【音盤的日々361】THE MODERN JAZZ QUARTET / LONELY WOMAN
2015年 02月 14日
恒例の年度末の教室小劇場が来週に控えている。参観日に子どもたちが演じる芝居なんだが、一年の最後を飾る大事な年中行事だ。そして文集に成績と、怒濤の年度末に突入していく。それを前にして、気分的にはちょっと張り詰めた感じの週末だ。
このところジャズを聴く気分にはなっている。MJQのこの作品を今日は取り出したが、この作品にはあまりいい印象がない。溜まった教育誌を読みながら、BGM的に聴いた。
あまりよくない印象は、主に前半からきている。前半が面白くない。もたもたして重苦しい。思うに、ジョン・ルイスが出過ぎているからではないか。ミルト・ジャクソンもなんでこんなグループにいたのかとかいろいろ言われるが、MJQを出てからぱっとした作品がないし、MJQの枠の中でもいい時はいい。ミルトのような奔放なタイプは、程よい枠があった方が活きると思う。でもルイスが出しゃばると、堅苦しくなって、持ち味が出せない気がする。
ずっと聴いていると、6曲目がよかった。そこからじっくり耳を傾けていくと、最後の3曲がよかったので、もう一度後半の5曲目から最後までを聴き返した。そうか。このアルバムは後半がよかったのだ。LPならB面ばかり聴いて、印象ももっとよかったに違いない。でも、このアルバムのよさが分かって、持っている意味があると思えたのはよかった。
by pororompa | 2015-02-14 12:55 | 音盤的日々 | Comments(0)