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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 112】 GEORGE MRAZ & ROLAND HANNA / PORGY & BESS semスキン用のアイコン02

  

2007年 05月 12日

e0006692_19323237.jpg 今週は結局毎日ヘイデンとハンク・ジョーンズのデュオを聴いていた。毎日聴いても飽きが来なかった。休日になり、何か代わりのものを聴こうとしたが、ピアノとベースのデュオをもう少し聴きたかった。ヘイデンの作品に対抗できるのはこれだ。ジョージ・ムラーツとローランド・ハナのデュオによる「ポギーとベス」。

 ビル・エバンスは別として、70年代にぼくが特に愛好して聴いていたピアノ・ジャズの3枚、それがトミ・フラの「エクリプソ」、デューク・ジョーダンの「フライ・トゥ・デンマーク」、そしてこの作品だ。前2枚がそれ相当の評価をもらっているのに、この作品だけはあまり知られないままである。それは日本のTRIOが原盤であるためだと思う。あまり人目に触れることなく市場から姿を消してしまったのではないだろうか。最近CD化されたので、ジョージ・ムラーツ・ファンは絶対聴いてほしい。

 この盤はとにかく曲良し・演奏良し・音良しと3拍子そろっている。二人のリーダー作というより、はっきり「GEORGE MRAZ IN DUET WITH ROLAND HANNA」とジャケットに謳ってあり、ムラーツ主体の作品である。ベースが豊かに鳴り響く。スウィングし、歌う。ピアノがジャズ的な美しさで響く。録音はオーディオ評論などでよく見かける及川公生氏。これを聴く限りでは確かな腕の人だと思う。

 ローランド・ハナはこれを聴くと、他の作品も期待してしまい、いろいろ聴いてみたが、ここでの演奏を凌ぐものには出合わなかった。でも、この二人のデュオにもまだ未聴のものがあるし、まだこんな盤が埋もれているのではと気になる人ではある。

 今最後の曲が終わった。改めて聴き直しても1曲の駄曲、駄演もない。感じ方はひとそれぞれだが、これを聴いて良くないと言う人とは、仲良くジャズを語れないかもしれない。
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by pororompa | 2007-05-12 20:04 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(2)

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Commented by tamae terai at 2008-10-04 13:39 x
はじめまして!色々googleしていたら、このページにたどり着きました。
「ポーギー&ベス」は、本当に良い作品ですね!私も大好きです。

ハナさんの名盤は、廃盤になっているものが多いので、とっても残念です。

 お亡くなりになる直前に、もう一度このコンビのデュオをという話があったのですが、実現しませんでした。

 ハナームラーツ・コンビでは、「24のプレリュード集」というすごい作品があります。 この二人が入っている、「New York Jazz Quartet」というバンドのアルバムも、本当に素晴らしいです。

 また、ソロでは、「'Round Midnight」というCDがあります。

お聴きになったことがありますか? もし、まだだったら、ぜひ聴いてみてほしいです。

 
Commented by pororompa at 2008-10-04 18:34
「INTERLUDE by 寺井珠重」は、いつも楽しませてもらっていましたが、何と、その寺井さんに直々にコメントを戴けるとは光栄です。遠隔の地ゆえ、お店にお邪魔したことはありませんが、いつか訪れてみたいものだとは思っております。

このアルバムは、裏にムラーツのサインがある思い出深いアルバムです。「24のプレリュード集」はちょうどその頃出て、ややクラシック色が強いと思い買いそびれていました。「New York Jazz Quartet」は、CTI嫌いだったので聴きそびれています。でも、「まだ楽しみが残っている」と考えると嬉しいです。