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semスキン用のアイコン01 負けてはいけない相手 ≪GERMANY'06 日本1-3オーストラリア≫ semスキン用のアイコン02

  

2006年 06月 13日

負けてはいけない相手 ≪GERMANY\'06 日本1-3オーストラリア≫_e0006692_22585093.jpg たぶん日本中が今日は俄サッカー評論家になって、このふがいない結果をこき下ろしたことだろう。子どもたちまでがその話題だった。

 負けてはいけない試合だった。重要な試合だったからという意味ではない。本番でも負けていい試合もある。あまりにも力の差がはっきりしている場合には、ガチガチに守ってまぐれで勝つよりも、潔く攻めて正しく負ければいい。

 でもこの試合は違う。オーストラリアは勝つべき相手である。それだけにこの結果は重い。

 まず、内容がいけなかった。日本戦でなければ眠ってしまうような、くだらないほどの凡戦である。緊張しすぎたのか、走らない、プレッシャーもかけない、チャレンジもしない、「ふぬけサッカー」になっていた。ディフェンダーが悪いのではなく、あれだけ中盤で自由にやらせたら、いつか入るに決まっている。へたに先制したのもいけなかった。むしろ一点取られていたぐらいが、捨て身の動きを引き出したかもしれない。

 結局はいろいろ言っても、指揮官の采配能力の差が出たということだ。ジーコはいい人で、正しいことを言っていた。サッカーも誰よりもうまかった。でも、だからといって指揮する力があるということではない。思えばアジア大会がまずかったと思う。奇跡的なPK戦で生き残って、優勝してしまった。あれで勘違いをした。レバノンに負けるのが正しい結果だった。そうしてジーコの監督としての頼りなさがはっきりしなければならなかった。

 さて、今回の日本、期待が大きかっただけに、この惨敗で今度は極端な議論が起きてくるだろう。確かに惨めな結果で目を覚まさなければならないけれど、でも、即、大会「絶望」とはならないとぼくは思う。ブラジル以外が三つ巴となって、最後のブラジル戦で引き分けということは十分あり得る。昔とは違う。オーストラリアよりやや強く、クロアチアよりやや弱い、といった所が今の日本の力だ。やや弱いチームがやや強いチームに勝つことは、サッカーではいくらでもある。

by pororompa | 2006-06-13 19:31 | TVサッカー観戦記 | Comments(0)