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semスキン用のアイコン01 CHARLIE HADEN QUARTET WEST / HAUNTED HEART semスキン用のアイコン02

  

2006年 08月 23日

e0006692_1340062.jpg 飼猫の死の翌日には自分主催の大きな集会があって泊まり込み、それが終わると登校日に研修と続き、ちょっと気分的に疲れていたので休暇を取った。それでも家で仕事をしたり、電話で同僚と打ち合わせをしたりと、気分的には落ち着かない。せっかくの休みだから、ちょっと寛いでクーラーを効かせ、ヤフオクで安くで落としたチャーリー・ヘイデンの2枚のCDを聴こう。
 
 カルテット・ウェスト。チャーリー・ヘイデンがアメリカ西海岸で率いていたコンボ。1991年の録音。80年代から90年代の初め頃というのは、ジャズから遠ざかっていた頃だ。その頃、ヘイデンはこういう活動をしていたのか思いながら聴いた。

 チャーリー・ヘイデンのリーダー・アルバムといっても、ベースだからそんなに目立つわけではない。それでもヘイデンがリーダーの作品は、どれも「ヘイデン印」というか、安心して聴ける質の良さがある。ヘイデンが相手に選んだやつに、そうヘボいやつはいない、ヘイデンが支える音楽に、そう悪趣味な音楽はない、そういう安心感がある。このアルバムも、もう1枚の"NOW IS THE HOUR"も、その期待を裏切ってはいない。

 それでもこの"HAUNTED HEART"、最初聴いた時は驚いた。昔の映画の始まりに鳴るけたたましい音楽で始まる。「私はこのレコーディングを、物語を語る映画のように捉えている。」と本人はライナーノートに書いているが、要するにアルバムのコンセプトを分かってもらおうという趣向だ。途中でも、ビリー・ホリデーや、ジョー・スタッフォードらのヴォーカルが入ってきたりして面食らう。と言ってもアルバム全体としては、地味といえば地味な、洗練された品のよいモダン・ジャズの演奏が続く。当たり前のジャズ演奏だけでは新味がないので趣向を凝らしたというのもあったのかもしれない。何度も聴いていると、ヴォーカルが入ってくる違和感はなくなった。

 ピアノは、ニュー・ジーランド出身のアラン・ブロードベント。大阪の中古CD店三村さんに奨められて知ったピアニストだ。端正なピアノを弾く。もう一枚の"NOW IS THE HOUR"はストリングス入りで、この人がアレンジもしている。甘さに流れておらず、心地よい。

 サックスは、アーニー・ワッツという人。コルトレーンに影響を受けている人らしいが、アルトかと思うような高音でちょっとクネクネといくところは、なるほど「軽いコルトレーン」という感じもしないでもない。ただ、ワンホーン・カルテットだからね。どうしても一番目立ってしまう。主役だからその分辛口になるけど、この人がもう一つかな。悪くはないが、それほどいいというわけでもない。星半分引いたのはそのため。

 いろいろ書いたが、やはりヘイデン印の音楽は安心して聴ける。聴けば聴くほどよくなる音楽だ。
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by pororompa | 2006-08-23 14:51 | 音盤的日々 | Trackback | Comments(0)

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