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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 208】 CROSBY, STILLS, NASH & YOUNG / AMERICAN DREAM semスキン用のアイコン02

  

2009年 01月 24日

e0006692_14445090.jpg 心安らかな休日だ。寒波が来るということだったが、確かに朝は多少冷えて氷も張ったものの、昼間は温かい日が射し込んでくる。

 音も良くなったので、今日はあれこれと聴いてみることにする。手始めに、これ。確かぼくが買ったCDの第1号だ。ライナーの隅に鉛筆で「'89.3.31 宮崎(音楽堂)」と書いてある。この頃もまだこんなメモを書き込んでいたのだろうか。山間の僻地校に赴任する直前に、CDプレーヤーを買い、それとともに買ったCDがこれだったと記憶する。それにしても3月31日なんて。当時は引越しと転勤で大騒動していたはずだが、そんな日にも中古屋を覗いていたわけか。

 LPに不満はなかったのだが、あれよあれよという間に時代はCDに取って代わり、やむを得ずCDプレーヤーを買ったのだった。そのCDプレーヤーは、DENONのDCD-1610。ごく最近まで動いていて、この前とうとうゴミに出されたあれだ。その間、トレイは故障したし、ブランクも時々あったけど、何と20年間も動いていた。りっぱなものだ。

 CDも20年前ということになる。CDというのは寿命がどうだとか言われたが、今日現在このCDは何の問題もなく音を奏でている。よかった。今またCDプレーヤーを取り替え、その手始めにこのCD購入第1号盤を聴くのは何か感慨深いものがある。

 CSN&Yもこの辺りになると一種の「再会セッション」だから、往年の緊張感はもうない。このアルバムも前半のニール・ヤングの好調さだけが印象に残り、後はやや影が薄い。まあナッシュはいつもこんな感じだし、クロスビーも麻薬でおかしくなっていた中でそれなりに存在感は出しているが、凋落が激しいのがスティルスで、この作品からスティルスの駄曲を省いたら、もっとすっきりしてアルバムのレベルも上がるのにと、スティルスには気の毒なことを今日思った。

 いつものように各自の作が順番に出てくるのではなく、①ヤング②スティルス(ヤングとの共作)③ヤング④ナッシュ⑤ヤング⑥クロスビー、というふうに、前半の聴き所にヤングの曲を並べ、その間にそれぞれの作が出て来るという構成である。CDはただでさえ長く収録できるので後の方の曲の印象が薄くなる上に、B面がないからよけい初めの方だけが印象に残りやすい。これはヤングの曲が質的に抜けているためにやむを得ずこうなったのではないだろうか。

 事実ここでのヤングの4曲は素晴らしく、一人でアルバムを支えていると言っても言い過ぎではない。軽快でありながら「アメリカン・ドリーム」なるものへの皮肉たっぷりのタイトル曲、「愛」の美名を弄びながら戦争を続け国民を欺く支配者を告発する「ネイム・オブ・ラブ」、そして「夢の上に建てられた思い出の我が家を、明日銀行家ども奪い去ってしまう」としみじみと歌う「オールド・ハウス」、そして後半に配置したラブ・ソング「フィール・ユア・ラブ」など、名曲揃いだ。録音もニールの牧場の私設スタジオで録られたようだし、時代を越えてニールと他のメンバーとの力の差が出てしまっている。
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by pororompa | 2009-01-24 15:50 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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