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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 108】 PATTI PAGE / MILLION SELLER HITS semスキン用のアイコン02

  

2007年 05月 01日

【音盤的日々 108】 PATTI PAGE / MILLION SELLER HITS_e0006692_013057.jpg 毎年この時期は庭をすることにしている。春はいつも花粉症で外には出ないので、4月まではいつも庭は荒れ放題だ。野草園と化した中で、猫達がトカゲを捕らえて食っている。まるでミニチュアのサファリパークである。とりあえずは草をぐっと減らし、花壇に肥料を入れて耕して、テーブルといすを並べた。

 BGMは小野リサ。このところ集中的にジャズを聴いていたのでちょっと毛色の変わったのが聴きたくなった。夜はレイ・チャールズを、昼はダラーっと小野リサを流していた。悪くはないが、何かしっくりこなかった。

 今夜、仕事をしながら、ふとパティ・ペイジが聴きたくなった。ついでにウィスキーをつぐ。おなじみの「テネシー・ワルツ」が流れる。このアルバム、「ミリオン・セラー・ヒッツ」と題しているだけあって、次々にいい曲が出てくる。

 中でも「モッキン・バード・ヒル」が好きだ。これを聴くと懐かしさで胸がいっぱいになる。新採用の頃、先輩に連れて行かれた「赤煉瓦」というバーで、この歌が流れた。ぼくはLPをかけていたバーテンさんに何という曲か尋ねた。この「トゥアララー~」が、それほどに鮮烈だった。

 「涙のワルツ」もいい。原題は「I Went To Your Wedding」、直訳すると「結婚式に行きました」という歌だ。スローワルツに乗って切々と、"Your mother was crying.Your father was crying.And I'm crying too."と歌われる。もちろん、「父や母」と「私」では、泣いている意味が違う。そこを"The tear drops were falling because we were loosing you"と締めくくる所が泣かせる。

 言わば「米国優良歌謡曲」なわけだが、「Cross Over The bridge」なんかでのビッグ・バンドを従えてのドライブ感溢れる豪快な歌いっぷりを聴くと、そう簡単に片付けてしまえない凄みのようなものを感じる。
【音盤的日々 108】 PATTI PAGE / MILLION SELLER HITS_e0006692_033573.gif

by pororompa | 2007-05-01 00:33 | Comments(0)