【音盤的日々375】HANK WILLIAMS / COUNTRY MUSIC HALL OF FAME 15 - HANK WILLIAMS LIVE VOL.1
2016年 05月 08日
値段は108円。「カントリー・ミュージック・ホール・オブ・フェイム」とある。何かの安っぽいシリーズ物の一つだろう。日本盤のようだ。他のはオムニバスだったが、これだけはハンク・ウィリアムズ単独のライヴ盤だった。
帰ってネットで検索するが、詳細がよく分からない。解説もない。ところが聴いてみると、これが案外できがいい。まず音がいい。スクラッチ・ノイズがするが、そう古い音源ではない感じがする。自然なライブの雰囲気がいい感じだ。
曲は、この分野は詳しくないので知らない曲が多いが、「アイ・ソー・ザ・ライト」や「泣きたいほどの淋しさ」などの有名曲も入っている。量も33曲とたっぷり詰め込んである。こうなると、VOL2が気になる。VOL2もあればよかったのだが、残念ながらなかった。
淡々と歌い進む中に、この人ならではの小節回しが心地よく、古い「アメリカ演歌」という感じで味わいがある。例によってちょっとはずれたようなフィドル、そしてハワイアンのようなスチール・ギターや、ブルース的な要素の混入など、色々と興味をかき立てられた。
by pororompa | 2016-05-08 16:49 | 音盤的日々 | Comments(0)