哀しい「ラストダンス」 《GERMANY'06決勝 フランス-イタリア》
2006年 07月 11日
ぼくはイタリアが優勝に価しないチームだったとは思わない。フランスと同じように、優勝しておかしくないチームの1つだったと思う。ただ、PKで決着したのは残念だ。
思えばこの大会、率直に言ってあまり面白い大会とは言えなかった。1試合の平均得点が、史上2番目に低かったらしいが、観ていても「これは面白い」という試合が少なかった。トーナメントに入っても、PK戦が4試合もあった。無得点のPK戦なんか見せられては、いくらサッカーファンでもうんざりする。
その中で、意外にも面白いゲームを見せたのはドイツだろう。開幕戦と3位決定戦が今大会で一番楽しめた。今までよりも攻撃的で軽やかな、新しいドイツという感じがした。
日本も、そうまで落ち込むことはない。ブラジルとの点差は、まああんなもんだ。思うに、日本のワールド・カップは、直前のドイツ戦だったのではないだろうか。あれで燃え尽きた日本と、あれで火が点いたドイツとの違い。結局はサッカーの歴史、サッカー文化の差だろう。
祭りの後の寂しさはそんなにない。今は「オシム・ジャパン」の行方が楽しみだ。
by pororompa | 2006-07-11 20:19 | TVサッカー観戦記 | Comments(0)