ペットボトル三線
2005年 06月 26日
カンカラ三線の話は知っていたが、ペットボトルの方がよく鳴るのではないかと思い、去年試しに作ってみた。けっこう鳴る。
小学校の総合の時間や音楽科で使えるのではないかと思うが、まだ試してない。ただ、教室で弾くと子どもたちは興味を持って寄って来る。ドレミを書いたシールを貼ってやると、すぐメロディを弾き始める子もいる。
飲み方で宴会場に持っていったら、お店の人が次々に出てきて面白がり、いろいろ弾かされた。また、地区のお年寄りと飲んだ時弾いたら、老人会でみんなで作りたいと言われた。
作り方などを解説してアップしようかと思ったが、子どもの頃から工作は苦手なので、恥をかくと思い、やめた。でもネットで見あたらないので、ここに紹介することにする。シンプルなものなので、これでも作り方は分かると思う。
一番重要なのは糸巻きではないかと思う。木で作ると難しい上に、微妙な音程が調整できない。この双葉の形の金具が一番いい。このアイデアは、実を言うとぼくの創案ではない。どこかの学校の先生がネットで発表しておられたものである。検索するが見つからない。もしこれを読んでおられたら、連絡していただくとうれしい。
この金具は大型雑貨店なんかで簡単に手に入る。木も適当な木材を買ってきた。電動ドリルで金具の太さよりやや小さめの穴を開け、ねじ込む。
ペットボトルは、お茶用の2リットルの角張ったものだ。熱で溶かして切るペットボトル用カッターを使ったが、ハンダごてでもいいらしい。
弦だけは本物を使っている。沖縄の「高良レコード」さんというところから通販で買ったが、たった1セットでもすぐ送ってくれた。(315円+送料80円)
ペットボトルの途中に挟めている駒の部分は音にかなり影響がある。いろいろ試してほしい。ぼくは古い鉛筆やわりばしを切って使っている。
ボトルの底の方は、小さなヒートンを木材にねじ込み、弦をかけている。糸巻きの方の、ギターで言えばナットにあたるところは、つまようじを接着し、その横にわりばしをカポタストの要領でしばっている。
ネックは、ここでは長目にして調弦もド・ファ・ドにしてるが(音)、子供に作らせる場合には、もっと短めにして調弦もソ・ド・ソとした方が理解しやすい。その場合、こんな響きになる。
弾きながら気付いたのだが、この「本調子」と言われる三味線や三線のチューニングは、日本的な5音階のメロディがすごく弾きやすい。これで節を弾くと、自然にそんな調べになる。
この他に、段ボールで作るミニ・ギター「ハコースティック・ギター」もあるが、これはまた別の機会に書こう。
by pororompa | 2005-06-26 00:00 | こころの糧 | Comments(3)
それより、とてもシンプルなものですので、上の説明を元に作ってみられたらどうでしょう。たいしたものではありませんよ。
しかしメキシコは豊かな音楽の国ですよね。こんな物で満足するかな。