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semスキン用のアイコン01 【音盤的日々 94】 WYNTON KELLY / WHISPER NOT semスキン用のアイコン02

  

2007年 01月 28日

e0006692_119989.jpg 郊外のショッピングセンターに晩飯がてら出かけ、CD屋に寄った。手ぶらで帰るのも寂しいので、1500円で出ていたこの国内盤を買って帰った。有名盤なので当たりもなければ外れもない。無難な選択。そう思って帰った。

 1500円。それは昔のLPの「廉価盤」の値段である。この1500円の「廉価盤」にどれほどお世話になったか。CDの時代になってもそれがまだ「廉価盤」の値段であるところが面白い。

 このアルバムは昔々、学生時代に友人がカセットでくれたために何となく買いそびれていたものである。ウィントン・ケリーと言えばVeeJayの2枚のトリオ物。後はまあ、それほど好きではないがリバーサイドの「Kelly Blue」。このアルバムも悪くはないが、何となく印象は弱いかなという気でいた。

 帰って早速聴いてみると、1曲目はおなじみの「ウィスパー・ノット」。好きな曲ではあるが、何となく冴えない。生々しさがない。今回の盤のせいかな、わざわざ買うこともなかったな、などとぼんやり思いながらコンピュータに向かっていると、3曲目辺りで急にスピーカーに引き戻された。「黒い瞳」である。素晴らしい。フィリージョーの叩き出すリズムに乗って、哀愁漂うロシア風味のケリー節が溢れ出てくる。思わずボリュームを大きくする。心なしか音まで良くなったように感じる。やっぱり買ってよかった。

 4曲目からドラムレスになってしまう。そう言えば思い出した。確か録音の時フィリージョーが来ないので、仕方なくドラムレスで録ったとかいう話を読んだことがあった。ところがこれはこれでなかなかいい。こうなると目立ってしまうケニー・バレルのギター。しっとりと語り合う6曲目のバラード「ドント・エクスプレイン」が、もう一つのハイライトである。最後は「黒い瞳」の別テイクのおまけ付き。これは蛇足ではなかった。最後までいい気分で聴き通すことができた。
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by pororompa | 2007-01-28 01:51 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(2)

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Commented by 平泉澄 at 2007-01-29 21:10 x
こんにちは、平泉澄です。
このレコードは私も大がつくほど好きですね。
私は、1曲目のおなじみの「ウィスパー・ノット」が気に入っています。
ケニー・バレルのちょっとでしゃばったギターが結果的に好印象です。
他に、ジュニア・マンスのジュニアとジャズ・メッセンジャズのパリ・コンサートにはいっている「ウィスパー・ノット」が結構気に入っています。
Commented by pororompa at 2007-01-29 21:31
ジュニア・マンスのトリオ盤有名ですけどぼくはまだ聴いてないのです。
時々こういう聴いた気になっている盤がありますね。
今度聴いてみようと思います。

「ウィスパー・ノット」と言えばぼくの場合、ミルト・ジャクソンのUA盤、「BAGS' OPUS」ですねえ。