【音盤的日々 161】 PAUL SIMON / THERE GOES RHYMIN' SIMON
2008年 04月 03日
とまあ精神はいたって元気なのだが、年度末から走り続けた肉体はさすがに疲れ果てた。パソコンの前で眠りこけて、遠くに聞こえていたのがこのアルバムだった。
このアルバムはぼくにとっては「夢のマルディグラ」を聴くためのアルバムだ。アコースティック・ギターのイントロに軽やかなリズムが絡んで、”Come on, take me to the mardi gras"とハモりながら歌い出す辺りは、何度聴いてもゾクゾクする。
水害までは一応LPで持っていたのだが、それは遠い学生時代に隣室の人が置き忘れていったものだった。愛聴盤ではあったが、なんだか落ち着かない愛聴盤だったのだ。それでもポール・サイモンのベスト盤「Negotiations and Love Songs」に「夢のマルディグラ」が入っておれば、ぼくはこのアルバムをCDで買わなかっただろう。何でこれが入ってないのかいつも不思議でならなかった。その後出た新しいベスト盤には収まっていたが、それも当然の名曲である。
もちろん他にも「コダクローム」や「アメリカン・チューン」なんかも入っているし、全体によいできのアルバムである。ただ、ガーファンクルのハーモニーが入ったセントラル・パークのライブ盤を聴き馴染んだ耳にはちょっと物足りなくはある。そう言えばあのレーザー・デスクも水害で捨ててしまったなあ。
by pororompa | 2008-04-03 22:00 | 音盤的日々 | Comments(0)