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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 200】 JIMMIE RODGERS / 1930-1931 AMERICA’S BLUE YODELER semスキン用のアイコン02

  

2008年 12月 07日

e0006692_23235430.jpg 疲れ切った耳には素朴な音楽がいい。77年前の語り部は何を弾き語っているのだろうか。シャリシャリとSPの針音もCDプレーヤーは鳴らしている。ぼくはピールを開けながら、分からない言葉を聴いている。でもその音は、分かりすぎるくらいはっきりとぼくの心の中に入ってくる。

 ジミー・ロジャースは、こうやってギター片手に語りながら旅から旅と歌い回ったのであろうか。それでも、ジャズやハワイアンまで出てくるので面食らう。カントリーやフォークの元祖と言われる彼だが、人気者となって、いろいろなミュージシャンと吹き込んだのだそうだ。サッチモまで出てくる。だが、不思議と違和感がない。異種格闘技みたいな無理がない。素朴な音楽と音楽が出合って、少しはとまどいながらも、幸せな歌を奏でている。そうだ、歌があるんだ。

 どの歌にも決まって出てくる最後のヨーデルは、通して聴いているといささかくどくなる。これがトレード・マークになった人だというから仕方ないのかな。

 バイオリンとともに歌う「トラベリン・ブルーズ」と、カーター・ファミリーと歌う「ぼくの目にはどうして涙が」が特にいい。「ジミー・ザ・キッド」も。歌はいいな。歌と酒が疲れた体を癒し、慌ただしかった週末の寂しい心を満たしてくれる。弦の響きとともに語られる歌は、耳無し法一の昔から人を惹き付ける力を持っていたのだろう。
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by pororompa | 2008-12-07 23:54 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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