ぽろろんぱーぶろぐ

pororompa.exblog.jp

ブログトップ | ログイン

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々374】ROLAND HANNA / 24 PRELUDES semスキン用のアイコン02

  

2016年 04月 16日

【音盤的日々374】ROLAND HANNA / 24 PRELUDES_e0006692_16202789.jpg 長く苦しい年度末・年度初めのトンネルをようやく抜けたかなという感じの週末。もちろん熊本大地震の余波はここ宮崎にも押し寄せていて、落ち着かない気分ではある。昨夜の真夜中に来たのは大きかった。その後は一応警戒して、2時間ほど起きていた。眠ってからも、何度も警報と揺れで目が覚めた。

 でも毎年、家庭訪問、そして連休と続き、初夏へ向かうこの季節は、気分も晴れやかな季節なのだ。やっと訪れた春を、頼むから地震は邪魔しないよう願いたい。とにかく今日はゆっくり休むことにする。

 このアルバムは懐かしい。学生時代に出たアルバムだ。ローランド・ハナとジョージ・ムラーツ。大の愛聴盤だった「ポーギーとベス」と同じ組み合わせ。でもぼくはこれは持っていなかった。クラシック臭すぎると思ったのだ。

 今回あらためて聴き直してみてまずハッとしたのは、ベースの音。「ポーギーとベス」のあの音だ。このズンと来る響きはたまらなく心地いい。ピアノ音もいい響きをしている。このアルバムも「ポーギーとベス」も日本の企画・録音だ。録音者は違うが、音の良さは共通したものを感じる。

 クラシック臭さもそれほど鼻につかない。ジャズにそれほどこだわらなくなった今の耳で聴いたからか。逆にジャズメンの作品だなと感じさせる瞬間もある。品のいいBGMにもなりうる。

 ジャケットもいい。LPならもっと映えただろう。そうか、これは1集と2集があって別売りだったんだな。金の無い学生時代には、そんな理由からも買えなかったに違いない。

 残念なのは、ハナが主役なので、「ポーギーとベス」ほどムラーツのベースが聴けないことだ。もう少しムラーツのベースが多めに聴けるとよかったが、これはそういう作品ではないのだろう。それでも、あまり期待していなかった分うれしい再会だった。

【音盤的日々374】ROLAND HANNA / 24 PRELUDES_e0006692_16205343.gif

by pororompa | 2016-04-16 17:07 | 音盤的日々 | Comments(2)

Commented at 2016-05-14 07:24 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pororompa at 2016-05-14 11:58
最近発売されたCDです。そうなんですね。カットについては気がつきませんでしたが、LP2枚を1枚にしていますので、ありそうな話ですね。情報ありがとうございました。