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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 139】 ALAN BROADBENT / FURTHER DOWN THE ROAD semスキン用のアイコン02

  

2007年 11月 04日

e0006692_1357718.jpg 自分で聴かずに、ただひとに薦められて買ったものにあまりいいものはない。ぼくの場合はそうだ。これはその中の数少ない例外である。

 自分で聴かないどころか、「アラン・ブロードベント」なんて名前さえ聞いたことがなかった。どうしてそれを買うことになったかと言えば、話は4年前に遡る。大阪に行った時、前からネットで知っていた「ミムラ」というジャズ専門の中古盤屋さんを訪ねた。事前にメールで、「大阪の澤野商会というところが、ピアノ・トリオのいいのを出しているそうですが、何か最近のものでお奨めのものがあれば、その折にでもご紹介ください」と連絡しておいた。それほど深い意味はなく、「ああ、そう言えば」的な感じで話のきっかけにでもなれば、ぐらいの気持ちだった。

 行ってみると、お店は小さいけれど予想通りの感じのよい店で、品のよい音でジャズが流れていた。話しかけると、「ああ」という感じで店主の三村さんが取り出されたのがこれである。「こんなのありますよ」といくつか並べたのではなく、「お気に召しますかどうか・・・」という感じでもなく、「あんたには、これ」という感じで1点用意されていたのである。ぼくはただ圧倒されて、「ははー、有り難き幸せ」とひれふしながら買うしかなかった。何か、プロフェッショナルな自信のようなものを感じたのである。それにたとえ外れでも、せっかく用意してくれたのだし記念にもなる。

 あれから4年経つが、時々取り出して聴く愛聴盤の一つになっている。最初はまあまあかなと思っていたが、聴く度によくなる。1曲目の「ナルディス」を聴くとエバンスの模倣かと思うが、アドリブを聴くとそうでもない。派手さはないが、流麗に流れていくソロが心地よい。音もまろやかで、CD的な音のよさだ。「午後のコーヒー・ブレイク」という感じのアルバムである。澤野のものはあれから何枚か買ったが、気に入らないものもあって売ってしまった。このアルバムを選んだ店主の耳はやっぱり「プロフェッショナル」だったと今も思う。
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by pororompa | 2007-11-04 14:44 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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