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semスキン用のアイコン01 終了寸前の勝越し弾 【JFL’11前期第15節 ホンダロック 2-1 MIOびわこ草津】 semスキン用のアイコン02

  

2011年 06月 12日

終了寸前の勝越し弾 【JFL’11前期第15節 ホンダロック 2-1 MIOびわこ草津】_e0006692_15331483.jpg
 アウェー転戦が続いたホンダロック、久々の里帰りである。分不相応の首位は「陥落」したが、しぶとく好位に居座っている。健闘と言っていい。

 さて、じめじめとした梅雨空の下、今日は生目の杜にMIOびわこ草津を迎えた。「中堅対決」という感じである。空は重苦しいが、雨はやんでいたし、気温もそう高くはなかった。ジェフの時と違って元気のいい相手サポが気勢を上げている。メンバーを見ると、中盤を支える前田、諏訪園、山下が戻ってきている。ボランチには前田と諏訪園が入り、攻撃的な位置には左に悦田、右に山下という構えである。FWはいつもの釘崎と、もう一人は首藤ではなく久しぶりに見る原田であった。

 前半は相変わらずまどろっこしい攻撃が続く。大事に行きすぎてシュートも打てないし、連携もまずい。釘崎が2発放ったのが印象に残る程度だった。しかし釘崎も、これだけ続けて前で使われて得点もないとは、決定力という点で見た時に、FWとしての適性はどうなのか。本人も得点がほしいと思っているだろう。

 それにしても今日は、なかなか集中して観戦がするのが難しい。エスコート・キッズの幼児達が席の周りで落ち着きがなく、躾の悪い保育園状態なのである。だいたいこういう時は連れてきている大人も傍若無人だったりするものだ。後半に入って混戦から山下が流し込んだが、周りの保育園親子達はさして湧かない。いつ缶コーヒーをこぼされるかという感じであったので、途中でたまりかねて、応援団に近い席の一番前に移った。

 そこはちゃんと試合を観ている人ばかりで、一気に臨場感に包まれた。ピンチになると後ろから、「ほら、危ないよ、危ないよ・・・」という呟きが背後霊のように聞こえ、シュートが飛ぶとキャーという叫びが一斉に上がって、なかなかにスリリングである。試合も相手の猛攻をくらってピンチが続き、とうとう終了間際に俊足の外国人FWにぶっちぎられて、痛い同点弾をくらった。まあ、このまま逆転されなければよしとしよう。そんな流れだった。

終了寸前の勝越し弾 【JFL’11前期第15節 ホンダロック 2-1 MIOびわこ草津】_e0006692_16151696.jpg そしてロスタイムだった。カウンターから、最後に投入されたFW麻生が、長い距離を左のスペースめがけて走り込む。そう、前の走りが後ろのスルー・パスを呼び込むのだ。仕掛ける動きが大切なのだ。そこに、最後だからだろう、DFラインから一か八かのロング・ボールがスペースに出た。早いスタートを切っていた麻生がコーナー手前で追いつき、山下に戻す。山下が、最後のチャンスとばかり、実に丁寧なクロスをファー・ポスト前に送った。席を変えたおかげで、目の前でこのプレーが見ることができた。それを、右から走り込んだ選手が、しっかり決めた。誰か分からなかったが、ヒーロー・インタビューで屋宮と分かった。これも後半から、悦田に代わって出てきていた選手だ。

 すぐにホイッスルが鳴り、相手はがっくりと膝を折る。劇的な勝利に応援席は大騒ぎである。ヒーロー・インタビューには呼ばれなかったが、今日の勝ちを呼び込んだ陰のヒーローは麻生だろう。そしてもっとああいう攻撃を、追いつめられた時だけやるのではなく、普段からやればいいのだ。

by pororompa | 2011-06-12 16:26 | ホンダロックにわかサポ | Comments(2)

Commented by 総統 at 2011-06-14 23:26 x
いや~ねばり強くなりましたね。ロスタイムで得点するのは今期2度目です
ロスタイムで失点するのは、ホンダロックのよく見る光景ですが、得点できるなんてちょっと恐ろしいですね。

確かに追い込まれないと出来ないと言うところが、
このチームの完成途上のところかもしれません。
普通に1-0で終われ無いところが課題で、
ロスタイムで逆転出来たことは成長でしょうね。
どうでしょうか?
Commented by pororompa at 2011-06-15 19:22
今やホンダロックの実力は、JFLの中位から上位あたりにあると見ていいのではないでしょうか。
ただ、戦術的な瞬間の判断力が不足していると思います。瞬間的にいろいろな攻めのイメージが描けていないように思えます。
その中で山下は、そういった攻撃面のセンスを比較的感じさせますね。この日のMOMは山下という気がしました。