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semスキン用のアイコン01 カテゴリ:音盤的日々( 332 ) semスキン用のアイコン02

  

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々367】GRAHAM NASH / SONGS FOR BEGINNERS semスキン用のアイコン02

  

2015年 07月 18日

e0006692_198395.jpg これはいよいよ大変な世の中になってきた。この国が戦争の方にずぶずぶと引きずり込まれようとしているじゃないか。心ある人はそれを食い止めようと、みんな立ち上がり、声を挙げて、その綱引きに参加し始めている。著名人もたくさん立ち上がり始めた。

 必死に部屋に籠もって溜まったテストの採点に明け暮れる週末だが、その綱引きの動向が気になる。

 そんな仕事の合間にかけた盤はこれだ。1曲目から軍隊の狂気に対し正面からぶちかます「Military Madness」。この盤はぼくの高校時代の愛聴盤だが、ナッシュはこの時代から一貫してこういう人だ。ポップで甘い曲調、ちょっと子どもっぽい声、特技は高音のハーモニー、でも社会派としての主張はいつの時代も鋭い。

 著名人が立ち上がっていると書いたが、どうもミュージシャンの動きが鈍いような気がする。日本のミュージシャンはどうもこの面が弱いと思う。いろいろ事情はあるのだろうが、これからの動きに期待したい。

 最後には「私達は世の中を変えることができる」と大合唱して終わるこのアルバムだが、そういう曲ばかりではない。この中でぼくが特に好きなのは、アコースティック・ギターとチェロをバックに語るように歌う「Sleep Song」だ。そして「ぼくはシンプルな男だからシンプルな歌を歌うんだ」と歌う「Simple Man」もいい。

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by pororompa | 2015-07-18 19:43 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々366】CARPENTERS BEST VOL.1 semスキン用のアイコン02

  

2015年 06月 15日

e0006692_1858322.jpg 「雨の日と月曜日は」という歌がある。まさに今日である。気が滅入るような雨の中を帰ってきて、土砂降りでしばらく車のドアが開けられなかった。また一週間が始まったか。がんばるしかない。

 ポール・ウィリアムズの作ったこの歌は、カーペンターズの中ではわりと好きな歌だ。このけだるさがよい。陰りのない様なカーペンターズに陰影を感じるこの頃だが、単なるトシという説もある。

 いやいや、古いレコードコレクターズの特集を読んだせいかもしれない。買い残したバックナンバーをヤフオクでぼちぼちと揃えていったら、創刊号から2006年まであと1冊で揃いそうだ。最近届いたその一冊が陰も陽も書いてあるカーペンターズ特集だったのだ。

 あまりチャカチャカした歌はとばして、しっとりしたのばかり聴いた。それにしてもどの歌も破綻がない。そして歌がうますぎる。もう一つ懐かしい歌が出てきた。「ソング・フォー・ユー」かな。レオン・ラッセルの本歌も好きだったなあ。

 しかし、仕事の月曜に更新も珍しいな。何で今日書く気になったんだろ?。
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by pororompa | 2015-06-15 18:55 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々365】PAUL SIMON / HEARTS AND BONES semスキン用のアイコン02

  

2015年 05月 24日

e0006692_1049264.jpg 空き地になっていた家の裏の土地がいよいよ売れたらしい。この土地はずっと近所の老夫婦の方が借りて家庭菜園にされていたものだった。新しい隣人とおぼしき方が草を刈るとかでわざわざ挨拶にみえた。その事だけでも非常識な方ではないようなので、ほっとした。一応、我が家には猫がいることを告げておいた。

 ちょうどテレビで空き家の問題をやっていたので、いろいろと考えてしまった。ここに来て20年になるが、この辺りも少しずつ様変わりをした。時の流れを実感する。時の流れは避けられない。狭い土地を分け合って暮らすこともやむを得ない。

 このアルバムも「水害買い戻しシリーズ」の一枚だ。就職したころだったと思う。まだLP中心だった時代に買って、かなり聴いた。特にタイトル曲の「ハーツ・アンド・ボーンズ」が好きだった。このサイモンが、ぼくの好きなポール・サイモンだ。

 この作品は世評はあまり高くないらしい。確かに、「ハーツ・アンド・ボーンズ」を除いたら小粒と言えば小粒な曲が多い。でも感じのいい曲ばかりで、アルバムとしては悪くない。この後の「グレイスランド」でちょっと違和感を感じ、「リズム・オブ・ザ・セインツ」は耐えられなくて売却した。ぼくのポール・サイモンは、この作品で止まっている。

 おまけで付いている何曲かのデモ・テイクは、いらない物も多いけど、今回はおもしろかった。
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by pororompa | 2015-05-24 10:45 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々364】ANTON KARAS semスキン用のアイコン02

  

2015年 05月 05日

e0006692_1813082.jpg 連休の慰みとしてウクレレを爪弾いた。ビールのCMに使われている懐かしい「第3の男」のテーマなどを弾いていて、ふとこのアルバムを思い出した。子どもの頃ラジオからよく流れてきたものだった。

 民族楽器というものは、それぞれに固有の味わいがあるものだと改めて思わされる。大抵は不器用だけれど何か独特の、それでなくてはけっして出せないような味わいを出しているものだ。ウクレレにしたってそうだ。このツィターという楽器も、演奏シーンを見てみると、一人でコードとメロディの二役を必死で奏でている。かなりご苦労さんな感じだが、それでも音は今日まで生き残ってきただけの魅力を放っている。

 それでも「第3の男」がなければこの楽器も、そしてこのアントン・カラスという奏者も今よりずっと日が当たらなかっただろう。そう言えば郷土宮崎から、この人の弟子で河野保人という世界的なツィター奏者が出ているそうだが、そういう諸々もなかったに違いない。

 1曲目「第3の男」で始まったアルバムは、しかしそれだけでは終わらない。「カッコー・ワルツ」、「エーデルワイス」、「ローレライ」、「菩提樹」…と、ヨーロッパの美メロを快調にまき散らしてゆく。曲によっては多少たどたどしいが、ビブラートをかけたスチール弦が何とも言えない深い説得力を秘めて鳴り渡る。

 ヨハン・シュトラウスのワルツがまた素晴らしい。「皇帝円舞曲」、大好きだ。これもシュトラウスだったんだ。「ムシ・デン」というタイトルの曲はあの「さらば、さらば、我が友~」というドイツ民謡だ。

 このビクターのベスト盤はよく選曲されていると思うが、今日聴き直しているともっと聴きたくなってきた。調べてみるとダブル盤も出ていて、「ララのテーマ」なんかもやっているようだ。そう言えばこの間聴きに行ったバラライカ・アンサンブルもこの曲をやっていたな。あれもまた、独特の味わいがある民族楽器だった。

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by pororompa | 2015-05-05 18:37 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々363】D.オイストラフ(vn),クリュイタンス指揮 / ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 semスキン用のアイコン02

  

2015年 04月 26日

e0006692_1423741.jpg もう何ヶ月も前に娘と息子からもらっていた誕生日のプレゼント、「お父さんは好みが激しいから自分で選んで」と言われてもらっていたお金で、クラシックのCDのBOXセットを買った。
 
 モーツァルトのピアノ協奏曲全集10枚組と、e0006692_1464432.jpgベートーベンの弦楽四重奏曲全集10枚組、それにオイストラフのコンプリートEMIレコーディング17枚組、合わせて37枚。これが1万で買えたというのだから驚きである。

e0006692_1465442.jpg さあてと、どっから聴いたらよいかなと。まずは聴き慣れたモーツァルトのピアノ協奏曲20番から聴いて、次にオイストラフを開けて1から聴き、同時にモーツァルトも1から聴いていった。弦楽四重奏もちらっと聴いたが、こっちはやや取っつきにくいので、またいずれ聴くか、ということに。

 そしてこれはオイストラフの3枚目。「コンプリート」だから分からないでもないが、同じベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲が2枚続けて入っていたりする。もちろん録音は違うのだが。クラシックが好きな人は、どこがどうだとか細かいところを聴き比べたりするんだろうけど、続けて聴いてみてもよう分からんかった。

 ただ、聴き慣れたチョン・キョンファ盤との違いは感じた。こちらの方が甘く優しくというか、情感たっぷりというか、あるいは「ねっとりと」とも言えるような歌い回しだ。ぐんぐん切れ込んでいく感じは弱く、じわぁっと歌いこむ感じがした。だから第2楽章が聴かせるし、CDの後半に入っている「クロイツェル・ソナタ」がいい感じで歌っている。クライスラーを感じるところもある。昔の名手の一つのスタイルなんだろうか。

 1950年代の録音だが、音はオーケストラが鳴ってもそう悪くない。まあジャズなら50年代は普通のことだ。

 いろいろ古い本を引っぱり出して読むと、曲の背景とか興味深いことが書いてある。この箱物楽しむために、またいろいろクラシック関係の本が読みたくなってきた。

 とりあえずは、娘と息子にメールで報告した。ありがとう、子どもたち。

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by pororompa | 2015-04-26 14:42 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々362】PAUL DESMOND / GLAD TO BE UNHAPPY semスキン用のアイコン02

  

2015年 04月 18日

e0006692_10212126.jpg ふう、やっと書き込みでもしようかという気分になったぜ。年度替わりの長いトンネルをようやく抜けた気分の4月第3土曜日。トンネルを抜けるとそこは春であった。それはいいけど、家の周りは雑草の山だ。何とかしなくちゃ。

 という気分の朝に流しているのは、ポール・デスモンド。それにしても酷いジャケットだ。アメリカじゃこんなのが受けたのかな。中身もミルク・コーヒーみたいな甘々の作り。だけどやっぱりこの人ならではの芸は生きてる。何と言っても、この音。どうやったらこんな音が出てくるんだろう。

 このアルバムを買ったいちばんの動機は、「ハイリリー・ハイロー」が入っていたからだ。このメロディ・ラインが好きだなあ。この1曲だけでも買ってよかったと思える。この甘いメロディを、デスモンドの美音で奏でてもらうんだけど、ジャズで料理しているからダラ甘にはならない。アルバム全体の作りが甘口だけど、この曲に関してはOKだ。

 他では「蜜の味」なんてジャズではあまりやらない意外な曲もやっているが、テンポを落としてうまく料理していた。ドラムがコニー・ケイなのがちょっとスリルに乏しい原因という気はするが、ギターがジム・ホールなので安心して聴ける。

 RCAのデスモンド作品はどれもイマイチ感はあるけど、見捨てるのも忍びず、安くなればどれも買いかな。そうなると、CTIもかなあ…。
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by pororompa | 2015-04-18 10:48 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々361】THE MODERN JAZZ QUARTET / LONELY WOMAN semスキン用のアイコン02

  

2015年 02月 14日

e0006692_12321024.jpg 春は名のみの風の寒さである。花粉症もまだ感じない。それでもこやつは、必ず予告通りにやってくるので、今年も構えてはいる。

 恒例の年度末の教室小劇場が来週に控えている。参観日に子どもたちが演じる芝居なんだが、一年の最後を飾る大事な年中行事だ。そして文集に成績と、怒濤の年度末に突入していく。それを前にして、気分的にはちょっと張り詰めた感じの週末だ。

 このところジャズを聴く気分にはなっている。MJQのこの作品を今日は取り出したが、この作品にはあまりいい印象がない。溜まった教育誌を読みながら、BGM的に聴いた。

 あまりよくない印象は、主に前半からきている。前半が面白くない。もたもたして重苦しい。思うに、ジョン・ルイスが出過ぎているからではないか。ミルト・ジャクソンもなんでこんなグループにいたのかとかいろいろ言われるが、MJQを出てからぱっとした作品がないし、MJQの枠の中でもいい時はいい。ミルトのような奔放なタイプは、程よい枠があった方が活きると思う。でもルイスが出しゃばると、堅苦しくなって、持ち味が出せない気がする。

 ずっと聴いていると、6曲目がよかった。そこからじっくり耳を傾けていくと、最後の3曲がよかったので、もう一度後半の5曲目から最後までを聴き返した。そうか。このアルバムは後半がよかったのだ。LPならB面ばかり聴いて、印象ももっとよかったに違いない。でも、このアルバムのよさが分かって、持っている意味があると思えたのはよかった。

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by pororompa | 2015-02-14 12:55 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々360】THELONIOUS MONK / STRAIGHT, NO CHASER semスキン用のアイコン02

  

2015年 02月 01日

e0006692_18542986.jpg きな臭い地域で、また痛ましい事件が起こっているようだ。一々心を痛めていては身が持たないが、かと言って知らずにいると、いつの間にか戦争とかに引きずり込まれそうでもある。休んでいてもどこか心が騒いで落ち着かない。

 いささか逃避的な気分でネット麻雀を始めたが、振り込んでばかりで散々だ。ただ、部屋で鳴っていたこのモンクは聴きごたえがあった。

 一番印象が強かったのは、唐突に出てくる、色物のような「荒城の月」である。ところがこれが、真剣に真正面からジャズしている。モンクのことだから、日本目当てや売れ戦ねらいとかは考えられない。純粋な音楽的興味で取り上げたのだろう。だが、やはり異質な音楽である。そこに正面からぶつかって、真剣なアドリブ・ソロを展開する。モンクももちろんだが、各メンバーも、一風変わった宿題に四苦八苦しながら、それでも元の曲調を意識した変奏を次々に繰り出す。それが面白い。

 聴いたのは、5枚組の箱物廉価盤の一枚だ。リバーサイドからCBSに移籍してすぐの作品を集めてある。リバーサイドやプレスティッジからCBSなどのメジャーに移ると、それ以前の作品の質に達しないことが多い。モンクは売れ筋路線をやらされたわけではないが、結果としてそういう評価で終わっている。言われるように、チャーリー・ラウズに大物感がないというのはあるだろうと思う。だが、チャーリー・ラウズはこういうものと割り切って聴けば、そう悪くもない。音もそう酷くはなかった。

 ただ、最後に音跳びがして興が削がれた。CDで音跳びって…。CD-Rじゃあるまいし…。やっぱり超廉価盤はそれなりのものなのかなあ。

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by pororompa | 2015-02-01 19:31 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々359】BILL EVANS / TRIO'64 semスキン用のアイコン02

  

2015年 01月 05日

e0006692_18363915.jpg 子どもたちが2人とも帰って来て、楽しい正月だった。娘に初めて麻雀を教え込んで卓を囲んだりした。去った後はやはりどこか物寂しくもあるし、気が抜けてしまう。今日は家で仕事の予定だったが、ぼうっと過ごしてしまった。

 そんな時は何を聴いても音楽が入ってこないのだが、これは違った。スイッチを入れてくれる。頭がスキッとなる。年末にまとめて買った中の一枚。

 ここ数年買ったCDをエクセルに記録しているのだけれど、今年は異様に少ない。例年の何分の一かだ。これじゃあCDが廃れていくわけだと思い、通販サイトのカートに入れっ放しにしていたものなどを、まとめて注文したのだが、そんな中の一枚だ。

 ビル・エヴァンスは主なところは大抵買っているが、この「64」や「65」は買っていなかった。いろいろ訳はあるが、そもそもヴァーヴのエバンスは、リバーサイドに比べて落ちるというのがある。これも世評は今一つなのは知っている。それでも持っておくべき一枚だとは思っていたが、なかなか値が下がらなかったので後回しになっていた。

 でもこれは、かなりいい。なぜいいのか、どこがいいのか、考えてみた。

 まずベースがいい。エバンスがゲーリー・ピーコックとやったのはたしかこれだけだ。そのことが惜しいと今更ながら思える。何でも性格的に合わなかったらしいが。ドラムもポール・モチアンで文句なしだ。

 そして、音がいい。ベースがガツンと重く響く。録音がいいのか、リマスターがいいのか分からないが、LPみたいな生々しい響きがする。

 曲も悪くない。1曲目など、いかにもプロデューサーのクリード・テイラーがやらせそうな、軽い選曲なのだが、エバンスにかかると化学変化を起こして、いい味に仕上がっている。「サンタが町に」もそうだ。立派なジャズ演奏になっている。これまで、「アリス」や「いつか王子様が」なんかのディズニー・ナンバーを素材に名演を残した人だからな。

 それから、時代がいいんだろう。これが大きい。異論はあるだろうけど、エバンスは後になるほど独りよがりというか取っつきにくくなる。これは1964年だからリバーサイド時代の直後で、瑞々しい演奏だ。ヴァーヴでなければ、もっといい作品を残したのに違いないけれど、それでも60年代のエバンスは、いずれは全て「買い」だろう。

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by pororompa | 2015-01-05 19:24 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

semスキン用のアイコン01 【音盤的日々358】アルバン・ベルク四重奏団 / モーツァルト弦楽四重奏曲第14番・15番 semスキン用のアイコン02

  

2014年 12月 14日

e0006692_1091945.jpg 年末のせいか、この頃週末には何かしら用事があるが、今週末はやっと休みらしい休みだ。昨日は壊れたレンジや古くなった冷蔵庫を買い換えに行った。今日はのんびりしている。部屋を暖かくして、落ち着いた気分でクラシックを聴いた。

 一時期モーツァルトに凝ったことがあって、その頃買ったものだ。元々室内楽とか小編成の物は好きだったからよく聴いた。「ハイドン・セット」と呼ばれる、ハイドンに捧げた弦楽四重奏曲6曲の、これは最初の2つである。

 「弦楽四重奏」というと何だかものものしいが、「ストリングス・カルテット」というと軽やかだ。「変ホ長調」も何のことはない「E♭メジャー」、みたいなもんか。

 ぼくはクラシックに詳しくないので、世評を信じてアルバン・ベルク・カルテットを買った。なるほど引き締まった演奏で、文句はない。ただ何となくぴりぴりし過ぎているかなという感じもしないではないが、クラシックに慣れていないぼくの感覚なのだろう。

 第14番の明るく晴れやかな出だしを聴くと、「あっ、モーツァルト」というふうに耳が自然に向く。まだ朝の冷気が残る部屋に、澄み切った弦の響きが鳴り渡って快い。3楽章の美メロがゆっくり流れながら歌っていく所は、もっと気持ちがいい。

 15番はやや暗めで地味だが、これももちろん悪くない。ただ、CDの後半に入れてある曲は、前半に比べてあまり聴き覚えがないことが多い。だから時々、後半の曲だけ聴くこともある。今日は15番を丁寧に聴いてみた。

 聴くときに、ちくま学芸文庫の井上太郎「モーツァルトのいる部屋」を読みながら聴くと楽しい。この方は、鑑賞者が昂じて、理工系なのに作曲理論まで学ばれたという方で、所々楽譜を交えて解説されるのが分かりやすく、大変面白い。

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by pororompa | 2014-12-14 10:47 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)