白い子ちゃんのしばしの休息
2007年 02月 12日
軒下に常駐していた「シンチャン」が我が家に潜り込んだので、我が家の「半公式猫」は「モス」とこの「白い子ちゃん」だけになった。これもよくなついているので家に入れてやりたいのだが、「公式猫」達とものすごく仲が悪い。時々、鉢合わせないように気を付けながらこの部屋限定で入れてやっている。
「白い子ちゃん」とは何ともいい加減な名前だが、野良猫が入れ替わり立ち替わり来ていた頃にそう呼ばれて、それが名前になってしまった。そう言えば、伝染病がはやってからか、この界隈も猫の姿がめっきり減った。猫の住みにくい所は人も住みにくい所だとぼくは思う。
何度かこの部屋には入れているので、ずいぶんリラックスするようになった。きょろきょろすることもなく、今日はソファで寝始めた。外育ちで白い毛も灰色にくすみ、ほこりにまみれている。その汚れた毛が、呼吸に合わせて上がったり下がったりする。猫が隣で寝ていると、何か平和で、ささやかな幸福感とでもいうべきものがある。猫好きなら分かるだろう。ぼくはピーナッツの殻を散らしながらコーヒーを飲んでいる。春を感じさせる日差しが窓から斜めに入っている。休日の午後、眠る猫、コーヒー、本、モーツァルト。幸福とは何かを考えた。この大袈裟な言葉が似合う夕暮れだ。
しばらくしてシロイコは目を覚ますと、冷え始めた夕暮れの戸外へと出ていった。ぼくは夕飯を食って、残った仕事をした。
by pororompa | 2007-02-12 20:47 | 駄猫列伝 | Comments(2)
前々からこのブログに遊びに来たいと思っていたのですが、ブログを読んでいると、いったいこの人何者?と思ってしまうくらい恐れ多くて…
職場ではすぐ近くにいるのですけれど。
先生の歌は楽しくて、子どもたちがとても喜んで歌ってくれるので、月の歌に使わせていただいています。「空は青空」に続き、今月の「あたらしい春」も生徒たちに好評です。これからも楽しい歌をたくさん作ってください。
「あたらしい春」を作った頃は低学年に深ーく没入していたのであんな歌ができたのですが、高学年になると無邪気な歌が湧いてきませんね。また別のタイプの歌ができて面白くはありますが・・・。
でも馬鹿にせずに評価してくださる方がいると、励みになります。