【音盤的日々381】SARAH VAUGHAN / AT MISTER KELLY'S
2016年 09月 20日
サラ・ヴォーンは、例のクリフォード・ブラウンとやったの以外は持っていなかった。アクの強い歌い方があまり好きではないが、これはなかなかいい。淡々と進むライブ盤で、変に力んだりしない。1曲目からすっと入っていける。何気なく曲目を見たら、そうか「September in the rain」、「9月の雨」か。
9月の雨どころか、大雨を降りまきながら夜中に通り過ぎた台風は、久しぶりに激しかった。起きてみると、それほど大きな被害はなかったが、県北の方はかなりの雨だったようだ。水に浸かったとかでテレビが映し出したのは、どうも友人のY先生の勤務校ではないかと思う。後片付けが大変だろう。我が家がやられた台風を思い出す。
ボーナス・トラックが11曲も入ってる。オリジナル原盤よりおまけの方が多い。それがどれもできが悪くなく、どこからがおまけなのかよく分からないぐらいなのは見事だ。
ずっと聴いていると、このアルバムがいいのは、バックのトリオがうまいからではないかと思い始めた。ピアノのジミー・ジョーンズという人は知らない名だが、歌伴の名手だという話だ。ベースはリチャード・デイヴィスにドラムはロイ・ヘインズ。ブラシが気持ちよく跳ねる。
量でも稼いでいる点も含めて五つ星。
by pororompa | 2016-09-20 18:24 | 音盤的日々 | Comments(0)