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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 272】 NICKI PARROTT / MOON RIVER semスキン用のアイコン02

  

2010年 12月 19日

e0006692_2115194.jpg 今年中に新しい作品集を完成させたくてずっとがんばっていた。かなり進んだけれど間に合わないかもしれない。でもいいと思っている。慌てて作るより遅れても納得のいくものの方がいい。結局は自分の趣味のもの、誰かが待っているわけでもないし。だが人間やっぱり〆切のようなものがないといかんな。そういう意味では年内という目標はよかったのかな。

 未聴盤がこの頃溜まるようになってきた。安い盤はタイミングよく買っておかないと、すぐ値が上がったり入手困難になったりするので、今は聴かないけどというのもとりあえず買うからなんだが、歌作りに集中してたというのもある。今日届いた3枚もそんなの。

 内2枚は、Venusから出た1500円盤だ。少し古くなった作品はこの価格帯が一番儲かるのか、売れている盤もかなり思い切って出してきた。紙ジャケ二つ折りとはLP時代を思い出す。

 このニッキ・パロットという人は、ベースを弾きながら歌うという変わり種である。しかも若い女性で、ジャケットでベースを抱いて微笑んでいる美女が本人だというから、オヤジ・ジャズ・ファンに受ける要素満載である。しかし、ジャズ・ファンのオヤジどもも、百戦錬磨、耳が肥えているやつばかりだから、格好ばかりならすぐ見抜かれてしまう。そんな中でこの人はかなりの評判を勝ち得ている。

 聴いてみると、まず歌の方だが、抜群にうまいというわけではないが、なかなかに味わい深い。程良く力が抜けていて、趣味のよいジャズ・ボーカルという感じで、十分楽しめる。選曲もよい。

 そしてベースだが、これもこれだけでやっていける確かな技巧の持ち主のようだ。ベースという楽器は、音程もリズム感も要求されるが、そういったセンスが歌にも表れているような気がする。

 サイドでは、ギターが心地よい。ポール・マイヤーズという人だ。ナイロン弦のようだ。

 音もよい。こうやってみると、1500円でジャケットも内容もしっかりしたこのシリーズは、どれも魅力的な商品だ。そういった点を含めると、限りなく五つ星に近い満足感を覚えた。だが、やはりジャズ・ボーカルの真の感動という点から見れば、もう一歩物足りなさはあるかな。でもいい。くどくないから、何度も聴きそうだ。
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by pororompa | 2010-12-19 21:33 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 271】 RAY CHARLES / THE GENIUS AFTER HOURS semスキン用のアイコン02

  

2010年 12月 05日

e0006692_12422523.jpg 日常にはいろんなことがあるわけだが、一時的にでもそれらを忘れたい時、さっと部屋の空気を変えてくれていきなり非日常的な世界に浸らせてくれる音楽もある。このレイ・チャールズはそんな音楽だ。ドアの向こうの世界、そこにすぐ連れて行ってくれる。

 スピッツの新作を買った時に、レイ・チャールズのオリジナル・アルバム箱入り5枚組というのも買っていた。どちらも気に入っていたのだが、スピッツを聴く時とレイ・チャールズを聴く時では、違う人格が聴いているようで、同時に語る気はしなかった。この5枚組というのは今はやりのようで、これで2500円というのは確かに面白い売り方ではある。だがジャケットは紙ジャケとも言えない薄手のもので、かなりチャチだ。

 中身は下の5枚で、比較的有名なボーカルもの2枚に、インストものが2枚、そして中間的なライブ盤が1枚という構成になっている。レイと言えばボーカルのイメージが強いので、何となくどれも歌入りのものだと思っていた。インストが2枚もあるので最初はがっかりしたが、ところがどっこい、そのインストがよかった。音もいい。真ん中の有名な「ザ・ジニアス・オブ~」とその右のブルース集が歌物、もちろんどちらも悪くないが、なぜか音が歪み気味だ。両端がインストもの、左から2番目がやや散漫な印象のニューポートのライブ盤。

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 最初一番左の「ザ・グレイト」から聴いたが、始まるなり部屋の空気を変えてしまった。サイドもジャズメンで、音もジャズなんだけど、歌がなくても存在感が凄い。キャラが立ってるというのか。「お、レイ…」という感じの粘っこいピアノが絡んできて、そのままもっていかれる。

 一番右の「THE GENIUS AFTER HOURS」は最後に聴いたのだが、続編ものだろうと思ってあんまり期待していなかったんだけど、これも遜色ない。「ザ・マン・アイ・ラブ」とか「エイント・ミスビヘイブン」とか、普通のスタンダードやってんだけどね。濃いんだなあ。

 今週はこんな感じだった。一日が終わる。仕事であれこれあった。プライベートであれこれあった。どうしようか。まあ、何とかなるだろう。帰り着く。まずは残りの仕事。それからアンプに灯をつけて、ソファに座る。そして、鳴り出す。レイ・チャールズ。アフター・アワーズ。すると、あ、これこれ、まずはこれに浸ろう、みたいなね。
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by pororompa | 2010-12-05 13:35 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)