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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 225】 GARY BURTON / LIKE MINDS semスキン用のアイコン02

  

2009年 04月 26日

e0006692_0462054.jpg この所通販で買ったCDがハズレ続きで軽く落ち込んでいた。仕事も一息ついたので、久しぶりに金曜日の帰りに近くのブック・オフに寄ってみた。店頭で中古盤を買うのも久しぶりだ。これは3枚買った中で750円と一番安かったもの。

 ジャケットに5人の名前が列挙されている。ヴァイブのゲーリー・バートン、ギターのパット・メセニー、ピアノがチック・コリア、ドラムがロイ・ヘインズ、ベースがデイブ・ホランド。ゲーリー・バートンは嫌いではないけれど、ジャズ・ロックみたいなものも多いので、それほど買う人ではない。パット・メセニーも、ジム・ホールとのデュオは良かったけれどフュージョンのイメージは強い。チック・コリアは好きじゃないし、デイブ・ホランドはよく知らない。試聴もなしに買うような面子ではないのだが、何か惹かれるものがあった。勘みたいなものである。もちろん安かったからではある。ドラムがロイ・ヘインズ…、落ち着いたジャケット…。かなりよいか、二度と聴かないかのどちらか…、そんな感じがした。

 結果、これは当たりだった。シリアスで、モダンで、楽しめる。ぼくはよく知らなかったが、ロイ・ヘインズはバートンなんかの世代とも昔から交流があり、早くから新しい感覚のプレイもしているんだな。ジャケットにはほとんどヘインズの話はなく脇役という扱いだが、先ず聴いて思ったのはとにかくこの太鼓がうまいこと。普通の4ビートに終始するジャズのスタイルでなく、ロックっぽいリズムやワルツ、変則的なリズムまで、自在に叩き出す。うるさくなく、でも存在感はたっぷりなそのリズムが、作品全体を支配している、そうぼくには聴こえてきた。

 疾走するゲーリー・バートンは圧倒的だ。「マッチ・ブック」を思い出した。「マッチ・ブック」はラルフ・タウナーよりバートンだったのか、とぼくは思った。パット・メセニーは年くってますますジム・ホールに似てくる。パットの一番やりたい音楽はこの辺にあるのかなと思った。チックはピラピラとしていて相変わらずだけど、役回りをわきまえていて邪魔にはなっていない。ベースもやや軽いけど悪くない。偶然の出合いの一枚。
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by pororompa | 2009-04-26 01:25 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 ゴールが見たい 【JFL’09前期第7節 ホンダロック 0-0 三菱水島FC】 semスキン用のアイコン02

  

2009年 04月 25日

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 昨夜からの激しい雨も上がり、カッとした日射しが照りつけて、ピッチはさぞ蒸し暑かろうというコンディションだった。芝生は見た目はきれいだが、スライディングすると時折白く水しぶきが上がり、滑る選手もいてやりにくそうだ。雨の影響か、観客も前回より少ない。

 さて、今季の観戦記もこれで2回目、前回はふがいない戦いぶりに失望させられたが、今回はどうだろうか。あの後アウェイで北九州にもやられて、開幕時の好調からやや失速気味のホンダロックである。今回の相手三菱水島FCは、今季はまだ勝ち星がない。

 フォーメーションを見ると、どうも前回とあまり変わりないようである。3バックというよりサイドが深く引いての5バックという感じで、ボランチが2人、前線は1トップ。攻撃的なMFが左右に開いて配置されているが、「2シャドー」というよりも、かなり開き気味で左右の持ち場がはっきりしている。後ろからあまり上がって来ないからサイド・プレーヤーという感じもする。当然中央の攻めが薄くなる。以前は攻撃の中心だったはずの10番水永が、最終ラインに今日も入っているが、これが今季の方針なのだろう。

 立ち上がりからチャンスがあり、初シュートも早い時間に出た。前回よりはやや力の劣る相手かなという感じが序盤からした。しかし、中盤のボールの取り合いに終始して、なかなかペナルティ・エリアまで切り込めない。たまに打つシュートも遠目からばかりで、セット・プレー以外では入りそうな感じがしない前半だった。やはり中盤がスカスカという感じがする。

 前回のJFLの時に歯が立たたずに降格したホンダロックが、守備主体の慎重な戦い方をするのはもちろん分からないでもない。でも今日の相手なら、もう少し前に人数をかけてもよいのではないだろうか。

 そう思っていると、後半からはボランチをしていた6番がトップ下に上がり、攻撃が活性化してきた。さらに、後から左の攻撃的MFに投入された24番の山下選手らがチャンスを作り出して、押せ押せの展開になってきた。この選手は小柄だが俊敏でキープ力もあるし、何より攻めの姿勢が感じられる。後半の途中からようやくサッカーという感じになってきた。最大のチャンスは、DFの水永が左サイドを攻め上がりクロスを上げた場面だった。人数をかけるとリスクはあるが攻めの形になる。難しい所だが、このクラスの相手なら前半からこの形でいってほしかった。

 結局惜しくも得点はならず。勝ち星のない相手にこの結果では、ホンダロックの先行きは厳しいが、後半の戦いに希望を見出したい。帰り道に「今日もゴールが見せてもらえんかったね」という会話が聞こえた。サポーターも「ロックのゴールが見たーい~」と歌っていたが、今日の観戦者の多くの思いではなかったろうか。

by pororompa | 2009-04-25 18:22 | ホンダロックにわかサポ | Trackback | Comments(2)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 224】 山本剛トリオ / MISTY semスキン用のアイコン02

  

2009年 04月 19日

e0006692_17515142.jpg 今日も夏が来たような陽気だったが、十分休んでジャズを聴ける耳になっているので昼間からガンガンいった。ちょうどOwariyaの師匠がコメントを書いてくださっていたので、折り返し師匠のページを覗いてみると、山本剛の音源が聞こえてきたので懐かしくなり、これをかけた。Owariyaというのは、かつて名古屋にあった小さなジャズ喫茶で、短いながらカウンターに立たせてもらったこともあり、若い頃の思い出の色濃く残る場所である。その師匠が30年の時を経て、仮想ジャズ喫茶をネット上に開いておられるので、時々お邪魔しているのだ。

 さて、この山本剛だが、いつ買ったかさえ思い出せないほど古いレコードだ。ライナーも入っていないが元々付いてなかったのか、それさえも忘れた。帯の裏に書いてあったのかもしれない。表に白い落書きのようなものが見えるが、これは山本のサインである。これは覚えている。大学を卒業して、故郷で通信で教員免許を取っている頃だったと思う。日向市でライブがあったのだ。デパートの二階のオープンなスペースで、ジャズを聴くような雰囲気ではなかった。一流ジャズメンでもジャズで食っていくのは厳しいというのは知っている。それでも言葉は悪いが「ドサ回り」という感じで、ちょっと気の毒に思った憶えがある。ネットで調べると、今でもまだ現役でご活躍のようで、うれしい限りだ。

 さてこのLPは、当時音がいいことで有名だったスリー・ブラインド・マイス(TBM)という日本のマイナー・レーベルの作品である。ジャズを聴き始めの頃に、海外の盤以上に、「ガツン!」という腰の入ったベースの快感や、「サパタサパタ・・・」という切れ味のいいジャズ・ドラムの響きを教えてくれた盤だった。ベース福井五十雄、ドラム小原哲治郎という名前もはっきり覚えている。買ってはハズレだと言って放り投げている今のような聴き方ではない。一音一音を、耳に刻み込むように聴いたものだった。

 1曲目超スローの「ミスティ」の印象が強いが、今聴き直すとA面3曲目の「イエスタデイズ」がいい。よくスウィングする人だ。最近のピアノ・トリオの中に置いても聴き劣りはしないが、やはり音質とベース、ドラムがいいことにずいぶん助けられているなと、改めて聴き直して思った。
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by pororompa | 2009-04-19 18:36 | 音盤的日々 | Trackback(1) | Comments(10)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 223】 THE MODERN JAZZ QUARTET WITH LAURINDO ALMEIDA / COLLABORATION semスキン用のアイコン02

  

2009年 04月 18日

e0006692_2135260.jpg 日が燦々と降り注いでいた。部屋の中も、おっと驚くほど明るかった。そんな春の日中はジャズが似合わない。だから一日モーツァルトを流していた。花粉の季節は何とか過ぎたようだ。家庭訪問を前にして、これから教員仕事も一息つく。くたくたになった一週間の疲れを癒そう。

 Jリーグをテレビで2試合観たが、一点もゴールを見なかった。サッカーもこれでは野球以上の人気はなかなか得れないなと思いながら、またPCとオーディオの部屋に戻った。まだ昼間の温かさは残っていたけれど、夜になったらジャズを聴く気も起こってきた。昼間CDで注文しようかと思ったこのアルバムを取り出した。

 結局注文はしなかった。LPであるものは、新鮮味がなくてなかなか買う気にまではなれない。ただそのCDは、後半に「ポギーとベス」をおまけに付けていたので考えたのだった。どちらも、出した時期が悪かったのか歴史的名盤の称号を授かっていないが、昔からぼくの愛聴盤である。

 このアルバムが話題になることがあっても、たぶんB面の「アランフェス」や「ワン・ノート・サンバ」だろう。でもぼくは、ジョン・ルイスの書いたA面の3曲が好きだ。「シルヴァー」「トリエステ」「ヴァレリア」と題されている。特に3曲目の「ヴァレリア」が素晴らしい。ジョン・ルイスという人は確かにクラシック趣味が度が過ぎる面もあったし、ピアノ奏者としてもたどたどしいけれど、いい曲を書いたことはもっと評価されていいと思う。ミルト・ジャクソンがいなかったらMJQじゃないけど、ジョン・ルイスがいなくてもやはりMJQじゃない。

 B面の「アランフェス」はジャズとしては異例なほど原曲に忠実だ。もっともそれはジョン・ルイスにとってではないけれど。ギターもクラシック出身の人なので、これをやるために呼ばれたという感じもする。バッハのフーガも違和感ない。ルイスとクラシックとボサノバと。そこにブルージーなミルトが、どんな気持ちでやっていたのか、逆らうでもなく流麗で哀感溢れる金属音を響かせる。
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by pororompa | 2009-04-18 22:04 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(3)

semスキン用のアイコン01 苦い初観戦 【JFL’09前期第5節 ホンダロック 0-2 Vファーレン長崎】 semスキン用のアイコン02

  

2009年 04月 12日

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 年間チケットを買ってようやく初観戦となった。春というより一足早い初夏という感じの、さわやかな観戦日和である。試合開始30分前だが、およそ千人の観客でメインスタンドはほぼ埋まっている。青々とした芝生が目に心地よい。信じられないことに、NHK宮崎が生中継するという。めったにないことなので一応録画は仕掛けてきた。

 対戦相手のVファーレンは、九州リーグでしのぎを削ってきた相手。JFLを賭けた「石垣島の戦い」では惨敗している。ただしJFLに入ってからは、負けなしのホンダロックに比べて、勝ちなしと苦しんでいる。数は少ないが、スネアを連打して跳びはねるサポーターがやけに元気がよい。

 キック・オフ直後から中盤を制圧され、押しまくられる展開だ。たまに反撃するもノー・シュート状態。ただし相手にもそれほど決定的なチャンスは作らせない。試合としては面白みはないが、それなりに緊迫したつぶし合いが続いた前半30分過ぎ。左サイドを破られて折り返され、ファーサイドに走り込んだ敵FWにヘディングで決められた。さらには右サイドからのシュートか速いクロスか分からないようなボールに、味方ディフェンダーがきれいにヘッドで合わせて2点目。シュートを打った選手の得点とアナウンスされたが、実際はオウン・ゴールだった。

 後半も、とても点が取れそうにない展開で、よくこれで今まで負けないできたなと不思議になるような内容だった。スルーパスを出す選手もいなければ、裏を取ろうとする動き出しもない。ポストに当てて戻すかサイドに散らすかしか戦術がなく、まどろっこしくてもたもたした攻めだ。戻しても不正確で相手に取られたりしている。プレスも弱いし中盤のキープ力も足りない。たまにチャンスと思うとボールに乗って転んだりしている。テレビ放映でサポーターを増やすチャンスだったのに、サポーターになろうかという人も考え直すようなできだった。

 何より戦い方に魅力がない。やろうとしているサッカーに共感できない。せっかく年間チケットを買ったからもうしばらく通いはするが、時間だって金に劣らず貴重だ。このままなら、「ホンダロック俄サポ」じゃなくて、「JFL気まぐれ観戦記」に変更だな。

by pororompa | 2009-04-12 20:52 | ホンダロックにわかサポ | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 222】 小田和正 / 伝えたいことがあるんだ semスキン用のアイコン02

  

2009年 04月 10日

e0006692_21584245.jpg 新年度が始まり、新しい子どもたちとの出会いがあり、楽しいけれど目まぐるしい一週間が終わり、子どもたちが帰った。静まりかえった教室で、呆けたように深々と腰かけ、窓から外を眺めた。春光は注ぎ、空は青かった。急にいろんな思い出がフラッシュバックした。いろいろなことがくるくると変わる季節は、心も疲れている。その時、心の中に湧き上がってきた歌は、小田和正だった。

 日本のポピュラー音楽の作り手としても、歌い手としても、最上の階層にいる小田和正の、これはシングル・コレクション。しかしこのジャケットはなあ…。元々そういう方面のセンスは感じられない人だが、これはとりわけひどい。女性には受け入れられるのか知らんが、このジャケットじゃ男は買わんだろう、普通。

 だが中身を聴けば、ポップス職人小田の、努力と才能とこだわりの結晶のような上質な作品が並ぶ。特に後半がよい。"all songs written & arranged by KAZUMASA ODA"と書かれているが、普通「シンガー=ソングライター」と言っても、作詞・作曲してちょっとギターを弾きながら歌うぐらいで、ここまで徹底的に編曲までする人はあまりいないんじゃないだろうか。この対位法的なバック・コーラスや、凝ったイントロなどを聴いていると、甘い歌の向こうに、細部まで作り込んでいく厳しさが見えてくる。

 こういう、純粋に音楽家のような人は、おそらく詞が一番苦手なのではないのだろうか。小田も、詞で苦労した話をあちこちで述べているが、「悪い曲を詞で救えても、その逆はない」と言っているのは興味深かった。これは詞にも真剣に向かい合っていることを表しており、一見少女漫画のようにしか見えない歌詞も、よく読むとシビアなリアリズムが流れていたりしてはっとさせられる。例えば、ご存知「あの日あの時あの場所で君に会えなかったら、僕らはいつまでも見知らぬ二人のまま」というフレーズも、全部三連符というアイデアの冴えたメロディーを歌いながら、ふとそのリアリティに気付かされるのだ。
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by pororompa | 2009-04-10 22:47 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)