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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 114】 SONNY CRISS / THIS IS CRISS! semスキン用のアイコン02

  

2007年 05月 28日

e0006692_1835137.jpg これも大分に行く前に買って車中で聴いたもの。前のブッカー・アービンのアルバム同様、これもワン・ホーンだ。ホーン奏者の力がそのまま出てしまう。

 この人はわりと軽く見られている人だが、一流と呼べるほどの深みや風格に欠けるとは、ぼくも思う。だが、もう少し評価されてもいいという気もする。

 実を言うとこのアルバムは、クリスが目当てというよりも、「スカイラーク」が聴きたくて買ったものだ。"Skylark, have you anything to say to me~ "という歌い出しが、何とも言えず好きだ。途中不思議な感じのする転調があって、フォーク少年からジャズを聞き始めたぼくにはよく分からなかったものだ。作曲は「スター・ダスト」や「ジョージア・オン・マイ・マインド」のホーギー・カーマイケル。好きな作曲家の一人である。

 このアルバムで「スカイラーク」が出てくるのは終わりの方なのが残念だが、演奏は期待通りだ。アルト・サックスという楽器が、この歌に合っている。テナーだったら重くなるし、ピアノやギターでは朗々としたのびやかさがない。アルト・サックスが、ひばりのように軽やかに舞ってくれた。

 さて、「スカイラーク」が聴けりゃあいいやぐらいに思っていたこのアルバムだが、1曲目の「ブラック・コーヒー」がなかなかの快演だった。あまり好きな曲じゃないだけに、よけいに印象に残った。けだるいピアノ・トリオによるイントロの後、ブルージーに入り込んでくる。往年のアート・ペッパーの「ブルース・イン」を思い出させる。いや、アートより「ブラック」だ。濃くて苦いコーヒーだ。やはりこの人はもっと評価されていい。

 ほかにも毛色の違った「サンライズ・サンセット」なんかも入っていて、なかなか楽しめるアルバムだった。
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by pororompa | 2007-05-28 19:11 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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