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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 117】 MARY HOPKIN / THOSE WERE THE DAYS semスキン用のアイコン02

  

2007年 06月 10日

e0006692_19312472.jpg 6月も中旬に入ろうというのに、いっこうに雨が降らない。爽やかな風が吹いている。これこそ本当の初夏であろう。農家の苦労とかいう話は別にして、梅雨がなかったら6月もなかなか楽しい季節に違いないなどと毎年思う。あるいは、話に聞くイギリスの夏などはこんな感じかもと思ったりする。そんな連想からか、ふとメリー・ホプキンでも聴こうかという気になった。

 この頃ここに取り上げるのもジャズばかりになっている。ジャズに浸っている時は完全に「聴く側」の人になっているので、歌を作ろうという意欲が湧かない。歌を聴こうかと思ったのは、そんな気持ちもあったからだ。

 メリー・ホプキン。ポール・マッカートニーに認められた関係で、ポールが仕掛けたヒット曲で名を上げた。ロシアの古い歌を歌わせて大ヒットになった「悲しき天使」(ひどい邦題だ)は、子どもの頃ラジオでよく耳にしたものだった。その後の「グッドバイ」もよく覚えている。この歌は、ポールが「そろそろ次の曲を出さないとね」と言いながらわずか10分で書いたと言う話もある。いくらなんでも10分はないと思うが、天才ポール・マッカートニーだけにあり得る話かも知れない。その次の「ケ・セラ・セラ」を8ビートにしたのも強烈に印象深かった。

 ところがこの人は、本来は素朴なフォーク・ソングの人だという。ポップス路線がだんだん嫌気がさしてきたのだろう。「ケ・セラ・セラ」は本人が拒否してイギリスではシングルで発売されなかったらしいし、ジェームス・テイラーの「君の友達」やエルトン・ジョンの「ユア・ソング」も拒否して、地味なフォーク路線に戻ったという。よく分かる気がするし、共感できる。それでも正直、ポールの仕掛けたヒット曲の方がやはり魅力的だとは思うが…。

 今日は後半に入っている素朴な味わいのナンバーもじっくり聴いてみた。この人の一番の良さは声の美しさにあると思う。メリー・ホプキンなど知らない世代であるうちの娘に聴かせた時にも、この声の美しさに反応した。清楚という言葉がぴったりのこの声は、確かにピュアなフォークに合う。ポールも、その辺りはよく分かっていたのではと思う。ポールの用意した歌も、決して持ち味を壊してはいなかった。
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by pororompa | 2007-06-10 20:07 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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