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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々359】BILL EVANS / TRIO'64 semスキン用のアイコン02

  

2015年 01月 05日

e0006692_18363915.jpg 子どもたちが2人とも帰って来て、楽しい正月だった。娘に初めて麻雀を教え込んで卓を囲んだりした。去った後はやはりどこか物寂しくもあるし、気が抜けてしまう。今日は家で仕事の予定だったが、ぼうっと過ごしてしまった。

 そんな時は何を聴いても音楽が入ってこないのだが、これは違った。スイッチを入れてくれる。頭がスキッとなる。年末にまとめて買った中の一枚。

 ここ数年買ったCDをエクセルに記録しているのだけれど、今年は異様に少ない。例年の何分の一かだ。これじゃあCDが廃れていくわけだと思い、通販サイトのカートに入れっ放しにしていたものなどを、まとめて注文したのだが、そんな中の一枚だ。

 ビル・エヴァンスは主なところは大抵買っているが、この「64」や「65」は買っていなかった。いろいろ訳はあるが、そもそもヴァーヴのエバンスは、リバーサイドに比べて落ちるというのがある。これも世評は今一つなのは知っている。それでも持っておくべき一枚だとは思っていたが、なかなか値が下がらなかったので後回しになっていた。

 でもこれは、かなりいい。なぜいいのか、どこがいいのか、考えてみた。

 まずベースがいい。エバンスがゲーリー・ピーコックとやったのはたしかこれだけだ。そのことが惜しいと今更ながら思える。何でも性格的に合わなかったらしいが。ドラムもポール・モチアンで文句なしだ。

 そして、音がいい。ベースがガツンと重く響く。録音がいいのか、リマスターがいいのか分からないが、LPみたいな生々しい響きがする。

 曲も悪くない。1曲目など、いかにもプロデューサーのクリード・テイラーがやらせそうな、軽い選曲なのだが、エバンスにかかると化学変化を起こして、いい味に仕上がっている。「サンタが町に」もそうだ。立派なジャズ演奏になっている。これまで、「アリス」や「いつか王子様が」なんかのディズニー・ナンバーを素材に名演を残した人だからな。

 それから、時代がいいんだろう。これが大きい。異論はあるだろうけど、エバンスは後になるほど独りよがりというか取っつきにくくなる。これは1964年だからリバーサイド時代の直後で、瑞々しい演奏だ。ヴァーヴでなければ、もっといい作品を残したのに違いないけれど、それでも60年代のエバンスは、いずれは全て「買い」だろう。

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by pororompa | 2015-01-05 19:24 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)