【音盤的日々 164】 イ・ムジチ合奏団 / ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」
2008年 04月 20日
やっと花粉症も盛りが過ぎ、連休も近づいてきた。毎年荒れ放題の南向き庭に手を付ける季節だ。「庭開き」という言い方が似合う。南側の隣家が3階建てに近いような造りで、境界のぎりぎりまで壁のようにそそり立っているので、半年はまともに日が当たらない。だから冬場は放置している。家を建てた頃に植えた芝生は、今では消滅して雑草が繁茂している。乱れているようでも春の野草も悪くはない。ただこれから温かくなるとだんだん手が付けられなくなるから、刈り取らねばなるまい。
何かもったりと聞こえる「四季」だが、頭の中ではもっときびきびしていたような印象がある。水害でLPをなくしてから買った廉価CDで、見てみると50年ぐらい前の録音である。LPの演奏とどうも違うようだ。第1バイオリンがこのフェリックス・アーヨだったか、ミケルッチだったか忘れたが、もう少しきりっとしていたような気がする。まあBGMにしている程度なので文句を言ってもしょうがない。これはこれでその時代にふさわしかったのだろう。そう言えばLPには譜面が付いていたが、今思うと贅沢な仕様だった。それを見ながら聴くのも楽しかったものだ。
草は思ったほど伸びてはいなかったので、テーブルを出してきてコーヒーを飲んだ。「春」のあのテーマがよく似合う風景だった。
by pororompa | 2008-04-20 22:36 | 音盤的日々 | Comments(2)
破天荒なことを書いているようですが、なかなか味が有ります。
仲良くしてやってください。noanoa1970
ネットは普段決して知り合えないような人を繋いだりしますね。