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semスキン用のアイコン01 カテゴリ:音盤的日々( 332 ) semスキン用のアイコン02

  

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 357】JOHN LEWIS / GRAND ENCOUNTER semスキン用のアイコン02

  

2014年 11月 30日

e0006692_14503648.jpg 雨が降っている。晩秋の雨は物寂しい。昨日若い人のお通夜に行ったせいかもしれない。若い人のお通夜は何とも気の毒でいたたまれない。

 チャカチャカしたものは聴きたくないので、「ジョン・ルイス・ピアノ」を聴いた。LPから起こしたものだったので、その次にこの「グランド・エンカウンター」が入っていた。

 これは一般にジョン・ルイスの名前で通っているが、正確に言うと特にリーダーは書いていない。アメリカの東西海岸の音楽家の「出会い」という趣向になっている。まあ仕掛け人はルイスだろうとは容易に想像できる。有名な「2 Degrees East - 3 Degrees West」は、この時ルイスが提供した曲だったようだ。全体に抑制されたサウンドもルイスの好みを反映したものだろう。

 東側のもう一人は、ベースのパーシー・ヒースで、西側のジム・ホールも、ドラムのチコ・ハミルトンも、それに応えた演奏のできる人だ。レスター・ヤング風に吹くビル・パーキンスという人の、モターッと引きずるようなテナーはぼくはあまり気に入らなかったが、少なくとも全体の雰囲気を壊しはしない。

 名盤が名盤と呼ばれるには、アルバムのコンセプトというか、統一感は大事だと思うのだが、そういう点でこの盤は見事だ。サックスの出てこない「言い出しかねて」と「スカイラーク」をAB両面の中間に挟み込んだ構成もいい。心の安らぎを得られた。

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by pororompa | 2014-11-30 15:16 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 356】NEIL YOUNG / UNPLUGGED semスキン用のアイコン02

  

2014年 11月 09日

e0006692_14492418.jpg 年末調整の申告を書きながらこれを聴いた。秋だからジャズでも聴こうという気にはなるが、ギターや歌の実演の予定があったので、参考にと思ってこれにした。

 このところ年に一度ぐらい人前で実演する機会があるのだが、頭で思い描いているようにはなかなかならず、老いと衰えを実感する。今回ドラムもベースも入るのだが、あまりそういうバンド経験はないので若干不安ではある。しかし職場の仲間と音を合わせるのはなかなかに楽しい。

 このニール・ヤングのライブ盤は、ひところはやった「アンプラグド」からのものである。電気が無ければ始まらないロックの諸君に、非電気でやらせるこの企画は、元々非電気音楽を好むぼくには興味があった。

 と言っても、ニールは両面併せ持つ人だからそんなのは珍しくもない。いつものように、何人かのサポートを得て、ちょっとラフな感じで淡々と弾き語っている。「ライク・ア・ハリケーン」を足踏みオルガンみたいなのでやっているのがちょっと面白い趣向だ。ライブではあまり取り上げない曲もやっていて、このアルバムで初めて聴いた曲もあった。

 味のあるギターもハーモニカも、技術的にはそう難しくなく、それっぽく弾くこともできるが、この声は真似できない。この声を悪く言う人もいるが、ぼくは大好きだ。やはりこの種のジャンルは、歌が主役だ。改めてそのことを感じる。

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by pororompa | 2014-11-09 15:15 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 355】KEN PEPLOWSKI / MAYBE SEPTEMBER semスキン用のアイコン02

  

2014年 09月 13日

e0006692_1434552.jpg CDプレーヤーを買った。DENONのDCD-755REという機種で、2万円台だったから、今までのオーディオ用CDプレーヤーで一番安い。まあ、音には期待していないし、素直に読み込んで鳴ってくれればいい。それにMP3が聴けるという新しい楽しみがあるところはやはり時代だ。買った楽器や機材のレポートは比較的読まれているので、このDCD-755REの感想も、もう少し使ってみてからいずれ書くことにしよう。

 急に涼しくなって、「大路の春を疑わず」じゃなく「大地の秋を疑わず」てな感じの今日である。機種も替わっていろいろ聴きたい気分だ。これはまだ未開封の盤だったもの。通信で流し見していて目にとまった中古盤で、あまり期待はしていなかった。ネットにあまりレビューもなく、ジャケットもスーパーで売っていそうな安っぽいデザインだが、ケン・ペプロウスキーのワン・ホーン・カルテットだし、ピアノにテッド・ローゼンタールの名があるので、いけるかもと思って買った。

 1曲目の、クラリネットで密やかに始まる「All Alone by the Telephone」が素晴らしい。アーヴィング・バーリンのスタンダードらしいが、ぼくは知らなかった。とにかくクラにぴったりの曲調で、もし吹けるならすぐにでも吹いてみたいと思えるような味わい深い曲だった。この1曲目だけでも買ってよかった。

 この1曲目以上に気に入る曲は残念ながらなかったが、全曲ほぼ期待以上のできで、思わぬ当たりだった。全体にバラードが多く、サックスも吹くが、全11曲の内7曲がクラリネットで、たっぷりクラリネットを聴くことができる。面白いことに、速いテンポでモダンなフレーズを吹きまくる異色の③が、意外にも本人の作曲だった。このペプロウスキー、復古的なスウィングのスタイルで演奏しながらも、あまり古くさい香りがしないと感じていたけど、こういうモダンな資質も併せ持っているからかも知れない。そう言えば、「ブルー・モンク」をやっていた盤もあったな。

 ビーチ・ボーイズの曲やビートルズ・ナンバーも演奏しているが、ぼくはあんまりそっちの方に詳しくないので、特に感銘は受けなかった。でも、違和感はなかった。録音を見ると、2012年とあるのでジャズとしては「最新盤」なのだった。マンネリに陥らないためにジャズメンもいろいろとレパートリー開拓に努めているのだろう。
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by pororompa | 2014-09-13 15:23 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 354】JONI MITCHELL / BLUE semスキン用のアイコン02

  

2014年 09月 06日

e0006692_2259070.jpg 「ブルー」はやっぱり名盤だ。聴く気がなくても惹き付けられる。そういう力がある。

 そうだ、今日はジョニを聴く気などなかったんだ。ジャズを棚から無作為に引っ張り出して聴いていたんだった。暑いとは言ってもさすがに9月だ。この2,3度の違いがジャズを聴こうという気にさせる。

 でも何だかオーディオの調子が悪い。高音の強い音で歪むような気がする。アンプか入り口か。とりあえず入り口をCDからMDに変えてみようと思って、チェックにかけたのがMDの「ブルー」だった。イントロのダルシマを掻き鳴らす音が、何とも言えない空気感で漂ってくる。あ、これってやっぱり名盤だったんだ。

 それっきりずっと鳴らし続けている。とりあえずCDプレイヤーが不調のようだということは分かった。それはともかく、この「ブルー」はいいな。CDの方もかけてみる。そう言えば、箱物も買ったのでダブっている。そっちの方もかけてみた。音の違いはよく分からなかったけど、この作品が充実していることは、改めて深く納得した。

 ミュージシャンズ・ミュージシャンとも言えるジョニ、後の方はだんだんととっつきにくくなるし、メロディの方も独特というか、ちょっと渋すぎるけれど、初期は彼女もフォーク少女だった。この作品はもう孤高の時代に片足突っ込んでいるけれど、瑞々しくて甘美な面をいっぱい残していた。その時代の最高の記録の一つがこれだね。粒選りだ。

 そう言えば、元同僚で音楽友達のM先生の年賀状に、「今『ブルー』を聴いています」ってあったなあ。ほんといい曲ばかりだ、これ。

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by pororompa | 2014-09-06 23:25 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 353】JIMMY GIUFFRE / WESTERN SUITE semスキン用のアイコン02

  

2014年 08月 28日

e0006692_18523460.jpg 無作為に棚から選んだのでなければ、あえて聴くようなことはあまりないような作品だが、今日の気分には合っていた。

 少し前にアトランティックのCDが廉価でたくさん出たときに買ったものだ。ジミー・ジュフリーのクラリネットと、ジム・ホールのギター、ボブ・ブルックマイヤーのトロンボーンという、変則的なトリオ。「ジミー・ジュフリー・スリー」と名乗って、映画「真夏の夜のジャズ」に出ていたのを見たことがある。だが、ここではあの時の曲「トレイン・アンド・リバー」はやっていない。「ウエスタン組曲」と、「トプシー」「ブルー・モンク」の3曲だけである。

 「思索するミュージシャン」と言われるジュフリーだが、頭でっかちな音楽ではない。「フォーク・ジャズ」とも呼ばれているが、それほど素朴というのでもない。一聴とぼけた味わいのサウンドだが、よく聴くと、一ひねりも二ひねりもあって、決して軽くはない。「人懐っこいけれど、それ以上は入っていけない友人」のような音楽だ。

 しかしこの人の、「ドラムにリズムを刻んでもらわなくてもスウィングできる」という考え方は、共感できる部分もある。ぼくは元々ドラムという楽器の「自己顕示過剰」というか「存在感過剰」なところがあんまり好きではなくて、特にジャズを聴く前はモダン・フォークなんかを聴いていたので、ウッド・ベースに生ギターという絡みの密やかさを、無遠慮な打楽器が壊すような、そんな感じでドラムをとらえていたこともあった。だから何となく共感を感じる面もあるわけだ。 

 このアルバムは買ったきりあまり聴かずに放っていたけど、今回、LPで言えばB面にあたる「トプシー」「ブルー・モンク」の2曲が、なかなかに味わい深いことに気付いた。夏の終わりの、ちょっとだけ涼しくなってきた頃の、今日のような曇り空にいい。日本の真夏は、夜でも昼でもジャズには合わないとぼくは思うけれど、これは「夏でも聴けるジャズ」だ。

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by pororompa | 2014-08-28 19:37 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 352】THE BEST OF THE GIPSY KINGS semスキン用のアイコン02

  

2014年 08月 08日

e0006692_17145148.jpg けだるい夏の休日の午後である。何ともすっきりしない気分でいるのは、明日開催予定だった行事を、台風のために中止にしなければならなかったためだ。多分それるんだろうなあと思いながらも、悪い方の場合も考えて中止にせざるを得ない。この気分は何とも微妙ですっきりしない。

 気晴らしと、眠気覚ましと、そしてこれから取りかかるダンス音楽の創作に刺激をもらおうという気持ちもあって、ジプシー・キングズをかけた。もう、とうに書いたと思っていたが、まだこのブログでは取り上げていなかったようだ。

 ジプシー・キングズなんかを好んで聴いていたのは、'90年代だっただろうか。小さかった子ども達を連れて山間僻地の学校に赴任した30代の頃に、ボブ・マーリーやマイケル・ジャクソンなんかと一緒によく聴いたものだった。

 だみ声のオヤジが吠えまくるようなヴォーカルは長く聴くにはちときついが、キレのあるギターと煽るようなリズム、そこに絡む哀調あるメロディは、たまに聴きたくなる魅力がある。デビュー盤に入っていた「マイ・ウェイ」や、この盤に入っている「ヴォラーレ」なんかの有名曲を料理させてもいい味を出す。「ホテル・カリフォルニア」が入っているベスト盤があるそうだが、聴いてみたい。このベスト盤は中古屋で安く買ったものなので文句は言えないが、やや物足りない。

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by pororompa | 2014-08-08 17:55 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 351】クロンチョン・モリツコ~クロンチョン・ヴォーカル集 semスキン用のアイコン02

  

2014年 05月 04日

e0006692_1918285.jpg 「何でこんなのがあるの?」系の1枚。5年に一回ぐらいしか聴かないかも。でも季節がぬくい方に変わっていく5月の休みに、一杯飲んでなごんでいたら、こんな盤がふっと頭に浮かんだんだよね。そしたらぴったりだったんだ、このユルさが。

 インドネシアのポップスという話だ。基本的に熱帯とかその辺の音楽は、あんまりいらいらしないようにできている気がする。きつい不協和音は使わず、テンポもあんまりビシバシしたのはないような。

 細分化されたような軽いビートに、朗々としたようなメロディが乗っかる。そのメロディは甘くて取っつきやすい。ラテン歌謡みたいな濃厚さもある。植民地化されていた影響で、西洋音楽の影響は濃いそうな。

 言葉の響きは、そうだなあ、何語にも似ていないけど、そうアクが強い感じはしない。中国語からも遠い感じがする。歌い手はうまいことはよく分かる正統派な感じ。

 とにかく、気温25度の連休の夕暮れには合ったんだよ、この歌は。毎年この時期には、琉球島唄とか、レゲエとか聴いているけど、もちょっとこの辺も欲しいな。

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by pororompa | 2014-05-04 19:36 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 350】NINA SIMONE / LITTLE GIRL BLUE semスキン用のアイコン02

  

2014年 04月 27日

e0006692_16492584.jpg 激安アンプで聴き始めて、初めての「音盤的日々」の投稿になる。決して音に満足しているのではない。一本調子で、うるさくも感じる。しかし、このパリッとした鳴り方が新鮮ではあるのだ。いろいろな盤が、今までと違って聞こえるのがおもしろい。それで、取っ替え引っ替えして聴いている。

 この盤については、書いたつもりでいた。ニーナ・シモンのデビュー作。最近は何を既に書いていて何が書いていないか分からなくなってきた。後で買ったRCAの箱物はあまりおもしろく感じなかったが、この時代のニーナは瑞々しくていい。

 もともとジャンルに収まりきれない人だが、このデビュー作では意外にジャズ色が強い。ピアノ・トリオの構成だからだろうか。それでいて、なりそこなったクラシック・ピアニスト的なフレーズが随所に顔を出すという、何がやりたいのかよく分からないような分裂的な内容の作品である。「 Love Me Or Leave Me 」なんかが、ベートーベンのピアノ・ソナタみたいになっている。とは言え、歌い出すと血が素直に出てしまうという感じである。確かにピアノもうまいけれど、やはりこの人の持ち味は第1にはヴォーカルにあると思う。

 今ひとつ分からないのは、この中で、「I Loves You, Porgy」がシングル・ヒットしたらしいということだ。もちろん悪くはないけど、至って地味だし、曲もスタンダードだから珍しくもなかろうに。やはりこの歌唱力かな。本人も、歌手で行くか、みたいな気にだんだんなっていったのだろう。

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by pororompa | 2014-04-27 16:47 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 349】CROSBY,STILLS & NASH / DAYLIGHT AGAIN semスキン用のアイコン02

  

2014年 04月 05日

e0006692_11413048.jpg 仕事にもようやく一段落付き、U17女子ワールドカップの優勝を見て、最高の休日の朝だ。小気味よく攻める戦い方も気に入ったが、いつものようにフェアプレー賞もちゃんと頂いての優勝というのが素晴らしい。

 電源を入れると、これが鳴り出した。値段が下がっては買っている、「水害で失ったLPのCD買い戻しシリーズ」の1枚。どんな作品だったか細部まで覚えてはいないけど、よかったいう印象はある。

 1曲目のスティルスとナッシュ、そしてバックのギタリストの共作「Turn Your Back On Love」が、1曲目にふさわしく軽快に鳴り始める。「ジュディ」や「キャリー・オン」に匹敵とまでは言わないが、クオリティは高い。

 そして2曲目のいかにもナッシュらしい「Wasted On The Way」がいつ聴いても素晴らしい。この作品の華ではないか。

 これが発表されたのは’もう80年代に入ってからで、CS&Nもそれほど話題にはならなくなっている時代だった。それに、メンバーの内の一人、クロスビーが、例の中毒でへろへろの時代で、ほとんどナッシュとスティルスで作ったという話だ。

 しかし今回聴き直して一番印象に残ったのは、このアルバムでは存在感が薄いはずのクロスビーの「Might As Well Have A Good Time」だった。本人の作ではないようだが、クロスビーの抜群の歌唱力と、曲のよさを引き立てるナッシュらのコーラス。アルバムに深みを与えている。

 そしてラストの「Daylight Again」、スティルスがこの頃はまだこんないい曲を作っていたんだねえ。

 ボーナストラック入りだったが、今回のボーナスは、質もそんなに落ちず、作品の完成度を壊している感じはしなかった。「朝の光、再び」、年度も切り替わったし、サッカーも優勝したし、そういう明るい気分だぜ。

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by pororompa | 2014-04-05 12:13 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 348】THE HISTORY OF AMERICAN FOLK semスキン用のアイコン02

  

2014年 02月 15日

e0006692_17342028.jpg ピート・シーガーが逝った。93才の大往生だそうな。

 と言っても、ピート・シーガーを音楽的に聴いたことはない。それはピートにもそれほど失礼に当たることはないだろう。彼は鑑賞音楽というよりも、音楽を通した社会運動家という印象が強い。このオムニバスにも、ウィーバーズとか入っているが、ウィーバーズならエリック・ダーリングが入ってからの方が音楽としては魅力的だと思えた。

 それでもやっぱり、ピート・シーガーはすごいと思う。やり遂げたものが圧倒的に大きい。「フォークソングの父」の称号は、ウディ・ガスリーより彼にあげたい。ガスリーは「祖父」ぐらいでいい。

 この編集盤3枚組には、ピートやウィーバーズが当然ながらいっぱい入っている。中でも印象に残ったのは、2枚目の1曲目、「We Shall Not Be Moved」だ。「We Shall Overcome」ほどは日本では有名でないが、シンプルな中に、耳について離れない魅力がある。集会やデモ行進の中でこれが歌われれば、一気に盛り上がるだろう。「俺らは俺らは動かない」とくり返しながら明るく軽快にメロディは流れて行く。さすがはピート・シーガーだ。

 この古い音源を聴いていくと、日本の「フォーク」の本歌がいくらでも出てくる。中でも「Bury Me Beneath The Weeping Willow」が好きだ。岩井宏の「紙芝居」だし、ナターシャー7はもっと直接的に「柳の木の下で」と訳して歌っていた。

 観賞用として聴くのはちとつらいし、編集も大雑把だが、資料として聴いていくと、随所に発見がある。

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by pororompa | 2014-02-15 18:15 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)