小野伸二 久々のきらめき 《全日本選手権準々決勝 浦和3-3磐田》
2006年 12月 24日
小野がどんな状態でいるかを知る全てのファンは、複雑な思いでこの活躍を見ただろう。もちろん嬉しくないはずがない。1点目の競りながらのヘッドも痛快だったが、2点目のループ・シュートなどはいかにも小野だ。楽しい。スカッとする。
でも、この日本サッカー界の至宝が戦っている本当の相手は、けがであり、激しい痛みだ。「もう出ないでほしい」、「ゆっくり治して!」、ファンサイトにはそんな悲痛な書き込みも見られる。
この選手が健康体なら、バルセロナにいてもおかしくはないとぼくは本気で思っている。まちがってもレッズの控えにいるような選手ではない。よほどけがが酷いのだろうし、このまま治らない可能性だってあるのかもしれない。無理はしてほしくない。
「スーパー・サブ」として後半途中からFWで使う使い方もあると思う。不調だと言われる試合でも、最近はいつも得点への意欲が感じられる。何でもできる選手だし、いろいろな可能性を持っているのではないか。オフにしっかり治療に取組み、無理のないやり方で復活してくれることを願っている。時には弱点だとも評される性格の良さも含めて、ぼくはこの選手が好きだ。
by pororompa | 2006-12-24 19:55 | TVサッカー観戦記 | Comments(0)