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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 205】 RY COODER / INTO THE PURPLE VALLEY semスキン用のアイコン02

  

2009年 01月 04日

e0006692_1617710.jpg のんびり正月ムードも今日までだ。日が差す午後にピスタチオを囓りながら、ふと聴いてみたくなったのはライ・クーダー。初めから順に聴こうとこれを選んだら、かなりよくてもう一度聴き直し。

 初めからと言ってもこれは第2作。1作目はLPで水害まで持ってたが、あんまり好きじゃない。このアルバムは好きだけど、まあ、「ブーマーズ・ストーリー」や「チキン・スキン・ミュージック」が文句なし五つ星とすると、その次ぐらいかなと思っていた。「中頃からよくなるけど始まりがイマイチ」とか思っていたけど、対訳見ながらじっくり聴いたら、やっぱりこれも傑作だ。

 ボーカルは初期の頃だからいっそうヨレヨレ。でもヘタウマ的な味わいで聴かせる。ギターはもちろんスライドにピッキング、アコギにエレキ、たっぷり聴ける。マンドリンもいい。

 昔の雑誌のインタビューを引っ張り出してみた。大観衆の前で跳びはねるような音楽ではなくて、"Village character"「村的な性格」の音楽がいいと答えている。そういう中でしか生まれない音楽的感動について言及している。ライの作品や、「ブエナ・ビスタ」を仕掛けたライの仕事を思いながらこのインタビューを読み直すと、大いに納得できる。

 アルバムは、労働組合潰しの暴力団を告発したウディ・ガスリーの「自警団員」で終わる。この辺りも、最近の傑作「吾輩は赤猫バディである」を聴いた今は、いっそう感慨深い。ライの取り上げる音楽への理解と共感は、興味本位の表面的なものではなく、かなり深い所にあったようだ。
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「自警団員」を弾き語るライ
アルバム収録曲「Teardrops Will Fall」を歌うライ

by pororompa | 2009-01-04 17:02 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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