中古ギター届く
2006年 03月 11日
とりあえずケースを見ると、きれいではないけどなんとか使えそうだ。買った理由の一つは、水害でハードケースを捨てたのでケースが欲しかったことがある。本体の使用目的は、職場で使うためである。前の所有者が知ればあんまりいい気持ちはしないだろうけど、ある程度音程が正確で、音が大きくて、子どもが壊しても惜しくない物が欲しかった。昔の日本製の合板ギターはこの条件にぴったりである。
以前使っていたのは、モーリスのギターで、知人の息子が引っ越しの時捨てていった物だった。こいつはとにかくでかい音がしていた。狭い教室で40人近い子どもが騒ぐと、音が小さかったら相手にされない。拾ったギターだから馬鹿にしていたけど、後でネットで調べたら5万ぐらいのけっこういい物だったらしい。教室では十分にその役目を果たしたが、糸巻きが壊れ、ネックもボロボロになって終わった。それでもボディの材はいいので捨てずにいたら、水害でご臨終となった。
もう一つヤマハのFG-200というのがあった。高校生の時に兄に買ってもらったもので、当時の定価は2万円。長年弾いてきたギターで、音程も正確、高い音はきれいだったが、低音が貧弱で教室では役に立たなかった。こんなギターでも巷では愛好家がいるらしく、リサイクル・ショップで定価以上の値段が付いていた。これも長い間の酷使が響いて半壊状態だったので、水害の時に捨てた。
今学校で使っているのは何かというと、ZENNというブランドの中国製である。小型のギターで値段も安かったが、音程も合わず音も小さい、「安物買いの銭失い」という言葉がぴったりのギターである。子どもたちにいじくり回されて十分に役割を全うしたとは言えるが、使い物にならないのは日頃から感じていた。
そこで今回のCE-300だが、もちろん値段が値段なので多くは期待できない。弦を張り替えて試し弾きしてみたが、「まずまず」といったところか。低音がやや弱くて音量も期待ほどではないが、頑丈でしっかりしている。糸巻きもスムーズだ。ネットで評判を得るだけあって、良心的な造りだ。5年から10年ぐらいは教室で使えるのではないかと思う。
さてさて、仕事しなくては。
by pororompa | 2006-03-11 12:56 | こころの糧 | Comments(0)