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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 199】 ELLA FITZGERALD / ELLA SWINGS LIGHTLY semスキン用のアイコン02

  

2008年 11月 30日

e0006692_22462320.jpg 先週の休みは酷い気分で何もできずに引き籠もっていたが、今週は天気同様に調子が良く、金曜日の夜から、溜まっていた教育集会の文書作りに取りかかった。それが、中に会議を挟んで日曜の夜の今までだ。溜まっていた量が半端じゃない。さすがに疲れてきた。反動が恐いな。

 CDプレーヤーは相変わらず調子が悪い。だましだまし使っているが、あんまり聴く気が起きない。まだ新品といってもいいぐらいなのになあと思って腹が立つけれど、売っても二束三文だからすっぱり諦めて替わりのを探さなくてはならない。

 買ったまま忙しくて聴かなかった、ヘイゼルタインのトリオとラルフ・タウナーを聴いてみる。前者は期待外れ、後者はよさそうだが今の気分ではない。また今度聴き直そう。結局、この前聴いてよかったエラをかける。ウィスキー片手。風呂にはいるのが面倒だ。

 20曲も入ってる割に、地味なというかあんまり聴いたことのない曲が並んでいる。録音は1958年。ステレオ録音で、音は悪くない。伴奏はビッグ・バンドだ。マーティ・ペイチの編曲と指揮だからか、過剰にムーディでもなく、それほどやかましくもなく、程良くスウィングしている。なるほど、「スウィングス・ライトリー」、タイトルに偽りなしだ。1曲が短く、ジャズというよりもっと軽い売り方をされたのかも知れないが、歌手も指揮者も演奏しているものもみんなジャズの人だから、ジャズの旨味はちゃんと濃く付いている。

 知らない曲は多いけど、どれも悪くない。数少ない知っている曲の中では「ブルース・イン・ザ・ナイト」がいい。ただ、たまに出てくるブラスの叫びが今日はきついかな。エリス・ラーキンスのピアノだけで歌う「ソングズ・イン・ナ・メロウ・ムード」が聴きたくなった。でも今日は風呂入ってもう寝よう。

 などと思いながら聴いていると、終わり頃にはだんだん引きずり込まれて、疲れも感じなくなり聴き入ってしまった。「スウィングス・ライトリー」でも、ただ「ライトリー」なだけではない。やっぱエラは、凄いわ。
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by pororompa | 2008-11-30 23:16 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 ベルデン8412 semスキン用のアイコン02

  

2008年 11月 23日

 CDがうまく鳴らないのがどうも気になる。頭のしびれも軽くなってきたので、解決の手がかりを求めていろいろネットをさまよっていたら、「ベルデン8412」というケーブルがよいと書いてあるページに行き当たった。ぼくはそのケーブルを持っていた。なぜそれを買ったのかよく覚えていないが、何年か前アンプを替えた時に一緒に買ったようだ。そのページの筆者は「高価なケーブルは必要ない」と主張しており、この「ベルデン8412」が、「安価」でありながら「最高峰」と書いていたが、そのケーブルはぼくの持っている中で一番高価だったのが笑えた。ただ、そのケーブルはわずか40Cmとあまりにも短過ぎて役に立たず、ずっとしまい込まれたままになっていたのだった。

 今の酷い状態が少しでもよくなるかもしれないなら何でも試そうと思っていたので、アンプやプレーヤーの位置を無理に変えたりして、強引にその短いケーブルを繋いでみた。すると、急に今までになかったような音で鳴り出した。「オーバーシーズ」で「あれっ?」と思い、この前買った、あんまりぱっとしなかったエラが艶やかに鳴るので「これはー・・・」と思い、次のアール・クルーで「間違いない」と思った。「違いが分からない男」を自認しているぼくでも、これは分かった。ケーブルで音が大きく変わったりするわけないとずっと思っていたのだが…。

 だが、肝心の濁りは時々集中的に表れた。「音がいいのに濁る」という変な感じで鳴り出した。さらにいろいろ読むと、その筆者も「電源は重要」と書いている。そうだ電源も試しに変えてみようという気になり、繋いでいたアンプの裏のコンセントから外して、「オーディオテクニカ」社のタップに差し替えた。すると濁りがとれたのだ。いや完全じゃない、時々表れる。けれど、大きく改善したのだ。電源が全く関係ないと思っていた訳じゃないけど、これも驚いた。タップを見ると「Noise Filter Tap」と書いてある。これも2000円ぐらいのもので、たいして深い考えもなく買ったタップなんだが。それでもまだ濁りは時々周期的に表れるので、CDプレーヤーの不具合は間違いないと思うけど。

 オーディオに無頓着なおかげでよけいな散財はせずにすんでいるけれど、あまりにも無知だったかも知れない。それもあまりにも悲惨な音で鳴り出してから気がついたことなんだが。それでもまだオーディオに金をつぎ込もうとは思わない。オーディオなんてものに煩わされずゆっくり聴いていたい。でも、工夫しだいでもっといい音で聴けるかもという気持ちにも襲われる日だった。

by pororompa | 2008-11-23 23:22 | こころの糧 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 198】 BILL EVANS / YOU MUST BELIEVE IN SPRING semスキン用のアイコン02

  

2008年 11月 23日

e0006692_1753764.jpg 陰鬱な天気だ。頭がしびれる。原因は分からないが、左側頭部がしびれるのはぼくの持病だ。花粉症の季節などに酷い。県立病院で昔診てもらったが原因はよく分からなかった。よくあることなので気にしていないが、体調のバロメーターではある。

 死んだ兄の子どもがお世話になっている施設の「収穫感謝祭」に出席して、昼過ぎに戻り家でうとうととしていると、電話が鳴った。教育集会の事務局の仲間からだった。今日は午前中会場の下見になっていた。午後もがんばってそのまま打ち合わせをしていたのだという。80kmも離れた遠い町から来た人もいるのに、事務局長は何をしているのだということになったのだろう。進み具合を心配していくれている様子が伝わってきた。鬱々とした気分と眠気で一瞬不愉快になったが、冷静に考えてみると当然というか、むしろありがたい指摘だった。

 思えば昨夜は夜更かしをしていた。CDプレーヤーが突然動かなくなったからである。それは元々捨てるはずのジャンクまがいの古い機種を、ぼくが修理して使っていたものだ。DENONのDCD-1610というその機種は、予想通りぼくが付けたベルトが切れていた。修理できないでもなかったのだろうけれど、大事なCDを挟み込んでいて出し方が分からなくなり、結局壊してしまった。ぼくは機械へのフェティシズムみたいなものはないはずだが、十数年間毎日使っていたものが、突然燃えないゴミの袋の中で無惨な姿を晒しているのは、何だか妙に悲しかった。

 だがそれはいい。遠からず壊れるはずの物だったのだ。でもそれからがいけなかった。まだ「新品」の域を出ていないような「CEC CD-3300」という新しい方のプレーヤーを繋いだら、片チャンネルからの音が濁っている。いろいろ繋ぎ替えて試してみると、CDプレーヤーに問題があるようだ。これではオークションに出すこともできない。このプレーヤーは、トレイが何度も出てくるし、いろいろと問題が多かった。たまたま酷いものをつかんだのかも知れないが、これから買おうという人には、ぼくはこれをあまり薦める気にはなれない。

 一気に2つのCDプレーヤーが壊れて、真夜中にぼくは途方に暮れた。音楽を聴くのはぼくの一番の趣味だ。しばらく駆動させれば戻るのだろうか。ぼくの頭がしびれているのはそのためではないだろうけど、憂鬱の引き金を引いたような出来事だった。

 今、半分はテストのように、半分は癒しのように、ビル・エバンスのこの陰鬱なアルバムが鳴っている。このアルバムは高く評価されており、中にはこれをエバンスの最高傑作という人までいるが、ぼくにはそこまでとは思えない。晩年の作品の中では確かによくできているけれど、リバーサイド時代のような人間的な、親しみのこもった「歌」が聞こえない。ピアノの音はピラピラと軽く、メロディ・ラインは冷たく孤独だ。エディ・ゴメスの音やフレーズにもなじめない。

 けれども、エバンスはエバンス。別格というのか。疲れた脳味噌にじわじわと入り込んできた。やはり今日のような日には合っていた。思えば、エバンスは、若い頃もぼくの抑鬱剤だった。
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by pororompa | 2008-11-23 17:02 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 197】 スガシカオ / FAMILY semスキン用のアイコン02

  

2008年 11月 17日

e0006692_1012549.jpg 更新に間は空いたが、音盤的な日々でなかった訳ではない。慌ただしい毎日の裏でいろいろな音楽が回っていた。

 通勤の行き帰りに、スガシカオの1作目から順に聴いていたら、「愛について」がかなりいいことに気がついて、ずっと1曲リピートで帰ってきた。「愛について」は初期のスガシカオの代表作の一つで、今頃気がついているようでは、ぼくはやはりスガシカオの熱心なリスナーではない。

 彼は自分の音楽は「ファンク」であるとことあるごとに口にしているが、それはフォークからジャズまでアコースティックな音楽を中心に聴くぼくとしては、どちらかと言えば苦手なジャンルである。「ソウル」とか「R&B」ぐらいまでなら共感できるが・・・。だからスガシカオのアルバムで一番好きなのは「シュガーレス」だ。その他のアルバムでは、音的に見るともう少しアレンジを変えればメロディが生きるのにと思うことがよくある。

 それでもぼくがこの人を凄いと思うのは、この音にしっかりとした日本語の歌詞を乗せるソング・ライティングだ。しかもそれを明瞭な発音で歌う。この点では今の日本のミュージシャンの中では草野正宗と双璧であるとぼくは思う。

 スガシカオの父親は国文学系の人であると、あるインタビューで語っていた。それを聴いてぼくは妙に納得した。この人には国文学の血が流れている。その作品は黒人音楽と文学的天分の絶妙な絡み合いから生まれている。それは「運動神経がよい」というような意味と同じで「言語神経がよい」人間からできた音楽だ。熟達した日本語で大人の世界を描く、最近の日本には少ない大人のための歌だ。

 帰宅して「愛について」を歌詞サイトから引っ張り出し、ギターで爪弾いてみた。サビの「もう少し」という所の「C」から「Caug」みたいな流れがかっこいいなと思っていたら、そのサイトでは単に「E7」となっていた。スガシカオの中では歌いやすそうだが、言葉の乗せ方が独特で、歌うのはなかなか難しい。また息子や娘達に「全然違う」と笑われそうだ。 
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by pororompa | 2008-11-17 11:46 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 196】 RALPH TOWNER & GARY BURTON / SLIDE SHOW semスキン用のアイコン02

  

2008年 11月 03日

e0006692_2158323.jpg いつの間にか11月である。そしていつの間にか3連休も終わり、いつの間にか11月も3日になっている。休んではいけないような時期に休むと、落ち着かないものだ。

 それでも昨日は気晴らしに山を歩いてきた。こういう休みの過ごし方はぼくには珍しいが、古くからの知り合いのラーメン屋のご主人に誘われたからである。以前家族で行ったことがある霧島の大浪池だ。このカルデラ湖を一周してきたが、眺めが素晴らしくて足の痛さを忘れた。たまにはこういう遊びもいいなと思った。恐ろしげな絶壁から火口湖を見る。風は冷たいが、気持ちいい冷たさだ。森はカラフルで、秋を感じた。

 11月とはなったが、まだストーブは出していない。フリースを1枚羽織っていれば足りる。外ではうるさいほどに秋の虫たちが鳴いている。この冷ややかさに合う音楽を探した。ゲーリー・バートンの4本マレットの音の隙間を、ラルフ・タウナーの鉄弦の響きが跳ね回る。鉄と鉄の音楽だ。曲によってはナイロン弦もあるし、バートンがマリンバを演奏する曲もあるが、とにかくこの秋の夜のようにクールな作品である。

 去年の今頃も、この二人の「マッチ・ブック」を聴いている。秋が深まると聴きたくなるのだろう。ただしこの「スライド・ショー」、「マッチ・ブック」よりはやや落ちる。音の面でも、LPの「マッチ・ブック」の生々しい響きは、このCDからは出てこない。それでも同じ雰囲気はある。続編という感じ。例えて言えば、ジム・ホールとビル・エバンスの「アンダーカレント」に対する「インターモデュレイション」という感じだ。

 「ブルー・イン・グリーン」以外はタウナーのオリジナルである。タウナーが主のアルバムと言っていい。レーベルはECM。ジャケットはさすがという感じだ。ECMのジャケットによく出てくる手書き文字がいい味出してる。

 ECMには、何枚かタウナーの作品がある。これを聴くとこの人に関心が湧くのだが、結局この2枚しか持っていない。もう1枚ぐらいあっていいと思った。毎年の11月の夜のために。
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by pororompa | 2008-11-03 22:43 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 195】 DAVID HAZELTINE TRIO / ALICE IN WONDERLAND semスキン用のアイコン02

  

2008年 11月 01日

e0006692_16425548.jpg 会議も何も入っていない3連休となった。本当はそんなことをしてはいられない時期だし、一人でやることも事欠かずあるから、休みっぱなしというわけでもないのだが、休みが休みでない週末が続いたので、今日は完全休憩を決め込んだ。

 安物買い路線をやめて、近年の日本制作盤を2枚買ってみた。何かと批判も多いVENUS。1枚はローランド・ハナの「DREAM」で、もう1枚がこれ。下品なジャケットの多いVENUSの中で「DREAM」は、モネの睡蓮を使った感じよいジャケットだったので買ってみたのだが、あまりよくなかった。ドラムが単調でうるさい。

 これはもう1枚も期待できんなと思いつつ、今朝これをかける。下品とまではいかないが、どことなく品のないジャケットではある。ヘイゼルタインを買うのは初めてだ。もう若手とは言えないかもしれないが、現代の安定したピアノ弾きであるようだ。曲目を見ると、ビル・エバンスの愛奏曲集といった趣きだ。試聴ではいい感じであったが、何しろテーマをちょろっと聴くだけなので何とも言えない。2003年録音。我が家のジャズの中では、「最近のもの」という感じだ。

 1曲目。エバンスの「エクスプロレイションズ」でひときわ印象的な「ビューティフル・ラブ」が鳴り出す。いい。まずドラムがうるさくなくてほっとする。テーマが終わるといきなりベース・ソロが始まった。音も演奏も抜群である。思わずパーソネルを見ると、ドラムはビリー・ドラモンド、そしてベースは名手ジョージ・ムラーツであった。

 ムラーツのベースはこのアルバムの全編でフィーチャーされ、さながらムラーツのリーダー・アルバムのようだ。録音によってはムラーツのベースはがっかりするような音の時もあるのだが、ここでは重厚なアコースティックの音だ。しかもたっぷり聴ける。これはあてにしていなかたっだけに思わぬ拾い物だ。

 3曲目「不思議の国のアリス」。もちろんエバンスのビレッジ・バンガードを思い出さないわけにはいかない。ジャズではあまり演奏されないが、好きな曲の一つだ。これが期待に違わないできである。この後、「枯葉」「星に願いを」と言ったベタな曲が続くが、甘くもならずひねりも過ぎない。「枯葉」ではイントロの後テーマを奏でるのはまたもベース。バラードで演奏する「星に願いを」でも、スコット・ラファロばりのソロがふんだんに聴ける。こりゃあなかなかええピアノ・トリオ盤じゃわいとほくそ笑んだ。

 ここで1曲、ヘイゼルタインのオリジナル曲「フォー・ビル」が入る。雰囲気を壊さないブラッシュ・ワーク。ローランド・ハナの「DREAM」に比べて、ドラマーの格の違いを感じてしまう。

 「ダニー・ボーイ」なんてうれしい曲もやってくれる。まずソロで静かにテーマを流した後、おもむろに入ってくるのがまたムラーツ。これがラス前で、これで終わってもよかったと思うのだが、アンコールみたいな「テンダリー」で締める。リズムの工夫で変化を出しているが、オーソドックスなピアノ・ジャズの中にも、そういった工夫が随所に見られる。

 これは最近のジャズ・アルバムの中では久々の当たりである。特にジョージ・ムラーツのファンは聴き逃せないと思う。
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by pororompa | 2008-11-01 18:31 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)