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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 107】 井上陽水 / LOVE COMPLEX semスキン用のアイコン02

  

2007年 04月 27日

e0006692_2383293.jpg 明日から連休だということに気がついた。教員稼業にはこの日もまた一つの節目か。月曜日の夜に井上陽水を聴いてきたのでこれをかけている。

 陽水を生で聴いたのは何と35年ぶりである。中学生ぐらいに、労音で来た陽水を百円で聴いた記憶がある。安田裕美のギターと二人だけだったが、フォーク少年には強烈なインパクトだった。何という歌のうまい人だろうと思ったものだ。

 35年ぶりの今回のコンサートも充分楽しめた。選曲が初期の曲に偏りやや通俗的ではあったけれど、八千円も出して来てくれた古いファンへのトシを重ねた陽水なりのサービスだろうと思えたし、酷いPAの音も、席が悪かったと思えばそう腹も立たなかった。後半のエレクトリック・セットから一気に盛り上がったし、アンコールで4曲もサービスしてくれた御大に文句を言う気持ちはない。「5月の別れ」をやってくれただけでも感激だ。

 このアルバムは陽水のソロ・アルバムでは一番新しい。予習のつもりで買ったら、着いたのはコンサートの当日の朝だった。このアルバムからやったのは3曲だけだったのであまりその必要もなかったが、アルバムそのものはなかなか面白いアルバムだ。

 一番インパクトが強烈なのは、ラストに入っている「あなたにお金」。「あなたにお金~ 金をあげたら帰ろう~・・・」なんじゃそりゃ・・・。ところが、このフレーズがあの声で哀調たっぷりに歌われると、たちまちそこに何かしらドラマが生まれる。続けて「メロンを抱いて~ 星を見ながら帰ろう~・・・」ときた。「ああそうかぁ・・・、うん、そうね・・・わかる」という人生ドラマに、有無を言わさず引きずり込む。抒情的でペーソスたっぷりであるのだが、思わず笑わずにはおれない。

 もう一つ気に入ったのが、ウッド・ベースとフィンガー・スナップだけで始まる「蜘蛛の巣パラダイス」。「ブルー・セレクション」を作った陽水だが、このジャズ風アレンジは今現在の彼自身の音楽的嗜好の一つなのだろう。

 それにしてもこのジャケット。簡単にはトシはとらんぞというふてぶてしさと笑いが銀紙の向こうに見えるようだ。
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by pororompa | 2007-04-27 23:58 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 106】 ルービンシュタイン,シェリング,フルニエ / シューベルト : ピアノ三重奏曲第2番 semスキン用のアイコン02

  

2007年 04月 21日

e0006692_19244162.jpg 珍しくクラシックを買った。シューベルトの室内楽。仕事続きで少し心が渇いている時には、こんな音楽がいい。
 
 この曲は、ジャズばかりだった学生時代の日々に、たまに聴いていた数少ないクラシックの一つである。それはもちろんLP盤で、かなり古い録音のカザルスのトリオだった。それほど有名曲でもないようだが、シューベルトらしい親しみ易いメロディが続くこの曲が好きだった。

 その盤も水害の時に捨てた中に入っていたことを思い出し、今回急に聴きたくなって買い求めた。元のカザルス盤が欲しかったが見当たらないので、代わりに買ったのがこれである。クラシックに疎いぼくにはよく分からないが、これも名だたる巨匠達の晩年の録音らしい。

 併せて入っているブラームスはぼくにはどうでもいい。早速シューベルトの方から聴くと、懐かしい、甘いメロディが流れてくる。春の夕暮れに似合う調べだ。クラシックに詳しい人にはきっと通俗的で甘ったるい音楽なのだろう。でもノスタルジックな調べがぼくにはちょうどいい。第2楽章が最高だ。3楽章から後はそれほど聴き覚えがないのは、LPのA面ばかり聴いていたせいなのだろう。

 演奏にはそれほど違和感はなかった。録音も、70年代の初期なのでカザルス盤より音はいい。チェロのフルニエという人はカザルスより押しは弱いけど、柔らかなチェロで悪くない。全体に上品な演奏であると感じた。
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by pororompa | 2007-04-21 21:08 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 105】 MILT JACKSON QUARTET semスキン用のアイコン02

  

2007年 04月 15日

e0006692_13174953.jpg これも前から欲しかった一枚である。そして期待通りの中身だ。55年録音で当然モノラル。だが音はいい。ミルト・ジャクソンのマレットさばきを充分堪能できた。後のMJQ時代よりもちょっと固めの音に感じるが、でもその金属音が心地よい。

 メンバーはピアノがホレス・シルバーである以外は初期のMJQと同じだが、ジョン・ルイスとホレス・シルバーでは出てくる音がまるで違う。このことについてはいろいろ言われるが、ぼくはどちらも好きだ。

 曲もいい。1曲目はどこかで聴いたと思ったら、ビル・エバンスの「シェリーズ・マン・ホール」でのライブ盤に出てくる「Wonder Why」。くつろいだ雰囲気で始まる。2曲目のマイナー・キーの曲はちょっと変わった解釈の「マイ・ファニー・バレンタイン」だった。3曲目はやはりマイナーの「Moon Ray」という曲。「朝日のようにさわやかに」ぐらいのテンポで快調にアドリブ・ソロが続く。後半はミルトらしいブルースを挟んでバラードが2曲。バラードはほんとにうまい人だ。

 ピアノがホレスだということはあまり考えなかった。ここではピアノは脇役である。フレームだ。額縁が違えば絵の味わいは変わるだろうが、それも主役あってのものだ。とにかくここでは主役が主役らしい。圧倒的な存在感を放っている。
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by pororompa | 2007-04-15 14:15 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 104】 RAY BRYANT TRIO semスキン用のアイコン02

  

2007年 04月 14日

e0006692_1984645.jpg このアルバムは、今回買った中では一番期待していなかったが、素晴らしくスウィングするピアノ・トリオ・アルバムだった。

 レイ・ブライアントについて持っていたイメージは、粘っこいブルース・フィーリング。しかしこのアルバムから出てきた音はちょっと違っていた。オスカー・ピーターソンをちょっと謙虚にしたような、デューク・ジョーダンがほろ酔いで弾いたような、哀愁とエモーションが交錯する、そんな感じのピアノだ。

 有名な1曲目「ゴールデン・イヤリングズ」に、「エンジェル・アイズ」と、マイナー・キーが冒頭から2曲続き、アルバムの雰囲気を支配する。5曲目の「ジャンゴ」や6曲目もその流れだ。間に挟まる自作曲も、程良い熱気と、趣味のよいくつろぎに満ちている。アドリブはメロディアスで心地よい。

 そして、ドラムがいい。聞いたことのない名前だが、いつも一緒に組んで歌伴をしていた人だという。ピアノを引き立てるブラシがシャキシャキと気持ちよく刻まれ、要所でバシッとアクセントが入る。普通のジャズ・ドラムなんだけど、役所を心得た、気持ちのいいドラムだ。

 音もいい。この1100円シリーズ、ライナーは手抜きだが、正しい手の抜き方というか、肝心の音はどれもいい。
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by pororompa | 2007-04-14 19:44 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 103】 MILES DAVIS / BAG'S GROOVE semスキン用のアイコン02

  

2007年 04月 14日

e0006692_11203960.jpg 何という下手なラッパだ。「バグズ・グルーブ」。54年録音。パーカーのダイアル盤やサボイ盤で耐え難くクサいフレーズを吹くしかなかった40年代の頃の演奏とあんまり変わらん。

 テーマはいい。ミルトとのバイブと絡んで、格好よく始まる。ところがソロに入ると、アイデアを無くしたような退屈なフレーズが続く。しかも、ボーナストラックでもないのに別テイクまで入っている。BGMぐらいにはなるかなと気を取り直して仕事を始めても、どうにも気になって集中できない。それほど陳腐なアドリブ・ソロだ。おまけにバックでピアノも鳴らないので、陳腐さが剥き出しになって寒々としている。一体マイルスを「帝王」だとか「ジャイアント」だとか崇め始めたのはいつ頃からなのか、ぼくは聴きながら改めて思った。

 プレスティッジやリバーサイドの超有名盤が1100円。しかもそれが2割引きというので、新星堂さんに予約しておいたのだが、その内の5枚が届いた。今回はLPで持っていたのはない。いろんな理由で買いそびれていたものばかりだ。

 その内の2枚は、マイルスとモンクの悶着で有名なクリスマス・セッション。もちろん、あちこち何度も耳にしていた演奏ではあったが、買ったのは今回が初めてだ。誰もが讃えるマイルス・デイビス。その良さが分からないでは損ではないか。偏見なしに、改めてじっくり聴いてやろうと思ったのだった。外れてもミルト・ジャクソンだ。大体「バグズ」というタイトルからしてミルトだ。他の面子も悪くない。そして中身を保証しているかのようなこのジャケットだ。

 ところが、ミルトはタイトル曲だけ。そしてこの演奏。こりゃあ買うまでもなかったかと思っていたら、案外にミルト抜きの後半がかなりよかった。ここでの主役は3曲も自作を提供している若きロリンズだろう。リズム隊はホレス・シルバーのピアノにMJQのベースとドラムで、安定した、勢いのある、気持ちよい演奏が聴ける。どれも軽やかなミディアム・テンポで、マイルスもここでは無難に吹いている。

 もう一方の「And The Modern Jazz Giants」も似たり寄ったりだ。LP1枚半程度の分量を、無理に水増しして2枚にしたような編集である。唐突に出てくる、コルトレーン入りの56年録音「ラウンド・ミッドナイト」が、マイルスの演奏としては一番よい。

 演奏と、「売り方」の問題を考えさせられる作品だった。主役に不満を並べても、結局はアルバムとしては楽しませてもらう。優れたジャズメンの、総合的な力で。そう言えばマイルスのアルバムって、ワン・ホーンってあんまり聞いたことないな、いつも絢爛豪華な共演者達をはべらせたような作りじゃないか、とぼくはぼんやり思った。
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by pororompa | 2007-04-14 12:09 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 タイトルにご登場いただいたのでモスのことを書こう semスキン用のアイコン02

  

2007年 04月 08日

e0006692_1129577.jpg ブログを始めて以来使っていたタイトルの画像を替えた。このふてぶてしい面構えの猫は我が家では「モス」と呼んでいる。タイトルにご登場いただいたので、モスのことを書かなければならないだろう。

 この巨大な体格の牡猫がいつうちに表れたのかよく覚えていないのだが、前の学校に勤めていた頃だ。その学校にある日、この大猫とは対照的な真っ黒い子猫が迷い込んできたのだった。その愛らしい子猫の飼い主が見つかるまでと思い、ぼくは家に連れ帰った。真っ黒いから「マック」という名前まで付いて、娘もすっかり気に入り、このまま我が家の猫になりそうな気配だった。ちょうどその日である。玄関にこの猫がドーンと存在感たっぷりに表れたのは。

 「『マック』と同じ時に来たからこいつは『ウィンドウズ』にしよう」とぼくは言った。すると我が家の子どもたちが、「いや、マックに対抗するならモス・バーガーでしょう」と反対した。確かにこいつの面構えを見ると、「ウィン」ちゃんよりも、「モス」の方が語感として似合っていた。まして間違っても「ロッテリア」という名前などは不似合いだった。

 それからすぐに、「マック」の方はあっけなく飼い主が見つかった。残念がる娘達に見送られて我が家から「マック」は姿を消し、後にはこの「モス」が残った。
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 この猫はとにかくでかい。一緒にいる人間と比べてほしい。そしてこの顔だから、猫を恐れる人から見たら獰猛な山猫のようだ。ところがこれが、大変可愛い気のある猫だったのである。一応人を恐れるが、うまく近づくと急に人懐っこくなる。こいつがやたらにマーキングをしまくる悪癖がなければ、抱いて寝たいようないい猫なのだ。

 この巨大猫も、しばらく痩せて縮んでいたような時があった。妻もいささか太りすぎだと考えて餌を制限していたのかも知れないが、ある時から「これはモスらしくない」と言い出して、「巨大猫再生計画」が実行された。そして元の巨大さを取り戻し、今に至っている。

 この猫はよく鼻の頭をケガしており、強いのか弱いのかさっぱり分からないが、面白いのは雌猫によくもてることである。たいていの猫は近づけない我が家の誇り高き凶暴猫ピンでさえ、この猫が近づくと甘い声を出していたという。やはり猫の世界も、男は大きくて逞しそうなやつがもてるのかと、小さくて逞しくもないぼくは複雑な気持ちで見ていた。e0006692_12152336.jpg 

 この猫で忘れられないのは、この写真である。前にも書いたが、水害の避難先から我が家に戻った日、この格好で待ち受けていたのがモスだった。あの時デジタル・カメラを持っていなかったのが悔やまれてならないが、チープな携帯電話で写したこの画像だけでも残ってよかったと思っている。心細い気持ちで車を降りたぼくは、この姿を見て笑った。家族全員笑った。この姿に家族がどれほど癒されたことか。

by pororompa | 2007-04-08 12:19 | 駄猫列伝 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 102】 ART PEPPER / LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD semスキン用のアイコン02

  

2007年 04月 02日

e0006692_20575486.jpg 新年度のこの時期は、何か独特の疲れがある。年度末のくたくたになる肉体的な疲れと違って、精神的な疲労だ。帰って飯を食ってから、聴きかけのこのLPを聴く。3枚組の2枚目だ。

 箱物は取り出すのがおっくうで、あんまり聴かないというのはあるな。これもこの二十数年に何回聴いたかだ。大体、復帰後のアート・ペッパーは全盛期よりは格段に落ちるということになっている。ぼくもそれに異論は無いけど、このごろちょっと違ってきた。復帰後のペッパーの演奏が、昔よりもずいぶん良く聴こえるのだ。落ちるというより、「別物」だな、これは。そう思えてきた。

 必死だ。懸命の演奏という気がする。何か、無駄遣いした人生を必死で取り戻そうとするような、そんな感じだ。ぼくが年を取ったせいだろうか。うんうんとうなずきながらぼくは晩年のペッパーを聴いている。絞り出すような「バット・ビューティフル」が終わった。

 面子もいい。ピアノのジョージ・ケイブルズという人はぼくはあんまり買わないが、エルビンにジョージ・ムラーツだ。ジャズ・クラブの響きが心地よい。
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by pororompa | 2007-04-02 21:16 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(2)

semスキン用のアイコン01 パソコン戻る semスキン用のアイコン02

  

2007年 04月 01日

e0006692_15276.jpg あれをするのもパソコン、これをするのもパソコン。改めて思うPC依存率の高さよ。無いとしみじみ分かる。パソコンを始めて11年、車に乗り出して6年だが、ぼくの人生を変えたという点では車よりパソコンの方が大きいかもしれない。

 修理を依頼してあったお店から電話があって取りに行った。埃が溜まってメモリがうまく機能していなかったようだということだった。埃とは恥ずかしい話だが、でも水害で部屋がさっぱりして1年半、前はこれよりもっと酷い所でもっと長く使ったのにそういうことはなかったので、ちょっと腑に落ちなかった。置き場所が悪いのかもしれない。

 前から気になっていた音を静かにするために、店員に相談してCPUのファンと電源のファンを取り替えた。2つで4000円と安かったし、相談したお兄ちゃんがちょっと頼りなさそうだったので、どうかなとは思っていた。今日応対してくれたしっかりした感じの店員さんも、あまり期待しない方がいいような口ぶりだ。

 ところが、帰ってつけてみると、意外にもかなり静かになっていた。これは正解。ただ、今日の店員さんによると、静かということはどうしても冷やす能力が低くなりがちなので、あまりPC自体にはよくないそうだ。西向きの窓の下にある今の環境は、そういう意味でも良くない。

 まあ、とりあえず、無事パソコンも復活。あ、もう新年度。新年度明けましておめでとうございます。

by pororompa | 2007-04-01 15:17 | 日常雑事 | Trackback | Comments(0)