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semスキン用のアイコン01 <   2008年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧 semスキン用のアイコン02

  

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 190】 NEIL YOUNG / PRAIRIE WIND semスキン用のアイコン02

  

2008年 09月 28日

e0006692_15183380.jpg 一つのことに夢中になることがなくなってきたのはとしのせいであろう。聴く音楽への思い入れも薄くなっている。ジャズを聴いたかと思うと、フォークを聴いたり。昨日晩飯食いに出かける前は、ビング・クロスビーを聴いていた。

 だが、時代とともに音楽鑑賞の方法も変わるのか。大金を使わなくても、その瞬間だけでも濃厚な世界へと引き戻してくれる、そういう仕組みがすでにあったのである。DVD付きのこのアルバムで、映像の力を借りて、久しぶりに深い衝撃と感動を味わった。

 タワー・レコードでジャズの棚に欲しい物もなく、帰ろうとする直前にバーゲンの棚で見付けたのがこれだ。バーゲンで売られる物とは思えないが、DVD付きで高過ぎて売れ残ったのだろう。半額で買ってきた。

 1枚は普通のCDで、もう1枚がDVDになっている。これを映してみて驚いた。全曲のレコーディング風景が収められているのである。しかもプロジェクターでスクリーンに大写しにして、音もオーディオ装置に繋いだので、一気にスタジオにご招待だ。部屋は暗いし、画面は最高だし、音もいいし、その世界にいきなり引き込まれてしまう。シンプルな音楽だからついギターまで持ち出して弾いてしまった。恐れ多くも御大と「共演」している気分だ。
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 何か呼び覚まされるものがある。年令とともに忘れてしまったり捨ててしまったりした、あの感覚だ。血が騒ぐというやつだ。自ら老いていくことはない、感性を磨けと、最新のメディアをうまく使って還暦ロッカーがメッセージを送っている。

 この映像の助け無しにこの音楽だけ聴いても、聞き流してしまっただけかもしれない。全体は柔らかいアコースティック・サウンドで、曲もやや淡泊、昔のニール作品のようなインパクトには欠けると思えただろう。だがこの映像が、そんな聞き流しを拒否して、ニールの側まで連れて行ってくれる。

 DVDには、CDと同内容ながら高音質のオーディオまで付けてくれている。なるほど、これはCDの方がおまけだったのだ。新しい時代の音楽の聴き方を、ニールが示してくれたような気がする。
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by pororompa | 2008-09-28 15:55 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 プロジェクター BenQ MP511+ semスキン用のアイコン02

  

2008年 09月 26日

e0006692_20201036.jpg 最近買ったプロジェクター 「BenQ MP511+」について書こう。買うに当たって、おざわてつやさんという方の「格安プロジェクター生活」というページがとても参考になった。ここまで詳しくは紹介できないが、感想程度でも誰かの役に立つかも知れない。

 ぼくは元々あまりビジュアルな方面には関心がない。テレビはサッカー番組以外はほとんど見ない。以前、スピーカーの間に大型テレビを置いてレーザー・ディスクを映したりしたが、安易にテレビばかり見て音楽を聴かなくなるので取っ払った。

 パソコンでインターネットはよく見ている。でもインターネットは文字が中心のメディアなので、大型スクリーンに投影したいとは思わなかった。ところが、YouTubeなんかの出現で、ちょっと様相が変わってきた。ほんとにパソコンは「多目的機械」だ。いろいろにその姿が変わる。画質はよくないが、興味のあるミュージシャンの動く姿が瞬時に見れるYouTubeは面白く、時々見るようになった。そんな時、ある集会で使うプロジェクターを家でテスト投影して、部屋の壁が一瞬でライブ・ステージになるのに興味を持ったのだった。

 と言っても、プロジェクターというやつは昔から大変高価であった。大学に子どもを出して苦しいこの時期に、道楽は許されない。まあ夏に旅にも出なかったので、5万くらいまでなら何とかなるだろう。そう思って調べていたら、この機種にぶつかった。

 前置きが長くなったが、結論を言うと、そんな貧しい身で、ビジュアルにはそれほど興味ない人が、プロジェクターの気分を味わいたいという場合にはちょうどよい製品ではないかと思う。とにかく値段が強烈に安い。ぼくが買った通販の店では、44831円でこんな60インチスクリーンまで付いていた。もちろん、安いから本格的なプロジェクターにはほど遠いらしい。でも、値段を考えると、十分満足できた。

e0006692_2121539.jpg 大きな欠点としては、ズームがない。それに高さの補正は出来るが、ボタン一つで自動的に画面の歪みを直すような機能はない。だから設置場所に気を付ける必要がある。2.4m離れた所から投影するとちょうど60インチのスクリーンに収まるので、6畳や8畳の部屋で十分使える。いろいろ試したが、キャスター付のプラスチックの引き出しの上に乗せたぐらいがちょうどよかった。スクリーンはマイクスタンドに吊したが、これがなかなか具合がいい。と言っても普通の家にはそんな物はないか。

 肝心の画質だが、これは値段から言ってあまり期待できないだろう。だいたいこれはプレゼンテーションなどに使う「データ・プロジェクター」と言って、本格的な映画鑑賞などには向かないんだそうである。ある程度明るい部屋で見ることを考えてあるので、明るさは相当明るく、電気を消すとまぶしすぎるぐらいだ。映画などは「シアター・プロジェクター」と呼ばれる高級機種で、微妙な色合いなんかを暗がりで鑑賞するんだそうである。

 PCに繋いで写真を見ると、最初、のっぺりとして色もよくない感じがした。マニュアルを見ると5種類の「モード」が切り替えられるというので、その中の「シネマ・モード」を選ぶと、色合いも落ち着いてずいぶん見やすくなった。このモード切り替えは、ぼくのような使い方の人にはよい機能だと思う。映像にそれほどの頓着のない人なら、これで十分楽しめるのではないか。ぼくは十分楽しめた。

 映っているのは、YouTubeから取り出したジョーン・バエズ。画質はよくないが、雰囲気は味わえる。音もあまりよくないけど、アンプにつないでいる。音のいいものだと、映画館のような雰囲気になってきて、より臨場感が出た。お金をかけてホーム・シアターなどを実現している人は、その感動を追い求めていっているのであろう。

 本体が軽いので、気軽に持ち運びできるのもいい点だ。S端子でテレビやビデオにも簡単に繋げる。家のテレビでも試してみたが、サッカー中継は期待したほどピリッとした絵にはならず、まだブラウン管の方が締まりがあっていい。ただ、たくさん集まって応援したり、台所から家事をしながら見たりする時は強力だ。

 熱の問題は避けられないが、右側面がファンの排気口になっているので、本体の右側に居ると熱風が来る。夏などは注意が必要だ。

 とにかく、良くも悪くも最大の特徴はこの値段。薄暗い部屋の壁に映る映像の作り出す空間は、なかなか面白く、この値段でこの雰囲気が味わえるのなら、大人の遊び道具としては悪くない。

by pororompa | 2008-09-26 21:38 | こころの糧 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 189】 ART FARMER / THE SUMMER KNOWS semスキン用のアイコン02

  

2008年 09月 23日

e0006692_14123525.jpg まだ夏は残っている。日陰でも暑さが厳しくて、庭にいることができない。樹に吊した寒暖計を見ると32℃だった。ならば夏の名残でも楽しもうと切り替えて、アイス・コーヒーを作ってからうたた寝をしていた。

 実は2,3日前に安いプロジェクターを買って、通知票を書き上げてからスクリーンばかり眺めていたのだが、これについて書くのも長くなりそうなので結局後回しだ。後には回すが、機器の感想はけっこう読みに来る人も多いので、いずれは書こうと思っている。人のを読ませてもらってばかりだから、たまには人の役に立つ情報も発信しなくちゃね。

 と言いながらアート・ファーマー。日本人作製の盤で、ジャケットからしていかにもの売れ線狙いだが、中身は立派なジャズである。このジャケットもけっこう好きだったりする。70年代にリアル・タイムで買い求めた作品だが、今では名盤の端くれぐらいに仲間入りしているのではないか。

 曲がいい。1曲目、本人も知らなかったというから、プロデューサーに吹かされたような、ミッシェル・ルグランの「思い出の夏」。「黒いオルフェ」を挟んでバカラックの「アルフィー」。このバラード中心のA面の流れが、ジャケットとあいまって、そういう季節感をなんとなく作り出すと言えば作り出す。夏の終わりに残暑の中で流れていれば、特に思い出なんてなくてもある種の情緒に浸れる、そんなアルバムだ。

 B面も悪くない。「When I Fall In Love」で始まり、ファーマーのオリジナルを挟んで、「I Should Care」で終わる。ファーマーの曲もアルバムの雰囲気を壊さないものを選んである。聴き終わった後に気持ちの良い味わいが残る、趣味のよいバラード・アルバムである。レーベルはイースト・ウィンド、プロデューサーは伊藤潔・伊藤八十八というその方面では有名な人達だが、うまいアルバムの作り方だなと思う。

 暑さ寒さも彼岸までであってほしい。このアルバムで今年の夏は終了となってもらおう。
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by pororompa | 2008-09-23 14:46 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 188】 JOHN LEWIS / JOHN LEWIS PIANO semスキン用のアイコン02

  

2008年 09月 15日

e0006692_90377.jpg 結局3日間仕事だ。季節外れの通知票書き。つめてやれば一日半ぐらいの仕事なんだけど、3連休だもんなあ。ちったあゆっくりしたい。それに夏休みにかなりやっていたので、のんびりしてしまった。

 ということで、昨夜はやる気が出らんので早く寝て、今日は7時前に起きた。それで仕事したかというとそんなはずはなく、小さめにこれかけてコーヒー飲んでいたというわけだ。台風が近づいて、外は重たい雲がずっと垂れ込めている。

 よく聴いたアルバムのはずなのに、A面4曲にさっぱり聞き覚えがない。それもそのはず、聴いていたのはB面ばかり。これほど片面しか聴かなかった盤も珍しい。A面はよく言えば淡泊、悪く言えばちょっと退屈。ギターとのデュオのB面ができがいい。

 1,2曲目はバリー・ガルブレイスというよく知らないギターと。1曲目「It Never Entered My Mind」は、マイルスで知ったジャズ・ファンも多いだろうが、ぼくの場合この「ジョン・ルイス・ピアノ」だ。2曲目「Warmeland」となっているのは、「ディア・オールド・ストックホルム」。

 3曲目「2つの叙情作品」だけ相手がジム・ホールだ。1,2曲目もいいが、この3曲目が特に素晴らしい。この演奏はひょっとしてジム・ホールがいいからではないかという気が、今日聴いていてふっとした。「アンダー・カレント」みたいに、ピアノとのデュオをもっと作ってくれればよかったのに。さしずめ、このジョン・ルイスなんかはぴったりだ。

 B面しか聴かない盤だけど、星は思い出分も含めてやっぱり5つかな。さて、仕事にかかるか。台風はなかなかやって来んな。
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by pororompa | 2008-09-15 09:26 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 187】 RED GARLAND / RED GARLAND'S PIANO semスキン用のアイコン02

  

2008年 09月 10日

e0006692_19412538.jpg 可も無く不可も無いアルバムと思っていたが、そんな言い方はこのアルバムには失礼だった。蒸し暑かった週の中日、夕方に帰り着いてアンプに灯を入れ、まず聴いたのはストリングス入りのエバンス。それがよかったので、その次にモーツァルトのピアノ協奏曲をかけたが、もう一つ合わず、何か静かめにスウィングするものをと思って取り出したのがこれだった。

 プレイにどことなく控え目な印象のある人だ。元プロ・ボクサーだという話だが、戦闘的なプレイは聴かれない。主役を張ってもどこか脇役っぽい感じで、淡々としている。しかし地味というのともちがうし、味気ない感じもしない。俗っぽいくらいに軽快に音が転がる。それでも裏にはけっこうエモーショナルなものを秘めていて、ぎりぎりの所で安っぽさを感じさせない人だ。

 パソコンを付けるのをやめて、しばらく聴いていた。気持ちが落ち着いてきたので、熱いコーヒーを淹れて最後まで聴いた。秋である。昼間は確かに夏が残っていたが、こうして帰り着いた部屋の、ソファーのある窓辺は確かにもう秋である。何もしない秋というのもいいだろうなと思った。何もしない夏はもういい。

 全体に落ち着いたテンポで、破綻のないアドリブ・ソロが綴られていく。たまに入る名手ポール・チェンバースの音程が外れたようなアルコは気色悪いが、ピチカートのウォーキングは心地よい。ドラムのアート・テイラーはたくさん聴いているのにどんなドラムかいまだによく分からないが、その安定感と中庸さがこの場によく似合う。

 ふと見たら、これも「RUDY VAN GELDER REMASTERS」と書いてある。RDV盤の好印象もここまで来ると確信に近くなる。集中的に買ってみようか思う。

 不可が無いことが即ち可。今日この盤が気に入った。
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by pororompa | 2008-09-10 20:55 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 186】 TOMMY FLANAGAN / GIANT STEPS semスキン用のアイコン02

  

2008年 09月 07日

e0006692_17221959.jpg  今年は9月が月曜日から始まったので、この週末は全国の教師や子どもにとって大切な休日だったはずだ。ぼくも仕事のことはなるべく考えず、サッカーを観たり庭の草刈りをしたりして過ごした。

 BGMにインターネット・ラジオで録った様々な音楽を流し続けた。世界中のインターネット・ラジオから目当ての曲を拾い集めて来るという強烈なソフトを手に入れてから、そんな感じの音楽の聴き方になっている。「RADIO TRACKER」というそのソフトについてはまたいつか書くことにしよう。

 なぜならば、そうやって集めた音楽は確かに興味深くはあるけれど、「音楽を聴いた」という充実感が得られず、その反動でこのLPを聴いたからだ。日曜も夕方になると、明日からの仕事のことが気になってくる。休日モードから転換する意味もあって、このアルバムを引っ張り出したのだった。

 ライナー・ノートを見ると、隅っこに鉛筆で「'82・9・12」とメモしてある。1982年といえば、ぼくが就職した年である。昔は、1枚1枚が今よりもっと貴重だったので、こんな風に日付や購入場所を書き入れたりしているのがある。今になってみると興味深い。このアルバムは学生の頃買ったと思っていたが、違っていたわけだ。記憶というのは当てにならないものだ。

 針を落として音の違いを感じた。ラジオのMP3とは音が違って当たり前だが、ベースの音が何か根本的に違う。缶コーヒーと豆で淹れたコーヒーぐらい違う。いくらぼくが「違いが分からない男」でも、これは感じないわけにはいかない。

 トミー・フラナガンは70年代にドイツのenjaから「エクリプソ」という傑作を出している。リアル・タイムで聴いて気に入って以来、似たようなアルバムを探し続けた。ドラムのエルビン・ジョーンズがいいのか、いやベースのジョージ・ムラーツのおかげか、はたまたenjaだからいいのか、いろいろ探し求めたが、「エクリプソ」を越えるものはなかった。その中で、このアルバムは比較的気に入ったように覚えている。

 ベースはそのジョージ・ムラーツ、ドラムはエルビンではなくアル・フォスターだ。コルトレーンの愛奏曲集なので、ピアノ・トリオといってもけっこう硬派の内容なのだが、そこはトミ・フラ、破綻なくジャズの濃さを味わわせてくれる。

 ドイツのジャズ・レーベルといえば昔からクールなECMとホットなenjaが有名だが、よりジャズを感じさせるenjaにぼくは親しみを感じている。どちらもジャケットがいいが、このアルバムも見事だ。「ジャイアント」というにはほど遠いどっかの倉庫かなんかのただの階段(ステップス)が、何とも見事にジャズの絵面になっている。

 それにしても9月というのは教員稼業でもっともきつい季節である。特に新採の年の9月の苦しさは今でもはっきり覚えている。渡り廊下をよたよたと歩いていた自分の姿が今でもはっきり思い浮かぶほどだ。そんな青春の終わりのような季節に、残暑と秋風の中で、ぼくはこんな音楽を聴いていたわけだ。
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by pororompa | 2008-09-07 18:27 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 このサッカーなら ≪W杯最終予選 バーレーン-日本≫ semスキン用のアイコン02

  

2008年 09月 07日

e0006692_1116546.jpg ずっと岡田監督に対して否定的なことを書いてきたが、今回のこのサッカーならなんとか応援する気になる、そんな試合だった。
 
 まず日本代表が正しく「日本代表」だ。先発メンバーを見て、今の日本サッカーのベストを集めたと納得できるし、これで負けたら日本も相当ヤバいと思うような顔ぶれである。

 しかし、ぼくが一番評価したいのは、戦い方だ。いつもの「バック・パス・サッカー」が影を潜め、前向きのサッカーになっている。特に前半。これは、負けたけれど前回のウルグアイ戦でもその兆しが見えていた。これが岡田の指示なら少し監督を見直してもよい。

 最近の日本代表の試合が面白くなかったこと。それはこの「バック・パス・サッカー」がはびこってきたことに原因がある。一瞬、どっちに攻めているのか分からない時もあるくらい、前に進まない、うじうじしたサッカーだった。必殺の勝負パスを出す選手がなかなかおらず、「お前がやれ」「いや、やってください」と、まるで責任回避でもするように譲り合うサッカー。ダラダラしたボール回しを見せられても、何にも面白くない。面白くないだけでなく、攻めが遅く、ボールを奪われて急なピンチを招きやすい。

 これは、ジーコに大きな責任があると思う。「ポゼッション・サッカー」などといって、常にボールを保持して試合を支配しようした。ブラジルなら分からぬでもないが、さしてテクニックのない日本にこのスタイルは不向きだ。いや、ブラジルにしたって、よくボール回しをかっさらわれてやられているではないか。ぼくのようなオールド・ファンには、スペインW杯でイタリアのロッシにやられた場面がいつも思い浮かぶ。

 とにかくこの、「ポゼッション・サッカー」というやつは、「バック・パス・サッカー」「腑抜けサッカー」「責任回避サッカー」「超スローサッカー」「退屈サッカー」「冷や冷やサッカー」になりやすい。サッカーは、ボール保持時間を競うスポーツではなく、ゴールに何点入ったかで決まるのである。支配率30%でも、ここという所で一気に攻めて点を取ればいいのである。

 そんな目で今日の試合を見ると、スパッと切れ味よく攻める場面が多かった。相当暑かったことを考えると、これは評価していい。特に目立った選手は、田中達也である。いいパスはまず受ける側が仕掛けないとだめだ。攻撃的な仕掛けのパスは、足元よりも大抵はスペースに出すスルーパスだが、そんなパスはまず受ける側がのいい動きで引き出されるのである。田中は相手の嫌な所嫌な所をついて、絶えず走り込む。しかも、ペナルティ・エリア内に急速ドリブルで入り込むから、相手の陣形が崩れて、いくつもチャンスが生まれていた。果敢に仕掛けるという点では、松井もよかった。若かった頃のこの二人が韓国を手玉に取ったプレイを思い出した。

 今日は前が玉田と田中で、二人とも俊敏型だったが、別にFWの一人が大きなやつじゃなくてもいいんじゃないか。小型俊敏タイプの2トップでも面白いんじゃないかと思う。次戦は田中を大久保と組ませて欲しい。

 今日は終盤の2失点が叩かれるだろうが、負けたわけではないから、よい教訓として活かせばよい。ただディフェンスの増強は必要だと思う。内田なんかが危なっかしい。

 今日は、「監督を交替してもらうためにはいっそ負けた方がいいかも」という気持ちも片隅にあって、複雑な気持ちで観たのだが、この方向が続くなら岡田でも我慢できるかなと初めて思えた試合だった。

by pororompa | 2008-09-07 12:16 | TVサッカー観戦記 | Trackback | Comments(0)