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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 189】 ART FARMER / THE SUMMER KNOWS semスキン用のアイコン02

  

2008年 09月 23日

e0006692_14123525.jpg まだ夏は残っている。日陰でも暑さが厳しくて、庭にいることができない。樹に吊した寒暖計を見ると32℃だった。ならば夏の名残でも楽しもうと切り替えて、アイス・コーヒーを作ってからうたた寝をしていた。

 実は2,3日前に安いプロジェクターを買って、通知票を書き上げてからスクリーンばかり眺めていたのだが、これについて書くのも長くなりそうなので結局後回しだ。後には回すが、機器の感想はけっこう読みに来る人も多いので、いずれは書こうと思っている。人のを読ませてもらってばかりだから、たまには人の役に立つ情報も発信しなくちゃね。

 と言いながらアート・ファーマー。日本人作製の盤で、ジャケットからしていかにもの売れ線狙いだが、中身は立派なジャズである。このジャケットもけっこう好きだったりする。70年代にリアル・タイムで買い求めた作品だが、今では名盤の端くれぐらいに仲間入りしているのではないか。

 曲がいい。1曲目、本人も知らなかったというから、プロデューサーに吹かされたような、ミッシェル・ルグランの「思い出の夏」。「黒いオルフェ」を挟んでバカラックの「アルフィー」。このバラード中心のA面の流れが、ジャケットとあいまって、そういう季節感をなんとなく作り出すと言えば作り出す。夏の終わりに残暑の中で流れていれば、特に思い出なんてなくてもある種の情緒に浸れる、そんなアルバムだ。

 B面も悪くない。「When I Fall In Love」で始まり、ファーマーのオリジナルを挟んで、「I Should Care」で終わる。ファーマーの曲もアルバムの雰囲気を壊さないものを選んである。聴き終わった後に気持ちの良い味わいが残る、趣味のよいバラード・アルバムである。レーベルはイースト・ウィンド、プロデューサーは伊藤潔・伊藤八十八というその方面では有名な人達だが、うまいアルバムの作り方だなと思う。

 暑さ寒さも彼岸までであってほしい。このアルバムで今年の夏は終了となってもらおう。
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by pororompa | 2008-09-23 14:46 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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