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semスキン用のアイコン01 笑顔で帰ろう semスキン用のアイコン02

  

2006年 10月 21日

 久しぶりにぼうっと過ごした休日だった。先々週は三日間曲作り、先週も曲の修正で過ぎた。

 その曲は、5年生の音楽大会に向けて書いた曲で、「笑顔で帰ろう」という題の合唱曲である。合唱曲はいっぱい聴いたが、書いたのは初めてだ。

 この歌は、今年の運動会での出来事が元になっている。一人の子どもが叫んだ印象的な言葉、それが「笑顔で帰ろう」だ。作品集にする時は本人の名前をライナーに書き記そうと思っているが、ここではS君としておこう。

 S君は5年生ながら、運動会の応援団として声を振り絞り大奮闘した。クラス児童の所属する青団は終盤まで僅差ながら一位だったが、閉会式の成績発表では、なんと優勝も応援賞も白団にかっさらわれていた。全員呆然とした解団式の中で、最後にS君は、「優勝も応援賞も取れなかったけど、ぼくは青団の応援が最高だったと思います。みんな『笑顔で帰ろう』と叫んでください!」とやった。非常に印象的な場面だった。ぼくはこのことを元に歌を書こうと決めたのだ。

 曲は、前半は水害で壊れたパソコンに入っていて忘れていたバラード曲である。突然思い出し、サビの部分を書き足して、3部合唱に仕立てた。出来は正直自分でもよく分からない。大会の時になって分かるだろう。

のイメージはこんな感じだ。

  笑顔で帰ろう

ああ時は過ぎて 楽しい日々も
遠く輝く雲 走り去る風

こぼした涙と 流れた汗と
戻るはずのない あの歓声と

さあ笑顔で(笑顔で)帰ろうって
君が (君が)叫んだね
その言葉は (笑顔で帰ろう)
僕の心に (笑顔で帰ろう)
そしてみんなの 心に響いた

勝つという事や 負けという事の
向こうにあるものに 僕は気づいた

ああ 時を越えて なお光るもの
尽くした力と ひとつの言葉

声は枯れ果てて 泥にまみれて
立ち上がる力も 失った時

さあ笑顔で(笑顔で)帰ろうって
君が (君が)叫んだね
その言葉は (笑顔で帰ろう)
僕の心を (笑顔で帰ろう)
そしてみんなの 心をゆらした

ふるえる心と 願った夢と
今も耳に残る あの歌声と

by pororompa | 2006-10-21 20:35 | 歌が生まれる時 | Comments(0)