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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々381】SARAH VAUGHAN / AT MISTER KELLY'S semスキン用のアイコン02

  

2016年 09月 20日

e0006692_17564656.jpg 夏に買ったジャズ・ボーカルのアルバムはどれもよかったが、これもその一つ。仕事中もかけていたが、採点のBGMにぴったりで捗った。

 サラ・ヴォーンは、例のクリフォード・ブラウンとやったの以外は持っていなかった。アクの強い歌い方があまり好きではないが、これはなかなかいい。淡々と進むライブ盤で、変に力んだりしない。1曲目からすっと入っていける。何気なく曲目を見たら、そうか「September in the rain」、「9月の雨」か。

 9月の雨どころか、大雨を降りまきながら夜中に通り過ぎた台風は、久しぶりに激しかった。起きてみると、それほど大きな被害はなかったが、県北の方はかなりの雨だったようだ。水に浸かったとかでテレビが映し出したのは、どうも友人のY先生の勤務校ではないかと思う。後片付けが大変だろう。我が家がやられた台風を思い出す。

 ボーナス・トラックが11曲も入ってる。オリジナル原盤よりおまけの方が多い。それがどれもできが悪くなく、どこからがおまけなのかよく分からないぐらいなのは見事だ。

 ずっと聴いていると、このアルバムがいいのは、バックのトリオがうまいからではないかと思い始めた。ピアノのジミー・ジョーンズという人は知らない名だが、歌伴の名手だという話だ。ベースはリチャード・デイヴィスにドラムはロイ・ヘインズ。ブラシが気持ちよく跳ねる。

 量でも稼いでいる点も含めて五つ星。

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# by pororompa | 2016-09-20 18:24 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 おとなウクレレ・クラブ semスキン用のアイコン02

  

2016年 09月 19日

e0006692_17381670.jpg 台風が近づいているが、成績まとめと運動会も近づいているので、もっぱらそっちの方が気になっている。この連休をあてにしていた同僚は多いだろう。今日は休日出勤でかなり進んだので、気は楽になってきた。

 そんな忙しいさなかに、職場で「おとなウクレレ・クラブ」が発足した。子どものクラブ活動として今年は「ウクレレ・クラブ」を立ち上げていたが、それが大人にも広がって、職場内愛好会になっていったのだ。

 この職場では親父バンドもできたし、ウクレレ愛好会までできた。人を束ねていく性分ではないが、いっしょに音楽をやるのは楽しい。自分から愛好会など作る方ではないのにこうなったのは、親父バンドは職場のギター弾きHさんが声を掛けていったからで、「おとなウクレレ・クラブ」は、今年転勤してみえた方の中に、ウクレレに魅入られてしまったFさんがいたからだろうと思う。

 Fさんは、夏休みにウクレレに興味を持たれると、ぼくの主催する教育関係集会で今年行った「教職員のためのウクレレ講座」にすぐさま参加され、短期間であっという間に上達された。それだけでなく、明るく社交的な性格でどんどん周りの人に声をかけて、人を楽しく巻き込んでいく。第1回目には何と9人も集まってぼくは大いに驚いた。

 忙しさの中で毎日は流れていくけれど、「何か楽器でも弾いてみたいなあ」と思いながら過ごしている人は多いんだな。敷居が低くてやり始めると奥はけっこう深いウクレレは、働く大人の趣味にも最適だ。次の曲は何を紹介しようか、いろいろ考えて準備するのも楽しい。

# by pororompa | 2016-09-19 17:29 | こころの糧 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々380】BOB MARLEY / KAYA semスキン用のアイコン02

  

2016年 08月 21日

e0006692_17571189.jpg 夏はやっぱりこれかな。暑い夏の午後、締め切った部屋で今年買ったエアコンを効かせて、大きな音でボブ・マーリーを聴いた。少しばかり心が満たされた気分だ。

 駄曲なしのこの充実した作品が、「Exodus」と同時期の録音なんだそうな。とても「残り物」という感じではない。怒濤の名曲連発。名盤そのものという感じだ。もう一方の「Exodus」も相当凄いから、何を作っても傑作ができるような創造性のピークにいたのかな。

 最初の3曲、この明る目の3曲がアルバムのカラーを決めている。この感じは好きだな。大きな音で聴くとまたよさが引き立つ。ズンと来るベース、歌に引き込むようなフィルインのスネアの音。バックのコーラスの絡みもいいし、じわっと流れているオルガンの響きもいい味を付けている。

 ③とともに⑤の「Satisfy My Soul」も ベスト盤「Legend」に選ばれているが、その他のどの曲もベスト盤に選ばれそうな曲ばかりだ。それに、テンポの変化もあり、短調の曲もうまく配してあって、飽きさせない。曲良し、録音良し、流れ良しだ。

 ⑦がやや弱いけれど、終わりの2曲がまたいい。特にラストの、太鼓が絡む「Time will tell」がいいな。余韻が残る。この終わり方は、「Burnin'」の「Rastaman Chant」を思い出す。

 1991年の「レコード・コレクターズ」誌、ボブ・マーリー特集号を開く。山の村にいた頃。ちょうどこの夏に見た家族ビデオの時代。ボブ・マーリーも、その頃よく聴いていた中の一つだ。子どもたちもこんな音楽に包まれて育ってきたんだな。「Time will tell」か…。確かに時が語ってくれた。思った通りのいい子達に育ってくれて幸せだ。

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# by pororompa | 2016-08-21 19:10 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々379】RY COODER / PARADISE AND LUNCH semスキン用のアイコン02

  

2016年 08月 13日

e0006692_13161668.jpg 帰省していた息子と娘がまた街へと戻り、ゆるやかな時間が流れている。今年は教育関係の集会にも参加してくれたりして、ひときわ印象に残る夏の帰省だった。家族を撮った古いビデオを大笑いしながら観たのもいい思い出になった。

 その古い動画の中で、ぼくがその頃聴いていた音楽が流れていた。このライ・クーダーに合わせて、幼い息子が踊る場面もあった。「刷り込みじゃ」と息子達は笑っていた。

 このアルバムは、「流れ者の物語」の次に出たアルバムで、出た当時はジャケットがあまり好きじゃなくて持っていなかったが、30才辺りからまたいろいろと音楽を聴き始めた中で買い求めたものだった。この辺りの一連のライの作品は、全て星5つの傑作だと思う。

 昔は好きじゃなかったこのジャケットも、今見直すとなかなかいい味を出してる。明るいイエローも、とぼけたようなライの表情やトロピカル・ドリンクも、アルバムのトーンに合っている。明るいアルバムだ。

 ラストにジャズ・ピアノの重鎮、アール・ハインズがゲストで出てくるが、この後「ジャズ」と題した作品を作ることを考えると、ライのその頃広げていたアンテナが想像できる。分厚い野郎コーラス隊もそうだ。これもこの後の「ライ・クーダー・ライブ」辺りに自然に繋がっていく。

 それからもちろん、たっぷり聴けるライのギターも最高だ。甘く温かい音色でマリンバが絡んでくる「Mexican Divorce」なんかを聴いていると、家に居ながらもリゾート気分に浸ることができる。
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# by pororompa | 2016-08-13 15:36 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々378】BLOSSOM DEARIE semスキン用のアイコン02

  

2016年 07月 25日

e0006692_1910379.jpg 夕暮れにブロッサム・ディアリーを聴く。また楽しからずや。片手に塩レモンサワー、つまみは納豆。

 学校の子どもたちの夏休みが始まり、職員は打ち上げで慰労し合った。その翌日には拙作の「水かけロック」を水掛地蔵祭で、職員バンドと子どもたちで大騒ぎして「奉納」してきた。今日は泳ぎの苦手の子達の練習に参加して、大きな成果を感じてきた。そうか、確かに季節は変わって、真夏になったのだ。それを実感する。

 明日からの面談の仕込みを終えて家に戻ると、このブロッサム・ディアリーが届いていた。気分的にはぴったりだ。エアコンも買ったばかりだし、夏にもなったことだし、この夕暮れをこの「ウィスパー・ボイス」で満たそう。

 ピアニストでもあるブロッサムだが、このアルバムは歌手としてはデビュー作であるそうな。ハーブ・エリス、レイ・ブラウン、ジョー・ジョーンズの完璧なギター・トリオをバックに、次々と弾き語りを披露する。誰が歌っているのか知らないが、時々絡むバック・コーラスも気持ちよい。

 「カワイイ系」の声だが、芯からジャズの人だから内面的な強さは感じる。でも聴き疲れしない声ではある。だから疲れた一日の夕暮れに合うんかな。音程が不安定な感じがする時もあるが、あんまり野暮なことは言わず雰囲気を味わうことだな。とにかくリズム隊がいいから安心して酔える。

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# by pororompa | 2016-07-25 19:39 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々377】THE MILLS BROTHERS / THE MILLS BROTHERS & FRIENDS semスキン用のアイコン02

  

2016年 06月 19日

e0006692_17334463.jpg 夏風邪だと甘く見ていたら、38.7度まで上がったよ。何だこれ。ちょっとしたインフルエンザの感じ。一日ずれたら参観日が欠席で、色々面倒なことになっていただろう。まだちょっと頭がふらつく。

 ヤフオクで買ったLP3枚組の箱物。送料込即決で500円とかだったのですぐ落としたが、これ、売ってる方に何か利益あるのだろうか。届いてみたら盤も箱もかなりきれいなのでさらにびっくり。

 調べてみると、久しぶりに買ったLPだった。以前立て続けにLPを買い続けたが、期待通りの盤に出合えなくて、それから買ってなかった。本棚買ってLPが何十枚か入るスペースが空いたので、また買おうかという気にはなっていたのだ。

 DISKPORTっていうレコード会社あったかな? 西武系? 調べたらやっぱりそうだった。解説は瀬川雅久さんで、ジャケットもしっかりした感じだから、安っぽさはない。帯まで付いてるけど、すぐ外した。こんなものありがたがる人の気が知れない。

 曲はもちろん手持ちとダブりは多いが、時代がSPの頃の人だから仕方がない。ただ、昔、CDが出初めの頃聴いたミルスが、LPより格段落ちる、加工されたような音だったので、ミルスは針で聴きたいと何となく思っていた。サッチモとの共演が11曲入っているので楽しみにしていたが、全く聴いていないのは2曲だけだった。

 その2曲は最後の2曲、「懐かしのヴァージニア」と「スワニー川」。さすがに音は悪かった。派手なスクラッチ・ノイズ。あまりいいSPが残っていないのだろう。でもその隙間から流れてくるのは…。本物だなあ。本物の音楽にしばしノイズを忘れてうっとり。ジャケットも含めて得した感満載。

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# by pororompa | 2016-06-19 18:08 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々376】SONNY ROLLINS / CUTTING EDGE semスキン用のアイコン02

  

2016年 06月 05日

e0006692_1449884.jpg 梅雨入りだそうである。毎年6月は教員にとってはそう忙しい月ではないのだが、今年は久しぶりに研究授業なんぞが回ってきて若干忙しい気分ではある。指導案書きが終わってしばし休憩。

 「野ばらによせて」。ロリンズのこのアルバムを取り出すのはいつもこの曲を聴くためだ。買ったのももちろんこの曲を聴くためだった。まだ職に就く前、FMで流れて来たのが初めてだったと思う。素晴らしいバラードだ。クラシック畑の人の作品らしい。

 ロリンズは、ゆっくり時間を掛けて、語り、綴り、解きほぐしていく。無伴奏ソロの最後の方で、モントルーの聴衆の感動が高まり、拍手喝采に包まれながら、バックの演奏が加わり美しいテーマに入っていく所がたまらない。

 他の曲はあまり印象には残らないか、聴くのに疲れるような曲だ。4曲目のバラードはまあまあだけど、ラストの「スウィング・ロウ~」の調子っ外れの珍妙なバグパイプにはちと閉口する。ギターの増尾はがんばっているけれど。

 それでもこのアルバムは、好きなアルバムだ。「野ばらによせて」1曲だけでも持っている価値はある。

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# by pororompa | 2016-06-05 15:12 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々375】HANK WILLIAMS / COUNTRY MUSIC HALL OF FAME 15 - HANK WILLIAMS LIVE VOL.1 semスキン用のアイコン02

  

2016年 05月 08日

e0006692_16175518.jpg 飛び石ながら10日間続いた連休の期間が終わる。例によってどこにも行かなかったが、いろいろと実りの多い休みだった。初日に、前から考えていた塀を作り、二日目には庭の草を刈り、三日目にはメダカの水替えをした。出勤をはさんで火曜には、届いていた本棚を組み立て、翌日には本や文集を並べ、ついでにその部屋を片付けてすっきりした。それから要らない本を古本屋に二束三文で売って、帰りに古本を何冊かと、このCDを買ってきた。

 値段は108円。「カントリー・ミュージック・ホール・オブ・フェイム」とある。何かの安っぽいシリーズ物の一つだろう。日本盤のようだ。他のはオムニバスだったが、これだけはハンク・ウィリアムズ単独のライヴ盤だった。

 帰ってネットで検索するが、詳細がよく分からない。解説もない。ところが聴いてみると、これが案外できがいい。まず音がいい。スクラッチ・ノイズがするが、そう古い音源ではない感じがする。自然なライブの雰囲気がいい感じだ。

 曲は、この分野は詳しくないので知らない曲が多いが、「アイ・ソー・ザ・ライト」や「泣きたいほどの淋しさ」などの有名曲も入っている。量も33曲とたっぷり詰め込んである。こうなると、VOL2が気になる。VOL2もあればよかったのだが、残念ながらなかった。

 淡々と歌い進む中に、この人ならではの小節回しが心地よく、古い「アメリカ演歌」という感じで味わいがある。例によってちょっとはずれたようなフィドル、そしてハワイアンのようなスチール・ギターや、ブルース的な要素の混入など、色々と興味をかき立てられた。
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# by pororompa | 2016-05-08 16:49 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々374】ROLAND HANNA / 24 PRELUDES semスキン用のアイコン02

  

2016年 04月 16日

e0006692_16202789.jpg 長く苦しい年度末・年度初めのトンネルをようやく抜けたかなという感じの週末。もちろん熊本大地震の余波はここ宮崎にも押し寄せていて、落ち着かない気分ではある。昨夜の真夜中に来たのは大きかった。その後は一応警戒して、2時間ほど起きていた。眠ってからも、何度も警報と揺れで目が覚めた。

 でも毎年、家庭訪問、そして連休と続き、初夏へ向かうこの季節は、気分も晴れやかな季節なのだ。やっと訪れた春を、頼むから地震は邪魔しないよう願いたい。とにかく今日はゆっくり休むことにする。

 このアルバムは懐かしい。学生時代に出たアルバムだ。ローランド・ハナとジョージ・ムラーツ。大の愛聴盤だった「ポーギーとベス」と同じ組み合わせ。でもぼくはこれは持っていなかった。クラシック臭すぎると思ったのだ。

 今回あらためて聴き直してみてまずハッとしたのは、ベースの音。「ポーギーとベス」のあの音だ。このズンと来る響きはたまらなく心地いい。ピアノ音もいい響きをしている。このアルバムも「ポーギーとベス」も日本の企画・録音だ。録音者は違うが、音の良さは共通したものを感じる。

 クラシック臭さもそれほど鼻につかない。ジャズにそれほどこだわらなくなった今の耳で聴いたからか。逆にジャズメンの作品だなと感じさせる瞬間もある。品のいいBGMにもなりうる。

 ジャケットもいい。LPならもっと映えただろう。そうか、これは1集と2集があって別売りだったんだな。金の無い学生時代には、そんな理由からも買えなかったに違いない。

 残念なのは、ハナが主役なので、「ポーギーとベス」ほどムラーツのベースが聴けないことだ。もう少しムラーツのベースが多めに聴けるとよかったが、これはそういう作品ではないのだろう。それでも、あまり期待していなかった分うれしい再会だった。

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# by pororompa | 2016-04-16 17:07 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(2)

semスキン用のアイコン01 「なんちゃってペグ三線」購入顛末記 semスキン用のアイコン02

  

2016年 03月 27日

 土曜も日曜もなく働きに働きまくって、ようやくゴールが見えて来た。ゴールしたかと思うとまたスタートしなくちゃいけないが、とにかくやっと書き込みができるようになったので、三線購入の顛末を書き残しておく。

 なんでそんな忙しいときに三線など買ったかというと、勤務校の子どもたちの吹奏楽部の定期演奏会というのがあって、そこに我らが職員バンドが今年も前座で出ることになり、その中で三線を弾く曲があったわけだ。それで持っている人から借りてしばらく弾いている内に、「こりゃあおもしろい、オレも買おう」みたいなことになったが、どうせ買うなら糸巻きがギターのペグみたいなのはないかとなって、探して手に入れたのが今回の三線なのである。沖縄のD工芸というお店から通販で購入した。23000円、よく分からないが、手頃かなと思ったのだ。

 ただ、何となく不安だったのは、この会社、蛇柄でなくたくさんの柄を用意していて、ぼくも蛇はあまり好きではないのでそれはいいと思ったんだけど、代わりに用意している柄が何とも恥ずかしいものばかりで、選ぶことができないのが残念だった。まあ、しょうがない、蛇柄でいいかと。しかし、デザインのセンスは、もののできにも関係することを、今になっては思う。

 それから肝心のペグの部分だけど、写真で見るとギターで言えばヘッドにあたる部分に穴が6個あいている。余分な穴が3個もあるのは不格好というか奇妙な印象を受けたが、まあ六線というのもあるらしいから、それと部品を共有しているのかなと思って納得した。でもこのいい加減さもやはり考慮すべきだった。

 購入を頼んだら、メールで返事が来た。ぼくの質問に答えて、「無地はないが代わりの布を送ってくれればそれで作る」というようなことが書いてあったので、そこまでする気はないのでお断りした。

 そして数日後、「12日お届けでヤマト便にて発送手配致します。」というメールが来た。それでその12日に外出もせず待っていたら、その当日のお昼11時頃に、「本日、下記の商品を発送させていただきました。」というメールが来るではないかいな。おいおい、「12日お届けで」というのはどうなったんだ。「すみません」も何もない。「ここの三線は瞬間移動でもするのかあ!」と思ったが、まあ多分、南の方はおおらかな風土なのだろう、ぼくもそんなのは嫌いじゃないので気にしないことにした。でも、妙な胸騒ぎがあった。

e0006692_1854631.jpg そして次の日、ブツが届いた。

 早速チューニングしようとすると、一部ギターやウクレレと巻きが逆である。巻き替えようとすると奇妙なことに気がついた。ペグにはヘッドの左側と右側用では形が違うのが当たり前だが、それがごちゃごちゃに取り付けられている。写真の一番上の左側に取り付けられているペグは、本来は右側用のペグのはずだ。だから巻きが逆で勝手が悪いのだった。そしてまたまた奇妙なことに、なぜか穴が5つ…。なんか落ち着かないが、ま、いいか。余った穴に、ストラップでも通そう、演奏はできるわけだし…。と考えたのは甘かった。この後、衝撃的な事実に気がつく。
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 写真を見てほしい。ギターで言えば1弦、三線で言えば女弦のヘッドの部分を。どんな弦楽器でも、ギターで言えばナット、三線で言えば歌口の所から、演奏者側へ折れ曲がっている構造になっている。ところがこいつは、そこに長いペグを通したもんだから、巻き取るペグの穴の方が歌口より高く突き出ている!!!。だから、弦がナットの溝に乗らず、浮いてしまう!!! ギョエーーー!!!!!、だからまともに音が出ない。

e0006692_19304688.jpg 信じられない。でも、この職人は三線は作るプロなんだろうが、ギターやウクレレなどのことに関しては全くの無知なのではないだろうか。ただギターもどきのヘッドを付ければそれでOKという単純な発想なのだろうか。

 気を落ち着けていろいろ試してみた。巻きを逆にして、溝への角度を付ければ何とか音が鳴り出した。ところがそれも甘かった。部屋で静かに弾いている内はそれでもよかったが、前日リハーサルで市民文化ホールで弾いたら、何度も何度も「脱線」して、とんだ恥をかいた。でもリハでよかったよ。本番までまだ時間はある。あれこれ知恵を絞った末、いい考えを思いついて急場をしのいだ。それは巻き取る上部に何重にも輪ゴムを巻いてそこに弦が巻けないようにし、できるだけ巻く位置を下に下げたのだ。これで格好は悪いが何とか音は出るようになった。

 肝心の音だが、これも職場の同僚から借りた、ケース付19800円のものに負けている。まあ、そこは主観もあるし、高価なものでもないので、それは問わないことにしよう。一応三線の部分は生きているので、それだけはよかった。しかし、とんでもない、「なんちゃってペグ三線」だった。これを今年息子や娘からもらった誕生日プレゼント兼落とし玉にしようと思っていたのだが、何だかなあ。まあでも、それも一つの思い出か。

 それにしても、一番腹が立つのは、この店、このことを何度メールしても、一度も返事がないことだ。都合の悪いことは急にだんまりというわけだ。取り替えろと言っているのではない、金返せと言っているのでもない、一人の購入者の感想として送ったのに、一切無視とは、あまりにもふざけている。だからぼくは今でも激しく怒っているのだ! 今後の購入予定者の参考に、事実を正確に詳細に書き記したので、ペグ三線をお探しの諸氏は参考にしていただきたい。 

# by pororompa | 2016-03-27 19:43 | こころの糧 | Trackback | Comments(0)