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semスキン用のアイコン01 カテゴリ:音盤的日々( 335 ) semスキン用のアイコン02

  

semスキン用のアイコン01 THE MODERN JAZZ QUARTET / PORGY & BESS semスキン用のアイコン02

  

2005年 08月 20日

e0006692_10462423.jpg 秋風が吹いてきた。するとジャズである。折しも、大きな仕事が終わった。気分を変えるのにちょうどいい。

 ジャズへの入り方は人によっていろいろだと思うが、ぼくの場合はMJQである。アルバムで言うと「ピラミッド」。出会ったのは19ぐらいの頃だったと思う。それから学生時代に50年代の諸作や「ラスト・コンサート」「ヨーロピアン・コンサート」などをよく聴いた。ころころと転がっていくようなミルトのヴァイブの音が大好きだ。

 このアルバムはMJQの中ではあまり語られないが、ぼくは名盤だと思う。1965年というと、もうMJQなど忘れられ、話題にもならない。ジャズそのものがロックに食われて急激に廃れた時代だ。50年代後半に出ていたら、もっと扱いは違っただろう。でもぼくは、有名なプレステッジの「ジャンゴ」やアトランティックの「フォンテッサ」「大運河」なんかより、このアルバムの方がずっと好きだ。

 何と言っても曲がよい。ガーシュインの組曲「ポギーとベス」は、レイ・チャールズとクレオ・レーン、ローランド・ハナとジョージ・ムラーツ、そしてこのアルバムと、ぼくには3枚の愛聴盤があるが、「サマー・タイム」「アイ・ラブ・ユー・ポギー」「マイ・マンズ・ゴーン・ナウ」「ニューヨーク行きの船が出る」などなど、どれをとってもほんと名曲ぞろいだ。

 でもこの組曲、原曲はオペラなんだけど、そっちの方はちょっと遠慮したいと思った。この間ラジオで聴いたけど、なんかね‥。ベル・カント唱法で「サァ~マタァアアア~~ィム」なんてやっても、ちょっと違うというか、曲の本質に合わないんじゃないかな。

 ま、考えてみると、ガーシュインさんという人は、クラシック的なカチッとした枠と、ジャズやブルースの歌心を併せ持った人だから、クラシック趣味のジョン・ルイスと、ジャズやブルースの歌心全開のミルト・ジャクソンが絡み合うMJQには、まさにぴったりというわけだ。
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by pororompa | 2005-08-20 11:31 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 森山直太朗 / 新たなる香辛料を求めて semスキン用のアイコン02

  

2005年 08月 05日

e0006692_2171755.jpg 帰りに寄った中古屋で、なぜか急にこの人の声が聴きたくなった。その時タイミングよくこの人の歌が流れてきた。それでぼくは目の前の棚にあったこのアルバムを買った。フルアルバムで1280円。定価は3059円とある。
 帰りに車の中で聴いたが、あまりたいした歌には思えなかった。ぼくのカー・ステレオはこの頃調子が悪くて、サ行がひどく耳についたり音がひずんだりする。そのせいかもと思って、家に帰って聴き直してみたら、車の中よりは良かった。四つ星クラスかなと思った。でも、終わったらもう一回聴きたくなった。
 2回目をかけたら、随分と印象が違った。かなりいい。飾りも少なく、まじめに、正面から挑んでくる感じがいい。歌詞がちょっと青いというか、大げさで気負いが感じられるが、青年の歌なんだからそれもいいだろう。むしろ、頑固な感じが面白い。「俺はこれだ!」という強さが見える。発音がちょっと気になるけれども、嫌悪感を感じるほどではない。
 森山良子の息子だということだが、完全に親を越えているとぼくは思う。ギター一本、ピアノ一本の素朴なスタイルの良さや、完成度よりも勢いや味わいの方が大切な場合もあることを、改めて教えてくれる。
 3059円なら買わなかったかもしれないし、何かまだ足りないものも感じるけれど、期待の青年だ。e0006692_21362892.gif

by pororompa | 2005-08-05 21:34 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 HAWAIIAN SLACK KEY GUITAR MASTERS semスキン用のアイコン02

  

2005年 07月 31日

e0006692_1330319.jpg 「真夏の夜のジャズ」とか言うが、夏はあんまりジャズなんかは聴きたくない。ロックもだ。暑い時はテンションの緩い音楽に限る。だいたい、暑いところの音楽を聴くと、あんまり騒々しいのはないね。

 ということで、暑い夏の休日のBGMはこれ。ハワイのギター音楽。メロディはドレミファソラシド、コードもドミソの世界。冷房ガンガンのデパートで聴く「ハワイアン」なんかとは違う。扇風機の風に吹かれて昼寝でもする時にゆるやかに流れているといいような、素朴な音楽だ。

 この、Dancing Catというレーベルなんだけど、ピアニストのジョージ・ウィンストンが自分で作ったレーベルなんだね。ハワイアン・スラックキー・ギターの大ファンで、レコード作りも始めてしまったらしい。なるほど、楽器は違えどあの人のピアノと何か共通するものがある。

 オムニバスで、いろんなギター弾きが出てくる。ハワイアンというとあのファルセットのヴォーカルがちょっと馴染みにくいが、これはインストルメンタル集なので取っつきやすい。そして、雰囲気を壊すようなのは1曲もない。ぼくはこれを聴きながら、忙しかった毎日を思い返していた。脳をマッサージしてくれるような音楽だ。
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試聴サイト(なぜか2曲目と4曲目だけ聴ける)

by pororompa | 2005-07-31 13:15 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(2)

semスキン用のアイコン01 ROD STEWART / IF WE FALL IN LOVE TONIGHT semスキン用のアイコン02

  

2005年 07月 17日

e0006692_12253387.jpg ようやく通知票を書き上げた。仕事はまだまだ残っているけれど、明日に回すことにして、今日は休息。

 もし、自分が買ったCDの内容的な満足度を値段で割るならば、その値が一番高いのはこのCDだろう。何しろ某中古屋で四百何円だった。
 ロッド・スチュワートなんて軽薄で騒々しいロック野郎だろうと何となく思っていた。それでも浅川マキが自分のLPのライナーノートで、「『それはスポットライトではない』をロッドに先にカヴァーされた」と書いていたのを、昔見たことがあるので、気にはなっていた。普段買わないミュージシャンでも、安いと試しに買ってみたりする。

 聴いて驚いた。おっと。これは大人の歌だ。バラードのベスト盤なんだけど、次々にいい歌が出てくる。どの曲も全部素晴らしい。大変失礼しました。参りました。
 品のいいアレンジ、この人だけの渋い声、バラード集なのに飽きさせない構成、感じのよいジャケット。実に丁寧な作りだ。音もいい。最後の曲が終わるとまた最初から聴きたくなる。夜一人で飲んでいる時なんか最高だ。そして、「ああ、自分も何かいい歌が作りたい」という気持ちになる。

 昨日帰りに寄った中古屋で見かけた、ロッドがスタンダードを歌っているCD。あれも買いだ。どうして買わなかったんだろう。今これを聴き直しながら、売れてないといいなと思った。e0006692_12261220.gif

by pororompa | 2005-07-17 12:26 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 NORBERT KRAFT / SOR・AGUADO・TARREGA 19TH CENTURY GUITAR FAVORITES semスキン用のアイコン02

  

2005年 07月 04日

e0006692_22565391.jpg またナクソスのギター・コレクション。ナクソスもじりじり値上がりしている。それでもまだ800円台だから魅力だ。
 何十年もギター弾いているのに、クラシック・ギターがまともに弾けない。細かい指定通りに再現するのが、大雑把な気性に合わないのだろう。でも、聴くのは好きだ。
 1曲目からイエペスで聴き慣れたソルのメヌエット作品11の6番を、びっくりするような解釈で弾く。テンポがまるで自由というか、好き放題に弾きまくる。まあ、一人やからね。でも不思議と違和感はあまりない。こういう曲だったのかもとさえ思う。
 2曲目はぼくでもなんとか弾ける「月光」だ。それから後は練習曲が並ぶけど、メロディの歌わせ方がうまいので退屈せず聴ける。
 後半はタレガだ。「ラグリマ」も「アデリタ」も好き放題。でも悪くない。意外に「アルハンブラ」が淡々としていた。
 今回も十分楽しませてくれた。このシリーズには、まだまだ面白いのがありそうだ。e0006692_2385220.gif

by pororompa | 2005-07-04 23:09 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)