【音盤的日々386】ART PEPPER / MEETS THE RHYTHM SECTION
2017年 02月 18日
ジャズの有名盤は大概書き尽くしたと思っていたが、これはまだだった。内容だけでなく音質の良さでも知られる作品だけに、LPで聴きたいところだが、先日買ってきたCDがあったのでそれをかけることにする。
それはバーゲンで叩き売りされていたレンタル落ちCDだ。べたべたと貼り付けられた汚らしいシールが何とも哀れである。だが音は普通にいい。「20bitK2」などと謳い文句がある。ただ、気のせいか曲の最後の方が余韻なくすっと切られている感じがする。こんなのだったっけ。
中身についてはいまさらご託を並べる余地ない名盤だが、今日は特に「イマジネーション」に聴き入った。有名な1曲目の「 ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」以外では、これが好きだな。LPではB面最後の「バークス・ワークス」もいい。
LPには入っていないボーナス・トラックの「ザ・マン・アイ・ラヴ 」を聴いていたら、壁ドンをされたような気がして途中で止めた。多分フィリー・ジョーのバスドラだったのだろう。この曲も悪くはないが、オリジナルから省かれたのは分からんでもない。まあ長さの関係もあるだろうけど、作品全体のバランスかな。長けりゃいいってもんじゃないのは、これまでのいろんな盤のボーナス・トラックが証明している。
最後が興醒めだったが、久しぶりに聴いて名盤であることを再認識。
by pororompa | 2017-02-18 18:06 | 音盤的日々 | Comments(0)