【音盤的日々 87】 JOHNNY HARTMAN / SONGS FROM THE HEART
2006年 12月 02日
前に、夜中に酒飲みながら「コルトレーンとハートマン」を聴いていて、無性にハートマンが聴きたくなり通販で衝動的に買ったことがあった。あの時送られてきたのは、ビッグバンドの伴奏がやかましくてがっかりしたのだが、こいつを買えば正解だったのだ。ワン・ホーンの渋いカルテットをバックにしたバラード集。ハートマンの美声があまりにぴたっと嵌っていた映画「マジソン郡の橋」を思い出してしまった。こうなったらカワイ子ちゃんポップスの出る幕ではない。
伴奏のラルフ・シャロンというピアノの人は聞いたことのない人だが、これが抜群にうまい。調べてみると、歌伴が専門の人のようだ。そして時々出てくるハワード・マギーのラッパが趣味がいい。これは長く楽しめそうだ。音もいい。これが日本盤で1000円。レコードの場合、値段と中身はほんとに関係ない。残念なのはおまけでいっぱい入っている別テイク。途中で失敗したり、会話が入ったり。裏が見えて美しくない。蛇足とはこのことだ。
でもまあ、思わぬ大当たりだった。さっきのはニヤケとオマケの五つ星だったが、今度はホンマモンの満点。
by pororompa | 2006-12-02 21:42 | 音盤的日々 | Comments(2)
SONGS FROM THE HEARTは私も大好きなアルバムです。
それから、I Just Dropped By To Say Hello あたりも好きです。
楽しそうなブログですね。
残念ながら、今日はもう眠らなければならないのですが、
明日以降じっくり拝見したいと思います。
「I Just Dropped By To Say Hello」は若い頃LPで持っていたのですが、手放してしまったようです。若かったので今ひとつ感じる力が弱かったのか・・・。「シャレード」とか好きだったのですが・・・。買い戻そうと思っています。
このごろ妙にハートマンが聴きたくなるのです。「コルトレーンとハートマン」は、書かれていたようにほんとに「生きていて良かった。人生って素晴らしい」という気持ちにさせられるアルバムですね。夜中に静かに聴きながら、何か幸福感に包まれるひとときがありました。