ぽろろんぱーぶろぐ

pororompa.exblog.jp

ブログトップ | ログイン

semスキン用のアイコン01 <   2011年 02月 ( 2 )   > この月の画像一覧 semスキン用のアイコン02

  

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 276】 THELONIOUS MONK / ALONE IN SAN FRANCISCO semスキン用のアイコン02

  

2011年 02月 20日

e0006692_2122762.jpg モンクのこのソロのことを書こうとして、これまで書いた履歴を確かめていたら、去年も同じ時期にモンクのソロを聴いていることに気が付いた。そっちは「ヒム・セルフ」だが、日付は一日違いだ。これは偶然なのかそうでないのか、しばし考えた。寒さが残り、猛烈な忙しさと花粉症の季節の入り口に立つこの時期が、モンクのピアノを聴く気にさせる何かを持っているのか。

 読み直してみると、飼猫たちが次々に死んだ暗い日々の記録だった。そんな中で、子どもたちと劇に没頭していたっけ。今も劇に没頭しているのは変わりない。今日も劇の効果音楽を仕上げた所だ。それが終わって、ネット・ラジオから流れてきたのが、モンクの弾く「エブリシング・ハプン・トゥ・ミー」。その曲が、このアルバムを聴く気にさせたのだった。

 音楽は場の雰囲気を染め上げる決定的な力を持っている。劇の中でも、音楽に煽られて子どもたちははしゃぎ周り、嘘泣きをする。音楽が場を非日常にする。モンクの奇妙で親しげなピアノの音も、心を慰めてくれる。ぼくは今夜はもう一仕事しようと思っていたが、やめた。青白い蛍光灯を白熱灯の色に変えた。

 非日常か。非日常もほしい。いろんなことがあった。心配事もあるけれど、なんとかなるだろう。疲れた神経を、非日常のベールで包んでくれるこのたどたどしい指さばきに、しばし耳を傾ける。
e0006692_21214943.gif

by pororompa | 2011-02-20 21:21 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 275】 浅川マキ / MAKI II semスキン用のアイコン02

  

2011年 02月 11日

e0006692_20242024.jpg インフルエンザで寝込んでいた。B型とか言われた。久しぶりに起き出して何が驚いたかというと、灰。車がゴースト・タウンに放置された廃車みたいになっていた。新燃岳からはずいぶん遠いのだが。自然の力は凄い。明日は出勤という日に、妻が洗ってくれていたので助かった。

 寝ているのは退屈だった。特に治りかけの、病気と元気の中間ぐらいの時は。紙ジャケットで一斉に出た浅川マキの古いアルバムから「流れを渡る」を、枕元で聴いていた。他にも「寂しい日々」と「LIVE 夜」を買ったが、それについてはいずれ書こう。

 このアルバムは今回ではなくずいぶん前に買ったものだ。タイトル通り、第2作。ぼくがマキのアルバムの中で文句なく五つ星を上げたいものは、第4作の「ブルー・スピリット・ブルース」と第5作の「裏窓」、そして7作の「灯ともし頃」。6作目のライブもいいし、3作目のライブもそれに次ぐだろう。初期の浅川マキは、やはりまだ駆け出しだから、どう売り出そうか考えている東芝との間で、苦労しながら折り合いを付けている感じである。このアルバムも、装飾過剰というか、山木幸三郎が全曲アレンジしていて「歌謡曲色」が濃い。

 ただ、寝ている枕元でじっくり聴き直してみて、いろいろ新しい発見があった。思ったより面白いアルバムであると思えたことは、数少ない病気の収穫だ。わけの分からない「ゴビンダ」や、なかにし礼で歌謡曲してる「港の彼岸花」など、病気の枕元で面白く感じつつ聴いた。そしてラストの萩原信義とのライブ「朝日の当たる家」で、これからを予告していたんだなと気が付いた。

 今回、この作品を含めてまとめて10枚出ているが、どれも買う価値のアルバムだと思う。1枚というなら「裏窓」を薦める。
e0006692_20495452.gif

YouTube 浅川マキ 「少年」

by pororompa | 2011-02-11 20:49 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(2)