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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 347】大滝詠一/NIAGARA MOON semスキン用のアイコン02

  

2014年 01月 04日

e0006692_21372981.jpg 年が明けておめでたいわけだが、どうも年末に急死した大滝詠一のことがまだ頭に残っている。心の中がどこかまだ「喪中」なのだ。

 大滝がこの世を去ったちょうどその頃、我が家の息子と娘が何年かぶりに揃って、みんなでカラオケに興じていた。子どもたちが小さい頃から、大滝の主な曲は耳に刷り込み状態で聞かせていたので、子どもたちも歌えるのだ。特に息子は大滝のナンバーを得意としている。それは「ロン・バケ」にとどまらない。はっぴいえんどから始まって、ファースト・アルバムの「大滝詠一」や、この「NIAGARA MOON」も当然含んでいる。

 大滝の最高作品はファーストだと思っているけれど、この「NIAGARA MOON」もほんとによく聴いた。特に好きだったのが、「恋はメレンゲ」「夢中」「楽しい夜更かし」、どれも学生時代のテーマソングのようなものだ。そして、初めてテレビで耳にした時その斬新さにぶったまげた三ツ矢サイダーのCMソング集「CIDER '73'74'75」も、このアルバムに収められていた。

 大滝自身が、これに「ロン・バケ」を入れて自ら「3大名盤」と呼んでいたが、寡作で有名な大滝も、この3枚を残したからこそ永遠に名前が残った。その中でこのアルバムは、他の2枚とは毛色が違う。大滝言うところの「ノベルティ・ソング集」で、変てこでかっこよく、ふざけていながら粋な歌が、立て続けに飛び出してくる。詞も本人作が多く、より本人のカラーに近い作品かも知れない。この種の歌は「圧倒的なエネルギー」が必要で、「熱に浮かされた勢いで作る」から、「私にはもう不可能」と本人が述べていた。

 今回聴き直してみて、自分自身の歌作りにも深く影響を受けていると、改めて感じた。自分の歌を明るく彩っているのは、大滝に、特にこの作品などに影響された部分のようだ。

 松本隆は、葬儀の後、「ぼくらが灰になって消滅しても、残した作品たちは永遠に不死だね」と追悼の言葉を残したという。盟友の死を前にしての実感だろう。追悼大滝詠一。早過ぎる死が残念だ。
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by pororompa | 2014-01-04 22:35 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)