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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 119】 五輪真弓 / NOW & FOREVER semスキン用のアイコン02

  

2007年 07月 12日

e0006692_19135797.jpg 昔聴いた歌が急に聴きたくなることがある。五輪真弓の特にファンというほどでもないし、CDも持っていなかったが、FMから録音したカセット・テープをよく聴いていた頃があった。それが無性に聴きたくなった。

 ベスト盤で手頃なものをオークションで探した。初期の「少女」は当然入ってなくてはいけない。「落日のテーマ」、これは絶対落とせない。「恋人よ」前後の歌謡曲路線も、主な所はちゃんと網羅していてほしい。それから、「鳥になれ~」はテープでは途中で切れていたので絶対欲しい。そして、ヒット曲ではないけれど、そのテープに入っていて特に気に入っていた「鴎」という曲も入っていれば最高だ。

 ところがそれを全て満たす盤はなかった。「鴎」はただのアルバムの中の1曲だったようだ。それはいずれアルバムを買うとして、とりあえずまずまずの選曲のこのアルバムを買ってみた。

 デビュー作「少女」なんかの鮮烈なイメージを知る者は、後の歌謡曲的な路線に違和感を感じていただろうと思う。ぼくもその一人だったのだが、それほどの思い入れもなかったので、今回は逆に初めから歌謡曲を楽しもうという構えで聴いた。

 ところがこの人はやはり、歌謡曲と聞き流してしまうには骨のある人だ。作品に気品がある。例えば中島みゆきなら、パチンコのバックでど演歌と並んで流れたら似合うような感じだが、この人の歌はそんなベターッとした感じがない。

 そして圧倒的に歌がうまい。同じ自作自演型の女性歌手でも、松任谷由実なんかはその歌声だけで決して聴く気になれないが、この人はその歌声だけで聴こうかという気にさせる。

 日本よりも外国でより評価されているらしいが、「恋人よ」の大ヒットがあるといってもまだ過小評価の人かもしれない。初期のイメージでずっと行ったらもっと重みのある歌が生まれていたかもと思うと惜しい感じがするが、そこがお子さまか酔客相手の日本の音楽シーンの限界か。

 ともあれ、雨の夕暮れに優良歌謡曲もいい。
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by pororompa | 2007-07-12 19:59 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(2)

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Commented by 平泉 at 2007-07-13 10:13 x
こんにちは
ご無沙汰しております。
五輪真弓はずっと以前にはテレビで「恋人よ」を聴いたぐらいであまり知らなかったのですが、妻が生協で買った懐メロコンピレーションCDの一曲に「少女」が入っており、それを聴いて、おっ、と思いました。

>>歌謡曲と聞き流してしまうには骨のある人だ。作品に気品がある。

私は五輪真弓の良いリスナーではありませんが、その通りだと思いました。
Commented by pororompa at 2007-07-13 19:20
コメントありがとうございます。「WATERCOLORS」、いつも楽しみに拝見してます。しばらく間が空いたと思うと、だだっと書き込まれたりしていて、厳しいお勤めの様子も想像され、またその間も寸暇を充実させ、人生を楽しまれているのだなと思いながら読んでいました。

「少女」は若い頃の気負いみたいなものも感じられますけど、あの70年代前半の骨のある、と言うより骨だらけの関西フォークに混じっても、負けることなく輝きを放っていたものでした。ピアノのイントロはキャロル・キングだということですが、そこまでしなくてもと思いながら、作った人達の思い入れも感じてしまいます。