ぽろろんぱーぶろぐ

pororompa.exblog.jp

ブログトップ | ログイン

semスキン用のアイコン01 <   2011年 08月 ( 6 )   > この月の画像一覧 semスキン用のアイコン02

  

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 293】 DOLLY PARTON / SLOW DANCING WITH THE MOON semスキン用のアイコン02

  

2011年 08月 28日

e0006692_18134337.jpg 夏が終わる。何も作り出さなかったこの夏は、気楽ではあったがやはり充実感という点では寂しい。ただ、この秋に子どもたちとの大きなステージを抱えているので、夏に無理をしなかったというのはある。その第1回の練習を今日やった。前の勤務校の子どもたちで今回協力してくれるという子が、そのために集まってくれた。懐かしく、ありがたく、そして楽しかった。

 一方では一週間ばかり帰省していた娘が、明日出発するという。東京で社会人になったとは言っても、帰ってきた娘はまるで子どもの頃のままだった。明日からまた寂しくなる。

 寂しさと、そして忙しい日々が始まる前の高揚感、そんな感情が入り混じった、8月の最後の日曜日だった。棚から何気なくこのドリー・パートンを手に取った。去年の夏、口蹄疫騒動がまだ生々しく、個人的には教員免許講習で落ち着かなかったあの夏に、まとめて買った中古のバーゲン品の一つだった。

 まとめて買うと、どうしても一つ一つの印象も薄いし、しっかり聴かなくなる。金がない若い頃、やっとの思いで買ったLPは、隅々まで聴いたものだ。このドリー・パートンは、エミルー・ハリスなんかといっしょにまとめて買ったから、どれがどれかよく分からない。

 今日改めて聴いたら、丁寧に作られた作品だった。何と言ってもブックレットが分厚くて丁寧だ。曲毎に、アリソン・クラウスやメアリー・チェイピン・カーペンターなど、有名なゲストと競演していて、それらのゲストからの賛辞が各ページを飾っている。

 肝心の曲も、カントリーの王道みたいな曲を軸に、いろいろと変化を持たせた構成で楽しめる。詞も前向きで分かりやすい。明るさだけではなく、ペーソスというのか、陰りもちゃんとある。本人が書いた曲も多いのが、いつもながらたいしたものだ。「月夜にスローダンス」と、アルバム・タイトルもいい。

 さて、娘もこの夏は今夜が最後なので、ゆっくり飲むとしよう。
e0006692_18445635.gif

by pororompa | 2011-08-28 18:45 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 292】 はっぴいえんど / 風街ろまん semスキン用のアイコン02

  

2011年 08月 19日

e0006692_21575593.jpg 細野晴臣の対談を読みながらこれを聴いたら、いつもより興味深く聞こえた。

 はっぴいえんどは一応大滝がメインのボーカルだし、細野も歌は苦手で、歌うつもりはなかったそうだ。だが、この作品で特に印象深い2曲、「風をあつめて」と「夏なんです」は、どちらとも細野が作曲し歌っている。サウンドだけでなく歌い方もジェームス・テイラーを研究したと、何かの本で語っていた。

 大滝は独特のアクの強いボーカルをここでは披露しているが、これもバンドに合わせたもので、本人の嗜好はもっと軽妙なものだったことは、本人の発言やこの後の作品群を聴けば分かる。

 思うにこのバンドは、詩を提供した松本隆の色が濃かったのではないか。「風街」というのも松本の趣味だったらしい。音的にも松本のドラム、この音がぼくは昔から好きだ。歌に合わせて繊細に変化するリズム。さすがに詩人の叩く太鼓だ。

 その松本の「お題」をもらって、若くぎらぎらした2人の才能があれこれと試す。表現し、あるいは実験する。独特の世界を持った詞が別の個性と溶け合って作品になる。それを飾るギターだけは誰でもよかったと思う。鈴木茂には悪いが。今聴くと恥ずかしくなるような作品もあるが、驚くほど斬新な歌も生まれた。

 飄々とした「夏なんです」は、息子も気に入っていた。「やつらがビー玉ぁ、弾いてるー」と歌っていたのが聞こえてくるようだ。歌そのままの、「ギンギンギラギラ」の「退屈」な夏の日だった。
e0006692_22391393.gif

by pororompa | 2011-08-19 22:39 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 291】 井上陽水 / ハンサムボーイ semスキン用のアイコン02

  

2011年 08月 18日

e0006692_191373.jpg 今年の夏は、運動会の曲作りをしなかったので、いたってのんびりと過ごした。時間の無駄遣いとも言えるが、休養というなら十分な休養ということもできる。本業で自分の不注意からストレスの溜まる事件に巻き込まれたり、主催する集会の集まりを気にする日々が続いたり、血尿が出て慌てたりしたので、休養できたのはよかったかも知れない。

 古本屋で買った、坂崎幸之助のラジオ番組での対談を起こした本が面白かったので、今日はそれを読みながら日本の歌をいろいろかけて過ごした。

 この作品は出た頃から名盤と思ったし、今も思っている。初めて聴いたのは、今は廃校になった僻地の小さな小学校に赴任した頃だ。「昭和が終わりました」とかやっていた頃だから、もう二十年以上経ったことになる。

 このアルバムはジャケットそのままに異様に明るい。騒々しいという意味ではなく、華々しくてゴージャスな感じの明るさを感じる。初期は陰りのあるイメージの強い陽水の、「陽」の面が出た作品だと思う。曲は粒ぞろいで変化に富んでいる。「少年時代」だけが突出して有名になってしまったが、この作品の中で聴く限りでは、流れの中の淡々とした1曲という感じだ。

 近年の陽水は、さすがにこのレベルの曲は作れなくなっているし、歌い方もアクが強くなってきている。やはり衰えは仕方がない。陽水の五つ星級名盤と言えば、初期の「センチメンタル」「氷の世界」、そして、世間の注目は低くなったが充実した作品群を送り出していた頃の、「WHITE」、「スニーカー・ダンサー」、「ライオンとペリカン」等々、いくつも浮かんでくるが、これが最後の名盤だったのかなという気がしている。
e0006692_22413927.gif

by pororompa | 2011-08-18 22:41 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 暑さで混乱し自滅か 【JFL’11前期第4節 ホンダロック 1-3 V・ファーレン長崎】 semスキン用のアイコン02

  

2011年 08月 13日

e0006692_211240.jpg
 サッカーをする天気ではない。この夏一番の暑さだ。スタンドは意外に涼しい風が吹くが、グラウンドには容赦ないお天道様がぎらぎらと照りつけている。「前期第4節」、3・11がなかったら、春に観戦していたはずの一戦だ。

 いつものようにスタメンに目をやると、前田がFWの所に書いてある。前田がフォワード?。このチームはよくこういうことをするが、それにしても何を考えてボランチの前田がFWなのだろう。その前田の位置には山下が入っている。

 今日もう一つ興味があったのは、相手チームの長崎は元ロックのエース・ストライカー水永の移籍先ということだ。水永はFWとしてちゃんとスタメンに名を連ねていた。

 敵にしたら恐い男水永。その水永に、開始早々いきなりやられる。相手FKをファー・ポストで待ちかまえる姿に、何度も試合を救ってもらった光景が浮かんだが、今日は敵だ。上田が必死で付いたが振り切られて強烈なヘッドを食らう。そのこぼれ球を押し込まれた。さらにその後、右サイドを突破されてPKを与え、早くも2点差となった。

 それにしても前田をFWにした意図は何だろう。裏に抜けて行くタイプでもない。ヘッドで競って落とすタイプでもない。前でキープして振り分ける役割を期待しているのだろうが、もう一人のFWの原田もそれに軽快に絡む感じではない。重そうだ。前半を見ていると、まるで点が決まる感じがしなかった。

 あまり動かない監督が、後半からいきなり2人代えてきた。原田を木下に、上田を澤村に代えた。上田はそう悪いようには見えなかったが、軽快な木下は盛んに裏に抜け出すような仕掛けをする。後半から勢いが出てきた。一緒に行った妻が、「配置が変わった」というので考えていると、CKからロックが1点返した瞬間を見逃した。観戦に来てゴールを見逃したのは初めてだ。ビデオでもう一度とはいかない。残念。

 配置は確かに変わっていた。ボランチの山下が右サイドに、右サイドにいた屋宮が左サイドバックに、左サイドバックにいた猿渡がボランチになっている。監督は相当悩んで試行錯誤しているのではないか。ところがその矢先、右サイドバックの小原が退場になる。今度は猿渡がそこに入り、ワン・トップにして前田が下がる。しかし、時間も迫ってきて点が欲しくなると、悦田をボランチにして前田をまた押し上げた。そして伊勢も投入して左サイドに。

 これを見て奇妙な感じがした。どうして普段ボランチの前田がFWをして、FWが専門の伊勢がサイドに回り、サイドのスペシャリスト悦田がボランチに入っているのか。どうしてこうしなくてはいけないのか? 日本代表で言えば、遠藤がトップをして、松井がボランチをして、前田が中盤のサイドに張っている感じだ。その狙いは何じゃらほい? 選手達も強烈な暑さの中で、目まぐるしく変わる陣形や不慣れなポジションに混乱したのか、だんだんとちぐはぐな感じになってくる。そこをまた突かれて3点目を献上、万事休した。

 相手は、苦手とは言え勝点1差で競り合っていたチームである。しかし内容からも点差からも力の差が感じられた。ホンダロックに春の頃の勢いはない。目に見えて失速している。立ち直るには、よかった頃の勝因をもう一度分析してもらいたい。

 とは言え、灼熱地獄の下で激しく戦ったどちらの選手達にも、ご苦労様の拍手を今日は送りたい。今日の収穫は、水永の勇姿を見れたこと、それだけ。 

by pororompa | 2011-08-13 21:52 | ホンダロックにわかサポ | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 290】 THE MILES DAVIS QUINTET / WORKIN' semスキン用のアイコン02

  

2011年 08月 09日

e0006692_2235482.jpg 気になっていた教育関係の集会もすんだ。血尿が出てびっくりしたけど、たいしたことはないようでほっとしている。さてと、やっと夏の休暇だ。

e0006692_2292585.jpg 毎日時間に追われていたから、いきなり時間をもらっても、なにかもったいないような気がして落ち着かない。集会前に注文していたマイルスのBOXセットを開けた。「Walkin' Cookin' Relaxin' Workin' Steamin' 」という、ジャズ・ファンなら笑ってしまうようなタイトルのセットだ。そう、あの有名なプレティッジのマラソン・セッションに、「ウォーキン」まで付いている。これで1500円しないんだから安い。

 マイルス嫌いのぼくにはこれでちょうどいい。「クッキン」だけLPで持っていたけど、残りも買わなくちゃなとずっと思っていた。ちゃちな作りだけど一応オリジナル・ジャケットに収まっている。音も、まあこんなものだろう。この買い物には満足だ。

 マイルス嫌いではあっても、この頃の「The Miles Davis Quintet」が嫌いなわけではない。どこかで耳にしていたはずだし、この四部作のできは大体分かっていた。絶頂期のレッド・ガーランド、フィリー・ジョー、ポール・チェンバースの「ザ・リズム・セクション」、そして若きコルトレーン。これだけ集まって酷いものになるはずがないのだ。

 今回通して聴いてみると、あまり話題に上らないこの「ワーキン」が一番気に入った。地味と言えば地味なジャケットだが、この時代のジャズっぽさがあっていい。だが内容は、「働く」っていうよりずっと「リラックス」した内容だ。こちらの方が「Relaxin' 」ではないのかという感じがする。

 1曲目の「It Never Entered My Mind 」と、3曲目の「In Your Own Sweet Way」の2つのバラードが特にいい。曲のよさを壊していない。この時代のマイルスのバンドのよさを一言で言うと、「洗練」ということになると思う。だからこんな暑い季節にも聴けるのだろう。
e0006692_22392137.gif 

by pororompa | 2011-08-09 22:39 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 289】 GILLIAN WELCH / THE HARROW & THE HARVEST semスキン用のアイコン02

  

2011年 08月 03日

e0006692_23253514.jpg 夏休みに入って、ずっとこれを聴き続けている。ギリアン・ウェルチ、何と8年ぶりの新作だそうだ。素人のぼくと比較して悪いが、ぼくも作ろう作ろうと思いながら6年かかった。6年も経つと半ば忘れられていた。プロが8年新作を出さないと死活問題だろう。

 前作、「Soul Journey」が、余計なドラムやなんかが入って持ち味を壊していたので、期待はしていなかったのだが、買った人の書き込みを見たら、昔のスタイルに戻っているというので買ってみた。

 その通りだった。旨い白ワインのように口当たりがよくて、ジワーッと酔いが回ってくる。歌詞カードも付いていなくて何を歌っているかさっぱり分からないのに、もうぼくはこれは素晴らしいアルバムだと感じた。全編ウェルチとデイヴィッド・ローリングスの2人だけでやっている。ツイン・ギターを基本に、ハーモニカやバンジョーが所々で効果的に使われているだけで、ベースさえ入っていない。この音楽は、そんな素朴な形こそがふさわしいということに、改めて気付いたに違いない。

 そして、2人の声が作り出す抑制された味わい深いハーモニー。これがまた絶品である。今作もローリングスが効いている。「ウェルチ&ローリングス」と名乗ったほうがよさそうである。現代最高のフォーク・デュオだ。

 ジャケットが変わっている。ブックレットではなくて、コースターみたいに分厚い厚紙が1枚入っている。町工場の印刷所みたいな所で一枚一枚手作りしたそうな。ギリアン自身がコーヒーにジャケットを漬けて「アンティーク風味」を付けている動画もYouTubeにはあった。ジャケットにもこだわりを感じる。

 そうだこだわりだ。悪い意味ではなく。派手で、大袈裟で、騒々しくて、機械化されている音楽の、まさに対極にある。こんな音楽は、こだわりが無くては作れないだろう。8年の重みを感じながら聴いた。夜の部屋で毎日流したい歌だ。
e0006692_2351543.gif

by pororompa | 2011-08-03 23:51 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)