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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 175】 LISA EKDAHL & PETER NORDAHL TRIO / BACK TO EARTH semスキン用のアイコン02

  

2008年 06月 21日

e0006692_15323827.jpg 本業が忙しい季節でもないのに更新が滞ったのは、日曜日がPTA行事や飲み方でつぶれたのもあるが、それよりサッカーのEURO2008のせいだろう。夜中にあったのを録画して、帰宅後はインターネットもあまりせず毎晩2試合見る生活が続いた。決勝トーナメントに入って少しゆとりが出てきた。

 この2週間ぐらい、2枚の女性ジャズ・ボーカル盤ばかりを交互に聴いてきた。1枚はアメリカの若手サラ・ガザレク、そしてもう1枚がこのリサ・エクダールである。

 この人は何と言っても声だ。ジャズ好きのブログを回っていてこの声に出合い、まずは笑ってしまった。子どもじみた小悪魔的な声でジャズを歌う。1曲目、軽やかな8ビートにのって歌う「Now Or Never」がいい。

 ところが、CDを買い求めて聴いてみると、思ったより印象が良くなかった。2曲目の「Nature Boy」は好きな曲なのだが、解釈が重いし、何かこの人に合っていない感じがする。その後もベターっとしたバラードが並び、しだいにだれてくる。「Tea For Two」さえ超スローの解釈だ。音程が不安定な所もあって気になるし、たくさん聴くとこの面白い声もちょっとくどくなって、いらいらしてきた。

 「可愛い声でジャズ」と言うと、ジャズ・ファンならすぐブロッサム・ディアリーを思い出すだろう。ところがぼくはブロッサムはあんまり好きじゃなかったのだ。これもハズレかな、というのが第1印象だった。ところが次の日になるとまた聴きたくなる。くどさもそんなに感じなくなる。やはりワン・アンド・オンリーのこの声。この強烈な個性は面白い。それに、バックのピアノ・トリオもけっこうシリアス、意外に相当渋い作りなので、何度も聴くに堪える。

 この人について調べてみると、スウェーデンのポップ歌手だった。ギター片手にスウェーデン語でフォーク風の歌を歌ったアルバムを何枚も出している。しかし単なるカワイコちゃん歌手ではないのは、このアルバムを聴けば分かる。

e0006692_1613533.jpg 面白いのは、オリジナルと日本盤、アメリカ盤でジャケットが違っていることだ。オリジナルのジャケットは左のようなデザインである。これでは配色も渋過ぎるし、せっかくのセクシーな魅力や歌手の強烈な個性が出ていない。


e0006692_161449100.jpg 会社もそう思ったのか、日本盤は、リサがもっと前に出てくっきりしており、トリオのオッサン方は後ろでぼかされていて、重苦しい色も外した。ただ、「もしあなただったら」とかいうクサいタイトルになっているのはいただけない。

 ぼくが買ったのはアメリカ盤。トリオの面々は姿を消し、リサが座った姿になっているが、洗練されているし、上品な色気も出ていて、これが一番優れているような気がする。おそらく会社も、全体のサウンドや作りとこの声の落差にとまどって、どう売っていいか分からなかったんじゃないだろうか。
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by pororompa | 2008-06-21 16:26 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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