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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 132】 PAUL SIMON / GRACELAND semスキン用のアイコン02

  

2007年 09月 24日

e0006692_21403079.jpg こんなことをしている場合ではない。学期末なのだ。2学期制になったので、運動会が終わっても一息付けないのだ、この頃は。と言いつつ、ポール・サイモン。

 有名なこの「グレイスランド」だけど、ぼくにとっては今回が初入手。もっとも、発売された頃FMで全曲聴いてはいた。ちょっと変な作品だなと思って、買うところまでいかなかったんだよな。その違和感は次の作品「リズム・オブ・ザ・セインツ」で決定的になり、とうとう売り飛ばしてしまって、サイモンへの関心もしぼんでしまった。

 もともとポール・サイモンは、小6で「サウンド・オブ・サイレンス」を買いに走って以来、少年時代のぼくのアイドルだったのだ。アコースティック・ギターに粋なハーモニー、メロディアスな曲作り、それが魅力だった。ソロになってからのビートの効いた曲も悪くなかった。あまり評判にならなかった「ハーツ・アンド・ボーンズ」も、ぼくは愛聴していた。それがこの「グレイスランド」を聴いた時、何かしっくりこなかった。グラミーをとるほどのできとは思えなかった。

 それでも今回聴き直して、いい曲も入ってると思えるようになった。次作の「リズム・オブ・ザ・セインツ」は、メロディの美しさが感じ取れなかったが、ここではまだその良さは残っていると思った。物足りないのは、アコースティック・ギターをいかした音作りじゃないからかな。

 よその音楽のいい所を感じ取るのもいいが、「かぶれ」で終わっては元のものに負ける。有名な「コンドルは飛んでいく」も、本場のフォルクローレには負けていた。やっぱりこの人の持ち味は、ギターを効果的に使ったメロディアスな曲作りにあると思うのだ。
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by pororompa | 2007-09-24 22:10 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 131】 GERRY MULLIGAN & THELONIOUS MONK / MULLIGAN MEETS MONK semスキン用のアイコン02

  

2007年 09月 21日

e0006692_1955294.jpg 何とも蒸し暑い日だった。ぐったりと座っている内に眠り込んでしまい、起きてみると耐え難い暑さだった。気温そのものはそれほど高くないのでクーラーは入れてなかったのだが、ねっとりとしたいやらしい空気が充満していた。朝起きも遅かったし、惰眠を貪るとはこのことだ。持病の無呼吸症も昨夜は酷かったのだろう。運動会の関係で振り返られた休日を無駄に過ごしたような、気だるさや喪失感が残った。夕暮れにようやく秋の風が吹いてきたけれど、ぼくはクーラーを入れて湿った空気を乾かした。

 でもさすがにこれだけ寝たのだから疲労は取れていたのだろう。部屋の空気が乾くと、急に聴きたくなったのが重厚そのもののこのアルバムだ。昔、学生時代に、ジャズ喫茶にたむろする仲間で麻雀をしていた時だった。「マリガンとモンクか。また面妖なことやっとるんだろ。」このアルバムを見て、サックス吹きの男がそう言った。「面妖」という聞き慣れない言葉は、その頃のそういった連中の間のはやり言葉である。その言葉が妙に記憶に残っている。

 だがこのアルバムは決して面妖ではない。重厚ではあるけれど、思ったよりストレートな音が出てくる。極めつけは一曲目の「ラウンド・ミッドナイト」。この曲の最高の名演がこのアルバムだとぼくは思っている。まるでマリガンのバリトンのために書かれたのではと思えるくらい、この名曲が見事にハマっている。「うおおお、ジャズを聴いたあ!」という気分にさせられる。疲れている時には聴けないし、暑苦しい日には不向きなアルバムだ。気分的にも、少しは秋めいてきたのかなあと思ったりした。聴き終わって、昼間の不快な気分が消えた。
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by pororompa | 2007-09-21 19:42 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(2)

semスキン用のアイコン01 よく行くブログ semスキン用のアイコン02

  

2007年 09月 17日

 今日も時々仕事しながらのんびりとしたペースで過ごす。今日は時々お邪魔するブログやBBSについて書こう。

 まずは、「Xylocopal's Photolog」。今は写真中心のブログとなったので、写真にそれほど興味のないぼくはちょっと遠ざかったが、それ以前にこのXylocopal(キシロコパル)さんという方が約1年間にわたって毎日更新されていた「Xylocopal's Weblog」というのが凄かった。とにかくその文章のうまさと、書き手の知識の広さ、深さ、そしてそれ以上に露わに出てしまう人間性。ブログというものの面白さに惹かれ、自分でも始めるきっかけになったのが、このXylocopalさんのサイトなのである。だからぼくのブログもexciteなのだ。実を言うと、若い頃ちょっと面識のある関係なのだが、そういうことはもう今ではどうでもよくなって、勝手に「ブログの師匠」とさせていただいている。「フォトブログ」となった今では、時々登場する猫を楽しみにしている。

 次は、このブログにも時々コメントをいただく平泉さんの「WATERCOLORS」。ぼくの「音盤的日々」によく似た「今日の一枚」という連載が中心のブログだ。ただし更新はぼくの倍ぐらいの頻度ではないかと思う。取り扱う音楽はほとんどがジャズ。その日に聴いた音楽の感想とともに日々のエッセイを綴るというブログはけっこうあるが、毎日読みたくなるものははっきり言ってあまりない。大抵は読む内に共感できない部分があったりして読む気が失せるのだが、この「WATERCOLORS」は、単に取り上げる盤の好みが似ているだけでなしに、書いてある中身に共感できるサイトだ。これを読んで、ああそう言えばあれがあったな、聴いてみようと、棚から取り出す盤も多い。

 楽しく読んでいたら本になってしまったので驚いたのが「イタリア人は日本のアイドルが好きっ」というこのサイト。作者は中古CD店のご主人で、英語ができるため外国から注文できるようなページを作った。そこに注文してくるお客さんと交わしたメールでのやりとりや、実際に店に訪ねてくる外国からのお客さんとの交流をブログに書いている。それが出版者の目にとまり、本にまでなって、しかもかなり売れているようだ。だが、この人の文には、最初からそんなことを狙っていたようなあざとさがない。真にフレンドリーな国際人である店主の人柄が感じられる、興味深くて楽しいブログだ。

 ブログではないが、「田舎暮らしは楽し?」というサイトに「田舎暮らしは楽しかばい」という掲示板があって、毎日更新される。特に田舎暮らしに興味があるわけではないので、なぜこの人のサイトを見つけたのか忘れてしまった。とにかく、その中に、「おっちゃんの終の棲家探し」というコーナーがあって、田舎暮らしを決心してから熊本県の一山村に実際に移り住むまでの顛末が、詳細に書かれていて、大変面白かった。人生で大きな転機を経験した人の話は興味深い。作者のおおまぐろさんという方は、ジャズにも造詣が深く、サイトの中の「JAZZに乾杯!」というディスク・レビューは、そのサイトの一部とは知らず以前から楽しく読んでいたものだったので驚き、いっそう興味を持った。その方の現在進行形のBBSが「田舎暮らしは楽しかばい」である。

 こうして見ると、楽しませてもらっているサイトはぼくのブログと違って更新が多い。読まれるブログは更新が頻繁であるということが重要なのだろう。週に一度ぐらいののんびりしたぼくのブログには、一日10人~20人がいらっしゃる程度だが、それでも何人かは読んでくれているわけで、励みにはなっている。「アクセス解析」で見ると、何かの検索で立ち寄る人もいるようだ。例えばCDプレーヤーを買ったと書いたら、その評判を調べたい人が検索で来たりしている。どんな人が見に来ていただいているのかまではよく分からないが、それでもたまにコメントがあるとうれしい気持ちになるものである。誰でも小さな情報発信者になれるのがインターネットの素晴らしい所だ。

 今これを読んでおられる方は、どうしてここに立ち寄られたのだろうか。

by pororompa | 2007-09-17 14:03 | 日常雑事 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 130】 MISCHA MAYSKY / THE BEST OF MISCHA MAYSKY semスキン用のアイコン02

  

2007年 09月 16日

e0006692_18233640.jpg 雨の日は好きだ。などと言えるのも雨から守ってくれる家があるからだが、窓から眺める雨の風景は好きだ。毎日だとうんざりするが、たまの雨は心も潤してくれる。感性が柔らかくなる。

e0006692_18522372.jpg 西側の窓に面した机で、子どもたちの夏休みの宿題ノートに目を通した。西日の当たる暑い夏の午後なら居ることさえできない場所だ。ほとんどは枯れた中に、まだ咲き続けている朝顔がある。時折激しく降る雨の音に気付いて、静かな音楽に替えた。雨の音も聴いていたい。

 このチェロ小品集はよく聴く。マイスキーという人がクラシック界でどのくらい評価されている人かはよく知らない。でもこれを聴く限りでは、旋律の奏で方に深い情感のようなものが感じられてぼくは好きだ。例えば、誰の演奏か知らないがいつも職場で児童下校時の音楽として流れる「トロイメライ」なんかと比べると、この「トロイメライ」は深く、濃く、細やかだ。子どもたちに「セロ弾きのゴーシュ」を演じさせた時に、ネズミの子の病息を治す場面でこの演奏を使った。

 「浜辺の歌」なんてのもやっている。この歌は昔から大好きだ。死んだ兄が昔よく笛で吹いていた。西洋人がやるとあっさり弾いてしまったりするが、マイスキーはしみじみ度が高くていい。考えたらマイスキーはこれ一枚しかないので、チェロ好きのぼくとしてはもう一枚くらい買おうかなと思った。
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by pororompa | 2007-09-16 18:48 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 129】 CANNONBALL ADDERLEY / KNOW WHAT I MEAN semスキン用のアイコン02

  

2007年 09月 08日

e0006692_2029311.jpg どんな仕事にもそれぞれの辛さ苦しさがあるのだろうから、仕事がきついきついとこぼすのは見苦しい。とは言え、9月はやはり教員稼業にはこたえる月だ。思ったことがやれないまま、厳しい残暑の中で雑多な仕事が累積していくのを、遅れていくマラソン・ランナーのように見つめるのは悲しい。

 そんな時だからなのか、同僚が唐突にボーリング大会を企画したので、参加してきた。生涯でボーリングをしたのは十回ぐらいではないかと思うが、結構気晴らしにはなった。でも夜の飲み会は断ってきた。体力に自信がなく、二日酔いが恐いし、金も惜しい。だいたい、最近飲み会を昔ほど楽しめなくなっている。馬鹿騒ぎを楽しめなくなったし、自分は楽しくても周囲が許容してくれる年齢ではなくなってきた。

 家でいつものように缶ビールを開けて、かけたCDはこれだ。ビル・エバンスのあの「ワルツ・フォー・デビー」のテーマが流れ、流麗なアルト・サックスが、追いかけるようにその旋律をなぞる。夜になると少しは秋めいてきた。ボリュームを上げると、家全体がジャズ喫茶だ。

 ジャケットというものはかなり作品のイメージを決定するものに違いない。この絵からこの音はあまり想像してもらえないのではないか。まして「キャノンボール=ファンキー」とかいう決まり文句とも全く違う、清冽な「グッド・バイ」が流れて来る。アルトがソロのない間はエバンス・トリオだ。1961年のエバンスだから絶頂期である。ベースとドラムはMJQのリズム隊。そう言えばジョン・ルイスの「ベニス」なんてのもやっている。これがまたいい。

 今夜はもう仕事のことは考えないことにしよう。くたびれた心を洗い直して、秋を待とう。
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by pororompa | 2007-09-08 21:34 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)