【音盤的日々391】THELONIOUS MONK / SOLO MONK
2017年 08月 13日
そう言えば図書館から借りた本を返す日が来ていた。一冊だけ読んでない本があったので、それを何気なく読み始めると、なかなかに興味深い本だったので、返すのを一日延ばした。それが昨日。
それは、モンクについて書かれたものを村上春樹がまとめた本だった。村上自身の書いた文はさっぱり面白くなかったが、モンクを知る関係者の書いたものがかなり面白い。一日中モンクをいろいろとっかえひっかえ聴きながら、その本を読んだ。
特によかったのが、リヴァーサイドのオーナー、オーリン・キープニューズが書いたもの。ぼくはリヴァーサイドに好きなものが多い。それがなぜかがよく分かる文だった。その、キープニューズがはっきり書いている。メジャーに行ってから出したもので、うちで出したものを超える作品はなかったと。
異論はない。同感だ。そしてそれはモンクに限らない。
まあでも、そんなには悪くないかも。十分休んで、身も心も調子よく感じる今だからなのか、一連のCBS盤もいつになく好ましく聞こえた。
この作品は、曲がスタンダード寄りであるし、モンクにしては洗練され過ぎている。でも、悪くない。うん、悪くないんだが、星をつい辛くしてしまうのは、どうしても比べてしまうせいかな。
by pororompa | 2017-08-13 21:56 | 音盤的日々 | Comments(0)