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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 113】 BOOKER ERVIN / THE SONG BOOK semスキン用のアイコン02

  

2007年 05月 26日

e0006692_1455742.jpg 2週間ぶりの書き込みだ。先週末は用事で大分に泊まり、一昨日、昨日は修学旅行引率で鹿児島に行って来た。近場とは言え、週に2度の泊まり込みは教員の日常生活では珍しい。旅は楽しいけれど独特の疲れもあるものだ。出張が日常の企業戦士や、旅行会社の添乗員氏の生活もまた大変だろうなと思ったりした。

 さて、今日は久しぶりの休日である。あれこれしなければならないことはあったが、結局のんびりと過ごした。期限切れになっている図書館の本を返そうと思い、午後から読みかけの本を読み耽った。一つは美術贋作の事件簿、もう一つは「はっぴいえんど」周辺のスタッフの回想録だった。途中で暑さが耐えきれないほどになったが、それもそのはず、30度だったそうである。こんな時はあまり音楽を聴く気になれない。いろいろ聴いたが楽しめたものはなかった。

 夜になって涼しさが戻ってきたので、これをかけた。ブッカー・アービン。大分に行く前に届いていたので、車中でもずっと流していたものだ。これも例の1100円シリーズである。昔々、ジャズ喫茶で流れて、良かったという記憶はある。その記憶を頼りに買ったのだが、期待通りのアルバムだ。

 全編スタンダードで固めた6曲構成である。1曲目「The Lamp Is Low」が熱い。「ブロー」という言葉がぴったりする。でも決してうるさくはない。独特の歯切れ良さがある。爽快だ。2曲目と、LPではB面の2曲目にあたる5曲目がしっとりと吹いたバラード。3曲目と6曲目は、「All the Things You Are」と「Our Love Is Here to Stay」をやや速めにサラッと吹いて終わる。4曲目もそんな感じだ。

 例えば書道などの名人が、お題などを与えられてサラサラっと書いた感じと言えばいいだろうか。決して難しく考えて作った作品ではないだろうし、そういう良さがこのアルバムにはある。そんなことを感じながら大分までの山道をハンドルを握っていた。

 今また夜の冷気にこの音楽は合う。思えばちょうど秋の始まりに似た気候だ。違うのは、秋は暑さに耐え続けた日々の後に来るからありがたく感じるというだけだ。この音楽を聴いてようやく休日の安堵感を感じている。

 一つ言い忘れていた。「名盤請負人」トミー・フラナガンの存在感。作品に、何というか一種の気品を与えている。「エレガント」という形容詞が思い浮かんだ。
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by pororompa | 2007-05-26 23:53 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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