。いっしょにどうですか?」と答えておいたが、まあ一般の見方はそんなものだろう。それでも、会場では、元の同僚でぼくのブログを見て年間シートを買ったO先生とも再会したし、じわじわとした広がりを感じる。ああ、やっとサッカーが見れる。久しぶりにサッカーを観戦できる喜び、たとえ今日がどんな試合でも、まずその喜びを誰もが感じたのではないだろうか。
アウェイ・サポーター席から、妙に哀愁のあるメロディが聞こえてきた。よく聞くと「瀬戸の花嫁」だった。今日の相手は香川県のカマタマーレ。Jを目指しながらなかなかJFLに上がれなかったチームである。後で気が付いたが、前節試合がなく、今日が本当の開幕戦であった。サポーターの感慨もひとしおであろう。
さて、監督も代わり、噂によればメンバーも戦術も大きく変化したというわれらがホンダロック、メンバーを見ると新戦力が積極的に起用されているのが目を引く。フォーメーションも4-4-2になっている。キック・オフの時の陣形はこんな感じだった。
首藤 釘崎
屋宮 諏訪園 山下 悦田
猿渡 上田 ファン 小原
石井
小原と悦田が同じサイドにいるのは初めて見た。去年はFWにもなった小原が、今季は4バックの一員か。新戦力のファン、屋宮はどうだろう。去年ケガで今年が事実上の新戦力の釘崎は、DFと思っていたがトップで使われている。
立ち上がりからこれまでのロックとは違う感じがした。まず当てて落として、というのではない。スルーパスがスペースに出て、積極的に走り込む。中盤の4人はフラットに見える。交代に誰かが前に走り込んでいる感じだ。諏訪園がやや引き気味、山下がやや攻撃的かな。悦田は守備の負担が軽くなり、中にも顔を出してチャンスを作る。
その悦田が右タッチ・ラインぎりぎりで相手を交わし、縦のスペースに鋭く入れたパスから得点は生まれた。走り込んだ釘崎のクロスを首藤がドンピシャでヘディング。その奥にも一人走り込んでいたし、攻める新生ホンダロックを感じさせる見事なゴールだった。
釘崎はさすがにアビスパでDFをしていただけあって対人に強く、粘りと威圧感がある。ポスト・プレーを期待しての起用なんだろうけど、1点目のアシストのようによく走る面もある。ファン・テジュンは非常に安定感のあるDFで、空中戦も強く、上田と2人で並ぶと安心できる。左サイドで張っていた屋宮は、多少球扱いはぎこちないが、ものすごく速い。完全に抜かれていたと思うスルーパスを快速でつぶした。
その後もいい感じで攻めていたのが、前半の途中からおかしくなった。後半はぱったり攻めが止まる。原因は山下の負傷交代ではないかと思った。前から思っていたが、このチームには攻撃的なMFにいい人材がいない。この陣形で戦うには、攻めの仕掛人が必要ではないか。監督は、山下の代役を猿渡に任せ、代わりに左サイドに白川を入れて乗り切ったが、攻めの切れ味と言う点ではかなり落ちた。
終盤には、審判の判定に苛立っていた上田が退場になり、次節への不安も感じさせた。とは言え、何とか守りきって2連勝!。
開幕2連勝ですよ、開幕2連勝。ヒーロー・インタビューで今季の目標を問われて釘崎は「優勝です!」と答えていたが、そこまで望まなくても、少なくともこれまでより面白い試合が期待できそうな、新装ホンダロックの顔見せだった。
(写真はインタビューに答える新監督さん)]]>
https://www.excite.co.jp/
https://www.exblog.jp/
https://ssl2.excite.co.jp/