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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 172】 BING CROSBY / ANYTHING GOES semスキン用のアイコン02

  

2008年 05月 25日

e0006692_23224165.jpg 昨日とうって変わって気持ちのいい日だった。一日中、庭にいた。「27度の快楽」。そんな言葉が頭に浮かんだ。天然のクーラーである。先日買った大型の庭用パラソルはなかなか具合がいい。朝顔も伸びてきた。メダカも元気である。熟れたグミをつまみながら、夏の格好をして風に吹かれていた。

 快適な日は快適な声に身を任せたい。「声のイケメン」、ビング・クロスビー氏である。美声そのものである。シナトラみたいなイモと比べるなって。ええい、頭が高い、ここにおられる御方をどなたとココロエる、というぐらいの、まさに別格、深い豊かな声である。通販で買ったイギリスかどっかの、一見怪しげな安物CDであるが、音もよく選曲もよい。丁寧に作られていて捨てたものではない。「True Love」が流れて来た。懐かしいねえ。

 こんな音楽を学生時代に聴いていたぼくは、やはりどう見てもケンコーな若者にはほど遠かった。「覇気が無い」などと言われても、「その通りです」と言うしかない。薄暗い明かりの下で、ウイスキーを舐めながら、この甘い歌声にズブズブに浸っていたっけ。そんなビンクロだが、中年の明るく健康な庭遊びにもよく似合う。

 一日の終わりにもう一度聴き直した。やはりウイスキーにもよく似合う、心地よい歌声だ。
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by pororompa | 2008-05-25 23:46 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 171】 ちあきなおみ / 星影の小径 semスキン用のアイコン02

  

2008年 05月 24日

e0006692_22403823.jpg 早くも梅雨の走りだろうか。ようやくの週末だというのに、重苦しい雨雲だ。夕方になってふらりと近所のブック・オフに出かける。安い文庫本を何冊か買ったが、CDに買うべきものがない。帰り際にこれを見つけた。中古にしては高い値が付いているが、こういう歌謡曲みたいなものが案外高い。

 どうしてこんなものに目が留まったかというと、1曲目の「星影の小径」、ずっと前にこれをCMで聞いて以来、ずっと気になっていたのである。「上海帰りのリル」や「港の見える丘」など、選曲も面白そうだ。古いスタンダードをモダンなアレンジで、実力派歌手に歌わせようというのは、いい企画に思えた。しばらく迷ったが、他にめぼしいものが無いので買うことにした。

 帰って早速かけてみる。1曲目。期待通りにいい。「しずーかにー~、しずーかにー~」一人多重唱の歌が流れてきた。ここまではよかったのだ、ここまでは。

 2曲目から驚いた。吐き気をもよおすようなアレンジである。何だこれは?。まさに「奇を衒った」という表現がぴったりだ。「独りよがり」と言ってもいい。艶やかな歌声に冷や水を浴びせ、古今の名曲を愚弄するようなアレンジだ。歌の味わいも何も無い。何が「モダンでアバンギャルド」(CDジャーナル)だ、ふざけるな。アレンジャー倉田信雄と武川雅寛、遊ぶなら自分らの曲で遊んでいろと言いたくなる。’70年代フォークで時々効果的なバイオリンを聴かせてくれていたあの武川雅寛も、すっかり印象が悪くなった。

 すっかり興ざめして、即刻ヤフオクに出品した。ま、こんなハズレもあるさ。それにしても、1曲目はよかったのになあ・・・。
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by pororompa | 2008-05-24 23:20 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(4)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 170】 ROLAND HANNA / WHEN YOU WISH UPON A STAR semスキン用のアイコン02

  

2008年 05月 17日

e0006692_15521998.jpg 以前AMAZONに注文したんだが「入手できません」とかで断られた盤。夕べ晩飯の帰りに寄ったブック・オフで見つけた。1650円と中古にしては高いが、これは買わねばなるまい。

 ブック・オフというこの全国チェーンの店は、値付けが大雑把だ。つまらないものが笑えるほど高かったり、レアなものが安くで出ていたりする。昔はやったロックなんかでたまに面白いものがあるが、ぼくの住むような田舎町だと、数も少なく、ジャズなんてあんまり期待できない。昨日はなぜかジャズがけっこうあったが、値段が新品の輸入盤と変わらないようなのばっかりだ。ざっと眺めて帰ろうとした所にこれを見つけた。

 ローランド・ハナとジョージ・ムラーツの「ポギーとベス」が70年代ジャズの名盤と信じて疑わないぼくは、他にもこのデュオでよいものがないか探していた。このCDは、二人のデュオに全く別のトリオ演奏を加えて編集したということも知っていた。ところが、それが何曲ずつなのか、どの曲がトリオでデュオなのか、表を見ても裏を見ても分からない。それどころかメンバーが書いてあるだけなので、知らない人は全部トリオの演奏なのかと思って買ってしまうだろう。ジャズ・ファンには不親切な作りだ。ジャケットもソフト過ぎる。そう言うことを問わない、雰囲気だけ求めている人向けに作ったのだろうか。

e0006692_16295992.jpg かけてみると、期待通り演奏も音もよい。9曲中の最初の6曲がハナとムラーツのデュオだった。元はLPの時代に、右のジャケットで、タイトルも「SIR ROLAND HANNA AND GEORGE MRAZ / SUNRISE, SUNSET」として世に出た作品のようだ。ジョージ・ムラーツの名前もタイトルに出ているように、ベースがじっくり味わえる。特に本来のタイトル・ナンバーだった「屋根の上のヴァイオリン弾き」のテーマ「サンライズ・サンセット」がいいねえ。この曲を手に入れただけでも買った価値はある。「ポギーとベス」の「サマー・タイム」に匹敵するできだよ、これは。

 さて、残りのおまけ3曲はどうでしょ。だいたいこんなのは余計なんだよね、普通。雰囲気を壊すことが多い。ベースもロン・カーター?。ううむ・・・。なんて思っていたら、これも素晴らしい演奏だった。よかった。ドラムレスで聴いてきて、急にリズムが入るので、かえってドラムの良さが感じられる、そういうタイプの演奏。ロンさんも悪くない。すんません。

 改めてじっくり聴くとこのローランド・ハナさん、もっと評価されてもいい人じゃないかな。惜しくも亡くなったが、晩年までいろいろ作品を残している。他にも聴いてみたくなった。
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by pororompa | 2008-05-17 16:47 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 169】 GERRY MULLIGAN / WHAT IS THERE TO SAY? semスキン用のアイコン02

  

2008年 05月 11日

e0006692_1848489.jpg 雨も上がり、昼からは日も差してきて、季節外れの寒さもいくらか和らいだ。

 午前中は自分が主催する教育関係の集会の案内葉書を準備し、外が明るくなってからは庭に出て朝顔の苗の移植などをした。2時からは、近所であったサッカーの試合を観に行ってきたが、いい気晴らしになった。今年JFLから降格したホンダロックの参加する、九州サッカーリーグである。JFLと違って無料だが、そこそこのレベルにはあり、十分楽しめた。帰ってきて集会の案内のメールなどを出しているうちに、来月の集会の会場確保をしていなかったのを思い出し、市民プラザまで走ったが、だめだった。こうして思い返してみると何か慌ただしい休日だったが、じっとパソコンの前に座っているより充実感のようなものはある。

 さて、夕暮れである。来週や来月のスケジュールをPCの周りに貼り、コーヒーを淹れて一息ついた。週末に届いたCDの中の唯一のジャズ盤でも聴こう。

 昨日初めてかけた時には④の「フェスティーブ・マイナー」から聴いてみた。おお、これだ。昔ラジオからテープに録って愛聴していたのはこのバージョンだ。「ラッ ドッ ミッ~」と始まるマリガンのアドリブに、聴き覚えがある。この曲が楽しみなのもあって「ナイト・ライツ」を買ったのだったが、この曲を聴く度に何となく違和感を感じていた。それが何十年も経って今解消された気がした。音もいい。これはひょっとしてもう一つの「ナイト・ライツ」か?。だがそれにしては「ナイト・ライツ」ほど有名ではないね。

 頭から聴き直してみると、その理由はすぐ分かった。「ナイト・ライツ」の持っている色気がない。よく言えばより「ジャズ的」だ。クールでドライだ。ま、これはこれでいいか。

 以前図書館から自伝を借りたことのあるビル・クロウがベースを弾いている。ピアノレス・カルテットなので、よりベースが剥き出しだ。ベーシストはやり甲斐のある設定ではあるだろう。ハーモニーとリズムを支えながらズンズンと響く音が心地よい。ただマリガンのカルテットはしばらく聴いていると、何か潤いが欲しくなるのはぼくだけだろうか。一口目は旨いおでんもたくさんは食べれないが、あれに似ている。たまには、ゴリゴリズンズンもいいけどね。
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by pororompa | 2008-05-11 19:46 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 168】 MILT JACKSON & COUNT BASIE / THE BIG BAND VOL.1 semスキン用のアイコン02

  

2008年 05月 10日

e0006692_17504999.jpg 寒い。季節が逆戻りした。ほんとは今日はどんな日じゃないといけなかったか。5月の第2土曜。爽やかな風の中、庭に出てビールでも喰らいながら、朝顔の芽など眺めていたはずだ。それがどうだ。またフリースなんか引っ張り出して。しかも降るならもっと降ればいいのに、重苦しい空だ。

 そんな時に届いたCDはどういう訳かクラシックばかりだ。自分でもおかしい。そんな気分の時もあるんだが、こんな日には陰気くさかった。そうか、この音楽がいけないんだと思い、替わりにかけたのがこれ。ミルト・ジャクソンがベイシー楽団の炸裂するブラス群を泳ぎ回る。これが今日にはぴったりだった。一気に気分が温もったぜ。

 これは買った時はあんまり気に入らなかった。暑かったのかもしれない。元々ビッグ・バンドはうるさいのであんまり好きではない。このアルバムも、いいのはいいのだが、やたらにうるさいのもあって、微妙なアルバムだと思っていた。しかし、合う季節に聴けば、これはなかなかいいアルバムだと分かった。

 しかし、時々、「ギッギッ、ギッギッ…」と聞こえるフレディ・グリーンのリズム・ギター、雰囲気あるよね。いつも思うけど。主役じゃないんだが、何か絶妙なスパイスみたいな。
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by pororompa | 2008-05-10 18:08 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 167】 DUKE ELLINGTON & RAY BROWN / THIS ONE'S FOR BLANTON semスキン用のアイコン02

  

2008年 05月 04日

e0006692_19153778.jpg 四連休も二日目が終わった。二日とも庭で過ごした。昨日は大きなパラソルを買ってきて庭に広げ、今日は朝顔の芽が出てきたので支柱を立てた。小さな池もどきを掃除して、冬を生き延びた4匹のメダカを放した。5月の連休の年中行事である。

 そして夕方にこのLP盤に針を落とした。うちのオーディオ機器の中で一番古い、26年間現役のレコード・プレーヤーが鳴っている。LPの音はやはり生々しいとまた思う。特にレイ・ブラウンのベース。腹に響くような音だ。

 手持ちのレコードがまだ少ししかなかった若い頃に聴いた音楽は、フレーズの隅々まで脳に刻まれている。この演奏を初めて聴いたのもまだ十代の頃だ。久しく聴いていないのに口ずさむことができる。確かNHK-FMの「ジャズ・フラッシュ」で流れたものを、カセット・テープに入れて聴いている内に気に入り、このLPを買ったように記憶する。

 エリントンという人はスウィング時代の人だが、ピアノを弾かせるとずいぶんとモダンな印象を受ける。このアルバムでもそうなのだが、このアルバムのもとになったジミー・ブラントンとの古い演奏が凄い。ブラントンという人のベースも時代を超越していた。23で死んだというが、ここにも夭折の天才が一人いたわけだ。

 このアルバムではもちろんレイ・ブラウンは、ブラントンに敬意を表し、その役回りで演奏するわけだが、これはこれでなかなかに気合いの入ったプレイである。十分に自分というものを出しているのではないか。今日聴いてそんな気がした。

 思えば70年代には、一種のはやりか知らないが、ピアノとベースのデュオがたくさん出たような覚えがある。その中でこのアルバムは、確実に「ピアノ&ベース・デュオの名盤」の一つに入ると思う。
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by pororompa | 2008-05-04 20:02 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)