【音盤的日々 133】 JAMES TAYLOR / OCTOBER ROAD
2007年 10月 06日
ジェームス・テイラー「オクトーバー・ロード」。10月の休日に「10月の道」とはタイミングよすぎる。おまけに1曲目は「セプテンバー・グラス」だと。そういやあ先週は仕事と草刈りで過ぎたよな。もう10月か。さすがに涼しくなってきた。
ジャケットがまた最高だ。ところがプラケースの上に「グラミーがどうだ・・・」とか「○○が入ってる」とか、醜悪なシールがべたべたが3枚も貼ってある。まずは剥ぐのに一苦労。困った輸入盤だ、お前らの国には「帯」なんちゅうのがねえのか、と悪態をつきつつ、トレイに乗せる。
出てきたのは昔ながらのJTさんのスチール弦のギターの音。そうそう。この人はごてごて飾り立ててはいけないのです。このギターが半分はウリな訳だから。この期待感は最後まで裏切られず、アコースティックな感触で最後までいってくれた。このジャケットが期待させる雰囲気のままの音が入っていた。ただ、目玉曲がないというのもこの人らしいと言えばこの人らしい。やはり歌詞が分からないとこの人は本当には分からないのかも、今回も安さに負けて輸入盤にしたのは間違いだったかと、英語力の低さを嘆く。
それでもCDが終わると、2回3回とまたスタート・ボタンを押していた。そういうアルバムはそんなにはないものだ。聴き飽きの来ない、そして聴く度に発見のありそうな、そんな期待の持てる、大人のための歌だ。
by pororompa | 2007-10-06 12:28 | 音盤的日々 | Comments(0)